マイベストプロ大阪
村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

インスタグラム

2023年5月25日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング


【村越さんはインスタはやらないのですか?】


先日もお客様から聞かれ、つくづくSNSの力は大きいなあと感じています。
正直に言うと、私はSNSは苦手です。でもFacebookは元来、友達同士をつなぐという意味から、私の事をよく知って下さっている人達に時々、個人的な発信をしていますが、インスタはしていません。

厳密に言うと、私はもう一つ仕事を持っていて、その事の発信はしようと準備している所です。
私の誤解かもしれませんが、以前はインスタはバエる写真とかの個人的な投稿で良かったのですが、最近のインスタの傾向はビジネス使用というか、多くの方がいインスタを仕事を広めるツールになっていると感じます。

その意味で確かに、私も尻込みしてないでインスタに取り組むべきだと思います。
でもね、人って「仕事モードな宣伝」という匂いがすると途端に嫌になりませんか?

私は少なくともそういう風に感じるのです。
だから、逆にTIKTOKのように、楽しくダンスしている動画や赤ちゃんの動画などの方がリラックスしてみる事が出来ます。

でも今時代は、インスタやTIKTOKのようなショート動画でメッセージを配信するという流れですから、私も老体に鞭打ち、頑張って取り組む所存でございます(初心表明のようでしょ♪)

しかし、相談者から「インスタはやらないのですか?」との、リクエストに付いて考えてみると、その人に向けてのみへの答えとしたら、インスタを求めるその相談者の特徴を考えずにはいられないのでした。

その相談者の方の相談は夫との心の交流が出来ずに、夫からも距離を置かれているという事でした。
その原因はいくつもありましたがその中の一つはその妻の特徴で「自分本位」と言う事でした。

もちろんどちらか一方だけが悪い訳ではありませんし、その方の夫にも、夫婦が壊れる原因はありましたが、それでも修復したいというのが、相談者の願いだったので、相手の欠点を指摘している場合じゃなく、まず妻からの歩み寄りが必要でした。


【心にもない事】
でも、その妻の特性の部分でもあるのですが、「夫に対して、心にもない事を言ってしまう」と言う事でした。
それは、つい夫に対して攻撃的な言葉を発してしまう為、夫を隅っこに追いやってしまうという事が夫婦の澪を作る原因になっていました。

そしてその妻の過ちは自分の発言を「心にもない事」と考えている事でした。
それに対し、私のアドバイスは「人間は思ってもないことは、言葉にも出ない」です。

もちろん、夫婦は喧嘩の時は、一時的な興奮で言葉が過激になる事はあります。
でも、その過激な言葉が常に・・・だったら、夫側はそれは妻の真意と受け取ります。

【心にもない事】
でも、相談者が、心にもない過激な事を言ってしまうという心理の奥に、それは「脅かし」と言う本音があります。
必要以上の強い言葉は、怒りと脅かしの塊です。
心にもない事は、普通は思い浮かびません

この怒りと脅かしで常に夫に向き合っていると、夫からは、常からそういう怒りに満ちた妻だと捉えてしまいます。

つまり、言葉は、言霊・・・・・・魂の込められたものなのです。
それを後から、それを否定しても酷い言葉を言われた方は、そこで気持ちを離してしまいます。

まして、そのような言葉は、妻を冷たい人間と印象付けさせてしまう為、夫の心は、戻ってくる場所を失ってしまうのです。

これらの事を、何度も妻という相談者に説明しても、その意味を理解されませんでした。
何故なら、言葉の強さよりも、夫のしでかした浮気の方が悪いという、考えを持っていらしたので、私が言う「例え罪を犯した罪人でも、言われた事には傷つくという事があると思いませんか?」という問いには
その相談者の答えは「分からない」と言う事でした。

【目に見えている事が全てじゃない】


つまり、目に見えている事や、実際に起きた事件という「形のあるもの」しか、理解されない傾向がありました。
要は その相談者は、自分の傷ついた気持ちに対してはリアルに苦しんでおられましたが、夫が傷ついた気持ちには。
思いを馳せる事をされた事がないと分かりました。

その為に、夫婦の日々の諍いをお聞きした時に「ご主人は、貴女の言葉をどんな風な気持ちで聞いたと思いますか?」
という種類の私からの質問には、「分からない」と言う事で、一つも答えられることがありませんでした。

その方は、いつもインスタで、自分の苦しみを解消してくれる新たな情報を探されていて、その方は、インスタの中で、画期的な対策を探されている感じがしました。

では、ここで私が思うインスタの使い方を述べますね。
インスタは、良い情報と、出会わせてくれる良いツールだと思います。
でも、そこで、良い情報の発信者を知っても、相談者が抱える問題に、インスタで答えてくれている訳ではありません。

要はインスタは出会いであって、それ以上の深い部分や、自分のパーソナルな悩みの答えは、やはりブログや、ホームページ等の、「長文」を読み込む作業へと入り口ですぎないのです

その相談者は 私をマイベストプロのコラムで知って下さっていたので、インスタは、そこへの導線でしかありません。

幸い、私のコラムはキーワード検索で訪れて下さるので、インスタを飛び越えた部分になります。




【インスタは扉】


と、言う事で、カウンセラーの私に出会って、夫との向き合い方を学んで頂く為の導線がインスタだとしたら、インスタは終点ではないという事です。
そして、例え、インスタで、この学びのカウンセリングに入って頂いたとしても、その次に学ぶことは、パートナーの本音を読み解けるようにならないと、私が一生、相談者のそばにいる事は出来ないのです。
だから相談は一時的な事で終わっても、そこからの姿勢は、自分自身の一生に使えます。

