後ろめたさ
【愛情のバロメーター】
今日、あるラジオを聞いていて、とてもしっくりくる言葉を知りました。
それは・・・・・
愛情のバロメーターと言う言葉です。
よく相談者に聞かれる事に「私は離婚した方がいいのでしょうか?」と問われます。
そこは、何に重きを置くかによるので一言では言えないのですが、少なくとも、夫に対して愛情がある限り、中々離婚することは難しいと思うのです。
では、何を離婚か否かの境界線にするかは、やはり愛情の分量でしょう。
そこで難しいのは、愛情と一言で言っても人によって種類が違います。
例えば夫が子煩悩で、夫が子供を可愛がってくれている姿を見るのは、妻にとっては至福の幸せでもあるでしょう。
逆に妻が再婚の場合、前の夫があまり働かない人で借金ばかりの人だったら、再婚した夫が良く働く人ならば、それだけで感謝の念という愛情でもあるでしょう。
つまり夫が妻に直接的な愛情を降り注いでくれなくても、生活を支えてくれていたり、子供が父親に懐いていたりすることに妻が幸せを感じるのなら、それも一つの愛なのです。
そういう意味では、夫に対する愛はあると思うのです。
離婚をすると言う事は、その人の何もかもが嫌いにならないと難しいのです。
そう言う意味で、離婚をする時は夫への愛情が殆ど無いという事くらいでないと決意がつきにくいと思います。人の愛情の秤は、人ぞれぞれで周り、他人からの物差しでは何とも言えないのです。
特によく問われる事は、愛情って何でしょう?と言う事で、妻自身が夫を愛している事は違いなけど、この先、一緒に人生を歩んでいけるか?という質問をされます。
本当は一番、本人が分っているべき部分ですが、逆に言うと、一番わかってない部分です。
この本人の感覚的な部分は、幾らカウンセラーだとしても、他人が判断できるものではありません。
と、言う事で本人も、愛情の分量を物差しにするのはなく、夫婦が何を大切にしているか、という物差しを
「情緒の相性」と言う事で考えてみませんか?
何故なら 夫婦の愛情なんて変動しますし、減少もします。
でも、夫婦になった時の原点は何かというと「情緒」の部分で合う事を、いわゆる気が合うと言います。
【情緒の一致】
人間の情緒の部分で気が合うと、そこは一生ものです。
恋人を選ぶときに「好きなものが同じ」である事より「嫌いな物が一致する相手を選びなさい」と言われます。
確かに、その人がどんな趣味を持って、どんなスポーツをするか、なんて年齢によって変わっていきます。
でも、テレビのニュースを見て、大人の勝手な毒牙に掛かり幼い子供が犠牲になる事件は、身震いがするほど嫌悪感を感じます。
私は政治の世界での無責任な責任逃れの会見も大嫌いです。
男性が冷めた言い方で「世の中そんな事もあるだろ」と流すような人とは一生、気が合うことは難しいでしょう。
ここが「情緒の相性」です
価値観の一致というような難しい言葉じゃなく、嬉しい、楽しい、悲しい、許せないを理屈の面ではなく、気持ちが躍る面で、同じですか?
【心惹かれるもの】
夫婦が長持ちする秘訣って、この情緒面での相性じゃないかな、と思うのです。
ここは、むしろ愛の秤より判り易く夫婦が長持ちする為に、必要な事で妻が感じられる部分だと思います。
価値観が一緒であることが重要だと言われますが、人間性が変化すると価値観も変わります。
しかし、情緒面もその人を形成する重要な事だとしたら、この部分は分かりやすい部分だと思うのです。
貴女方夫婦は「情緒」の面で、ウマがあいますか?
では今日はここ迄