夫を信じるという事の本当の意味

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

夫を信じるという事の本当の意味
夫との夫婦の関係に悩む妻がよく口にするのは「夫を信じていた」或いは「夫を信じたい」と言う言葉をお聞きします。

夫婦に限らず、人間関係において相手を信じるという事は基本で大切な事だと思います。

しかし、それは闇雲に信じる事が正しい事と言う意味ではありません。
時には、状況によって疑って掛かる事が必要な事があります。

それは、疑うべき根拠がある時です。
何でもかんでも、理由もなく疑う事はよくありませんが、逆にいうと、何でも信じるという事が美徳ではありません。

例えば夫の浮気が発覚し、その後、夫への猜疑心が消えず、夫をつい疑ってしまう・・・と悩まれる方がいますが、私から言わせると、もし浮気問題が終わった直後だとしたら、昨日まで浮気をしていた夫を今日から信じろと言われても無理ですし、またそんなに急には信じる事ができないという事は当たり前なのです。

それなのに、夫と夫婦関係を修復しようと決めたからと言って、夫をすぐに信じられないという気持ちはとても自然な事なので、そこに無理をして夫を信じる必要はないのです。

夫に限らず、人を信じるという事はどういう事でしょうか?
それは、疑わしき事が何もないという事です。
つまり、疑う必要もないという事なのです。
いうなれば、信じるという事は、疑いが払拭された後でないと信じられないという事が言えますから
夫から、「俺を信じられないのか?」と聞かれたら、「ハイ!」でいいのです。

でもそんなことを言えば、夫だって気持ちのいい話ではないし、やる気を失います。

と、言う事は、信じる、信じないという話題に持って行くこと自体が間違っているという事です。
人間の感情としては、昨日まで浮気していた夫を、浮気相手と別れたからと言って、今日からすぐに信じるという事は無理なのですが、だからと言ってそれを妻が口にすると喧嘩になるだけです。

夫の事は当分は信じられなくても、信じるふりをすればいいのです。
口に出してワザワザ疑わなくても、心の中で疑っても、表面的には夫を信じる演技をすればいいのです。

何でもかんでも、思った事を口にすると言うのは 20代までの夫婦がする事。
30代を過ぎれば、ちょっとは利口にふるまうべきです。

言葉で嘘を付くのが苦手です、と言う妻は、言葉を発しない努力をしましょう。

嘘は付けないというなら、本当の事もいう必要はありません。
そして本当に、もう、この夫は何を言っても大丈夫と感じられた時には、妻も心の内を少し漏らせばいいのであって、夫が浮気を止めたからと言って、そんなにすぐに夫婦の心が通じ合えるかというとそれは違います。

夫の浮気において妻が傷ついた事はよく分かります。
でも、それが終わったからと言って、すぐその直後に妻が「私の気持ちを分かって欲しい」と夫に気持ちを吐露しても夫は それを受け留める心の余裕はありません。

妻が自分の苦しかった気持ちを夫に分かって貰いたい、と願うのはよく分かりますが、時期を読み違えてはいけません。

ましてや、夫を信じて来たからこそ、夫の浮気を疑いもしなかったという妻は、ある意味夫の言動に気付かなかった人です。
夫が何を考え、何を好み、どんな暮らしを望んでいるかを分からないままに来た妻は、ちょっと、今は
夫の心を推し量るという努力をしてみて下さい。

妻の気持ちを分かって貰いたいと願う前に、夫の思考も理解出来れば、信じる時期が来たら、それに応じればいいだけです。

夫を信じられないと嘆く前に夫の考え癖を読み解く必要があります
夫が「俺をそんなに疑うのか?」と妻を責める場合は、たいてい疑わしい事がまだ存在しているという事。

つまり、夫に「信じられないなら、もう別れよう」という言葉を夫が言ったとしたら、それは妻が夫を信じられない事を問題視するのではなく、夫の言動が信じるに値しないから、と言う考えでいいのです。

でも、口に出してはいけません。
心の中で静かに疑いをチェックし、確かめればいいのです。

だからと言って疑わしい事を夫に尋ねたら答えてくれるという事も大間違いです。
何故なら、自分の浮気が発端で、妻が夫を信じない事を責める夫なんて、まだまだ信じる関係性は生まれていません。
夫への疑わしい点は払拭できない時期だからです。
信じる事は美しい事ではなく、信じるという事で、本質から目をそらしています。
本質に触れるのが怖い妻ほど、信じるという事で自分を胡麻化しています。

夫は不貞行為という法律違反を犯したのです。
その刑に服していないのに、夫は今後二度と、罪を犯さない人だと、断定する必要はありません。
まだまだ刑のみそぎも終わらない内は、前科のある人間なのです。(酷い表現でごめんなさい)
今は服役中と同じですから、今は厚生を願う時であって、まだ前科は薄れずに生きています。
せめて、服役してからでいいんじゃないですか、信じるのは。

と、いう事で信じる事を急ぐな!
疑う事は、疑う貴女が
但し、疑う時は、口に出さず、心の中で静かに確認。
そして本当に意味で疑いが晴れた時に、始めて信じればいいだけ。

信じるという事は、一点の曇りもない事。
信じられる状態と言う事は疑わしい事が何もない時の事。

これに尽きます
では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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