仮面夫・・・高知東生
3か月の結婚生活と別居期間を経て離婚されました。
短い交際期間や、短い同居期間の後、別居に至った理由は、当初色々想像も含め少し揶揄する意見もありましたが、結果的に離婚に至りました。
これはある意味、よかったのじゃないかなと思います。優子リンが妊娠中からも、家を出てしまったご主人は、恐らく父親としての自覚と、子供への愛情が育つ機会のないままの離婚ですから、恐らく離婚をしなくても、結婚生活は幸せにはならなかったと思われます。
と、いう事は、離婚に掛かった時間もお互いをクールダウンさせるいい時間に作用されたと思います。
これが一般的に言う「冷却期間」と言います。
これは、冷却期間で、高ぶった感情を文字どおりのクールダウンで、冷静に沈静化させる事になります。その結果離婚を選択したのであれば、とても静かに物事を進められたのではないでしょうか?
よう私の所に相談を受ける段階は、夫に浮気され失意のどん底でご相談を頂きます。
これは、ある意味、私がアドバイスしても、自分の感情に飲み込まれ、実際はアドバイスが耳に入ってきません。
また中には、妻は離婚を望んでいないのに、夫から離婚宣言をされ失意の中「離婚を考えた方がいいか?」という相談になり、「離婚を視野において」の相談になります。
しかし、これも夫から離婚を言い渡されただけで、妻が離婚を望んでいないなら、無理に早く結論を出す必要はないし、何なら、どうしてそのような状態になったか、周りの景色を見てみないといけないのです。
それが所謂、冷却期間という意味です。
何故かと言うと、夫から離婚を宣言されても、妻の夫への愛情が無くなる訳ではないので、正直言って愛情が残っている内の離婚は「生木を裂くような物」で、とても苦しいものです。
今、流行りのキャンプですが、火を起こすのに、枯れ木を集めたりした経験をお持ちの方はお判りでしょうけれど、生木は水分を含んでいて、ウェットなので火が点かないのです。
それに比べ、枯れ木は水分が無く、火も点きやすい。
もっと言うと、生木は、しなるので、折るのも大変。
それに対し枯れ木は、ポキポキ折れるので、始末がしやすいのです。
これを人間に例えると、夫に愛情や未練がある生木のようにウェットな状態では、中々、ポキッと追って2本にすると言う事も難しい。
そういう意味で言うと枯れ木は乾いたドライな状態と同じですからポキッとセパレートにする事もた易いです。
だから、離婚などの結論を出す時は、ドライな気持ちで割り切った方が、苦しまないで済みます。
ドライとウェット。
どちらが淡々と気持ちが楽かというと、もうお分かりですよね。
お花も、ドライフラワーにするには少し時間がかかります。
感情で押しつぶされない時。
そうなるまで、少し気持ちを落ち着かせて下さい。
自分を大切にする時間・・・・それが冷却期間なのかもしれません。
では今日はここまで。