つまり、在り方というスタイルが自分に定着すると、一生ものの宝になります。
夫の胸の内や、本音が読めるようになると、それは夫婦円満の手法を手に入れたも同然です。

そこの夫の「胸の内」には、全く想像がつかないという相談者様でしたので、いくらインスタで、夫婦和合の秘訣を探したところで、それは綺麗なファッション雑誌の表紙を見ているだけと同じになります。

幾ら素敵な表紙でも、中に書かれている記事を読まないと意味はありません。
その記事を読むには、文章を読むにも必要ですし、それを支える根気も必要です。

インスタは、そこへの導入口にしか過ぎないのです。
最近、インスタは画像を10まで、一度に投稿できて、まるで、本をめくるように、スワイプして読んでいきます。

しかし、それはこのコラムに比べると、文字量もごく僅かで、表題だけがあるようなものです。
実際私がインスタを使うとしても、このコラムで書いてある内容から抜粋して、キャッチーな言葉だけを選んで、10枚の日めくりの様なところに張り付けるだけです。

【インスタは目次】


でも、それで何がいいかというと、目次のような事で、それを見て、このマイベストプロを読んで下さったら、もっと深く内容が分かりますが、そのマイベストプロをお読み頂かずに、キャッチーな言葉だけで問題解決が出来る程、夫婦の問題は軽くないはずなのです。

ただ、残念ながら、最近の傾向としたら、ブログ離れと言う事があります。
それは動画のYouTubeが多くのファンを作ったように、人は文章を読まなくなったという傾向があるからです。
それで、インスタでも最近は、大きな日めくりカレンダーのように、ササっとキャッチーな言葉だけで読めるようにして、人の目を引くようにしている物がウケるようになっています。

つまり相談者は、あまり長い文章を読みたくないのです。
そして、パッと目を引く、分りやすい短文で表現してあるものに答えを求めます。
これを悪いとは言いません。

でも、その短文で夫婦の問題を解決する事は難しいのです。
特に、インスタはしていないか、と尋ねて下さった相談者は、夫の心の部分を考えるのが苦手な人でした。
そしてあまり、私のコラムを読む事も苦手なようでした。

これは、その相談者を責めているのではありません。
むしろ私の文章力の無さで、人に読み進めて貰える魅力のある文章ではないからだと思います。
現に、私は「書こう」と、思えば、ほとばしる思いで、文章も見直さず、誤字脱字だらけです。
ここは、私自身、とても反省をしていて、読んで下さっている方に申し訳なく思っています。

でも、私のコラムを読んで、相談を申し込んで下さる方は、皆様共通して仰る言葉に「まるで私の事を描いているのかと思いました」と言われます。
相談を寄せて下さる方は、私の粗削りで、誤字脱字の部分にまで、「たぶん正しい文章はこれだろうな」と、読み手が
自分自身で訂正しながら読んで下さっていると思うと、私は頭が下がる思いです。
しかし、それだけ「読もう、ここから何かを吸収しよう」という、意欲と愛情をもって読んで下さっている方ばかりなので、本当に申し訳なく感じるのです。

そうしてこのコラムを呼んだ後、実際に相談を申し込んで下さるので私は感謝しかありません。

でもインスタを求める相談者は、私のコラムをお読みになってくださっても、あまり理解をして頂けていないという事がありました。それはどういう意味かというと、同じ文書を呼んでも、理解して下さる方と、意味が分からないという方とに二分されるという事なのです。

偉そうなことを言っているのではありません。
私の稚拙な文章は、反省すべきは私にあるのですから。

でも、その相談者は、私の文章だけに限らず、私のいう事の内容がよく分からないとコンサル中に何度も仰いました。
それと同時に、夫の胸の内を理解もできないという事も仰いました。

この様に、人と人は、理解が出来ない組み合わせと言う事もあるのです。

私にインスタを勧めて下さった方も、短い文章で、人の心を掴む事がこれからは大事だと教えて下さったのだと思います。
でも、あえて言わせて下さい。

【夫婦の問題ってそんなに簡単じゃない】


夫婦の大事な問題を、インスタの中では、解決出来ません。
結局は、もっと深く考える場所に、誘う為の、誘導なのです。

そして大事な事は、夫婦それぞれの気持ちを推し量るトレーニングが待っているように、結局は深く相手を思いやるという事に尽きるのです。
インスタはそこへ誘導する為の扉でしかありません。

そしてインスタを勧めてくれた相談者は、私の所で、夫との心の交流、ラポールをお伝えしましたが、そこに必要性を感じないという所がありました。

心の交流よりも、夫と妻という夫婦の役割。家族の役割。家庭人としての役割。
それを重視する人だったので、「家」とか「夫婦」「パパとママ」という役割を求めすぎて、
人としては、形骸化しているというか、「外側」だけになってしまっていました。饅頭でいうと外側の皮だけがあって、中身のあんこを大事にしていないというか・・・・・



【饅頭】

皆さん、饅頭って、あんこで決まると思いませんか?

今日はインスタから、饅頭と、変なところに話が跳びましたが、何か言いたいかと言うと、コラム(ブログ)はもう時代遅れかもしれません。
SNSと言う、時代の流れでいっぱい新しいものが生まれ、私等は付いていけません。

でも、人間には、中身があります。
それは古今東西、万国共通、あまり変わらないのが人の気持ちです。

表面的には目新しい物がいっぱい出て来ても、やはり夫婦は、愛し、愛され、中身を大事にしようじゃありませんか。

そんな時代遅れの私が、時代遅れのツール、コラムをまた、せっせと書いて行こうと思います。
私の幼稚な文章を、いつもお読み頂き、改めてお礼を申し上げます。
皆様、本当にありがとうございます。
では今日はここまで。

この記事を書いたプロ

村越真里子

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