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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

離婚か否か決める時期ってどの段階?

2022年10月3日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

相談者からよく問われるのは「私は果たして離婚をするべきか?しない方がいいのか?」
と問われますが それは夫婦の愛情のバロメーターに頼る所です。
それは昨日のコラムをお読み頂くと、判断材料を書かせて頂きました。


【離婚の決断はどの段階でするの?】


では、決意の時期っていつなの?と思われるでしょうけれど、
「今じゃないでしょ!」と言うのが私の答えです。
こんな事を聞いてくるということ自体、離婚を避けたい人なのです。
だから「貴女はどうしたいの?」と相談の前に質問すると「離婚も視野に入れています」と答えられますが
視野に入れている段階では離婚は出来ないし、したく無い人の言い方です。
離婚について視野と言う言葉を使う人は、決意をしてない人の言葉です。

【相談現場の事例】

私の20数年の相談暦の中で、残念ながら離婚を選ばれた人は、数人います。(連絡を頂いた方のみ)
その方の特徴は、私の止めるのも聞かずに、という方もいました。
相談後に、落ち着いて離婚をされた方は、相談時からとても冷静で、離婚をすべきかどうか、私に問うと言うより
じっくり自分の気持ちを整理されました。
その逆に、急いで離婚をされた方はどちらかと言うと、私に背中を押してもらうような、確認に来られたという感じです。
ですから、離婚をした方がいいか?とか、離婚を視野に置いているという方は、まだまだ、現実的じゃないと言えるのです。



【目の前に問題が迫っている方は、実は自分で全てを決める】


カウンセラーとしては、身も蓋もない言い方ですが、本当に離婚を選ばれる方は、当方に来られてもそれは相談ではなく決意表明のような形で、最後の確認に来られるのです。
ちょっと嫌味に聞こえるかもしれませんが、このカウンセリン業界に限らず、本当に心で現実的に受け止めている人は、人に相談などはしないのです。
ま、そうなると 私の仕事も必要ないという事になりますが、私の役割はどちらかと言うと、離婚をすると言う事をある意味、自分に対しても、夫に対しても脅しにしている場合があります。
脅かしている内は、引き止めて欲しい段階なのです。

【カウンセラーは必要ない?】


誤解を恐れずに言うと、リストカットもある意味、周りに気付いてほしい人です。
その人の苦しみを周りに理解してほしい人なのです。
これはもちろん大事な事です。人に気付いてもらいたいという気持ちは絶対に必要です。
社会や人との関りを求めているという事ですから、私のような職業の者に助けを求めて欲しいのです。
これは本当に残酷な言い方をしますが、本当の意味で、自死を選ぶ人は、人に知られずに行います。
遺書を残す人は、少し気持ちの余裕もあり、残された人に対しての思いやりを感じますが、それだって、本当に死を選んだ理由は残された者には、意味が分からない事が殆どです。
本当に自死に向かう人は、私から言わせるとまるで死神にでも呼ばれたかのように、人知れず死に急ぎます。
結局亡くなった人の苦しみは知る由もなく、遺された人は自分を責めるという形が遺ります。
離婚と自死と一緒にしてはいけませんが、結局、人の決意と言う物は、人知れず深い所でなされるものなのだなあ、と感じています。

【離婚の決意は次期というより段階】




離婚か否か決める時期ってどの段階?というより、貴女にとって離婚の条件って何ですか?
「夫がもっと妻の私を大切にしてくれたら、離婚とまでは言いません」と、言われて、結局のところ、夫が変わってくれたら、という条件付きなのです。
つまり、離婚も辞さない覚悟と言いつつ、夫が変わってくれることを条件にしているなら、離婚へと進むしかありません。
何故なら、今の貴女の悩みは、「夫が変わってくれない」という土台の相談なのですから、結局貴女の訴えは
夫に変わってもらいたい、と言う事なのです。
これは「離婚をしたくないから引き止めて」という訴えに感じてならないのです。
だから、そういう心の声を私は受け止めて、離婚は止めます。
でも、本当に貴女が理解しなければならない事は、引き止めて貰いたいという段階で他力本願だという事です。
他力本願である限り、今も今後も、人に賽の目を預けているという事ですから、「夫が変わってくれたら」
という条件付きで考える事を止めましょう、と言うのが私の仕事ですが、相談者の方のするべきことは、自分自身の
方向性を、夫に離婚を突き付けるという手法は危険だと知って欲しいのです。
何故なら、もし夫側も浮気を継続中の場合、妻からの離婚宣言は「渡りに船」になってしまうからです。
これでは、妻の言う「夫が変わってくれたら」という条件付きでの離婚宣言は夫からは「だったら離婚でいい」と言う風に舵を切ってしまうのです。

今日私が言いたい事は、勢いや、脅かしや、駆け引きでは、それらに打ち勝つ技術があるならいいのですが、貴女の手の内は、透けてみえているのです。
そこで、勝負に出ると、勝負である限り負けます。
「強さ」だけで戦おうとするのは間違っています。
何故なら、貴女は夫に変わって貰いたいという本当は消極的希望だからです。
それなのに「強さ」を前面に出して戦おうとしている事は、見透かされているという事です。
貴女の希望が、「嘘を付かない夫婦関係」を望んでいながら貴女は自分に嘘を付いています。
駆け引きはしない方がいいです。




夫婦を長持ちさせて共白髪まで添い遂げようというなら、変な小細工をしないで、真向法で行きませんか?というのがご提案です
では今日はここまで。

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