夫婦喧嘩の原因は怒りではなく依存心

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき



今日のテーマを見て「ン?」と思われたと思います。
怒りの反対語が依存心というのはピンとこないと思います。
よく考えると、依存心が報われないから、腹が立つと言ったら、分かりやすいかもしれませんね。

夫婦の間で、喧嘩とまではいかなくても、夫に対して腹が立つというのは、期待を裏切られた失望です。
それが怒りとなって現れるのですが、だから依存心がある?と言う事になると、日頃妻は自分の失望感には自覚があると思います。

しかし、失望は、依存の反対側にあるので、実は依存しているという構図になるのですが、
この依存は必ずしも、頼っているという事ではありません。
依存と言うと、「とっくにそんな気持ちはないと」と思われるでしょうけれど、別に依存とは甘えることではなく、信じているという方が近いと思います。

期待を裏切られて傷ついて、という繰り返しを夫婦の間で繰り返して来たら、信じている自覚はないでしょうけれど、夫婦げんかになるという事が、信じて来たという表れと考えたら分かりやすいと思います。

【愛情の反対は無関心】


よく、愛情の反対は無関心と言います。
それに似ていて、夫と話し合えばすぐ、妻が喧嘩腰になってしまうというのは、それは期待を裏切られてという怒りなのです。


それに比べて、夫が喧嘩腰になるというのは、妻のそれとは少し意味が違います。
男性というものは、警戒心があればあるほど、威嚇をするのです。
だから一見、怒っているように見えても、実は威嚇しているからこその警戒心です。
男性は特に浮気を隠していたり、またはバレていてもそれ以上、責められたくない場合に妻を遠ざけます。
威嚇はその意味です。


【男性の怒りは威嚇】


ですから夫婦喧嘩で、同じ怒りという形に現れても、夫と妻では全く奥にある気持ちが違います。

と、いう事で、怒りの正体が分れば、その根底にあるものが「信じたい」と言う気持ちの裏返しと分るので、夫の浮気を止めさせる事はすぐにできなくても、夫を攻め続けて、夫の心が一層、離れていくという不安は間違った不安だと分かります。


そこで、その様な依存をしながら、責めるという分かりにくい愛情の裏返しでは、現場は混乱します。
とは言え、浮気問題が終わってないのに、夫に対し、素直な愛情表現をしなさいとは言いません。
物には何でも、やるべき段階を間違っては、混乱が生じます。

自分の気持ちに気付く事。
それが少なくとも「裏腹」という現象を作りません。

【裏腹が一番伝わらない】


夫に正直に、誠実に・・・と望む妻なら、せめて自分だけでも裏表のない所で踏み留まって下さい
では今日はここまで。

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村越真里子
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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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