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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

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コラム

離婚をしたら食べて行けるかが心配

2022年6月19日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

離婚をしたら食べて行けるかが心配と、よく言われます。
これって、離婚という事を考えたら誰しもが思う事です。
確かに、夫の収入だけで食べている専業主婦にとっては死活問題。
しかし、実は共働きの妻も、同じことを思うのです。
パート収入の妻は心細いという事はよく分かります。
しかし、その働き方は、夫の主たる収入があるからパートなのです。

当然お子様の年齢にもよりますが、子供というのは大きくなればなるほど教育費にお金が掛かりますから、幾つになれば離婚が出来るという事ではありません。

離婚というのはいくつになってもしたく無いものであって、子供がいくつになったから出来るというものでもありません。

でも具体的には、確かに子供を背負って、母子だけで生活するのは不安だという事もよく分かります。
しかし、それは今の生活設計をそのままに持って行こうとするからです。

もし、離婚を選択した時には、それなりの腹が座り、一日に数時間だけ働く形態ではいられないでしょう。
もしあなたが、今のままの勤務形態で、フルタイムで働きたくないという強い方針があるなら、ともかく、離婚をしたら必要に迫られてフルタイムで働けるようになるのです。

何故なら、今現在フルタイムで働いているキャリア女性でも離婚はしたくないのです。
フルタイムで、収入がちゃんとある女性でも離婚は不安なのです。

変な言い方ですが、フルタイムで働いて、暮らしていけないなら、人間何をしても食べていけません。

しかしフルタイムで働いているとしても、それは独身という想定だとしたら、今、例えフルタイムであっても子供を抱えている分だけ、生活は苦しくなると予想できるという事が離婚への二の足だと思います。
でも それはその時で、足りない物を、どうやって補えばいいか、という知恵が生まれます。
ある程度、誠実な夫であれば、また子供の事を大切に思ってくれる夫であれば離婚後も貴女に対して養育費を払ってくれるでしょう。
しかし、離婚後も養育費を払ってくれない夫であれば、離婚をしなくても、何かを満たしてくれないでしょう。
その何かとは、生活費であって、貴女は、それほど生活や生活費を重視するのであれば、離婚をしたら不安はもっと爆発します。
と、言う事は生活費を最も重要として、生活の為に離婚をしない方がいいのです。
でも、貴女は生活費の為という割り切りが出来ないという事が、悩ましい所だと思うのです。

しかし、生活・・・つまり食べて行くという事以外のプラスアルファが大切と思うなら逆に、生活の事をあまり前面に出さない方がいいのです。
夫が居ないと生活が出来ないと思うなら、夫の事は、嘘でも大黒柱扱いをする必要があると思います。
と、言う事で離婚をしないという決意があるなら、それはそれで、演技も必要かと思います。

ただ、大事な事は離婚を決意される条件として、生活が心配というなら、楽ではないけれど、生活は出来ます。
生活ができるかどうか、不安だからという事で離婚を躊躇っているなら「生活は何とかなる」という事です。

確かに母子家庭の平均収入というのは230万円程という集計がありますがそれは勤労の金額で母子家庭になると色々な手当てもあるのでそれに夫からの養育費を足すと何とか生活は出来ると思います。
万一養育費がストップになったとして、それはその時、母はダブルワーク、何ならトリプルワークをすれば食べてはいけます

食べていくという事は働く事。
働けない場合や、働きたくない場合は、食べさせてくれる人を、上手にコントロールする事。

コントロールという言葉にアレルギーがあるなら、下僕になるしかありません。
と言っても、本当の意味での下僕では、神経が疲れるので、下僕のふりです。
下僕のふりというのはある意味、夫を掌で転がす事ですから下僕になれないと本当は操れないのです。

ここであえて、言っておきますが、理想は夫を尊敬し、夫と上下なくフラットな関係性を築けるのが理想的です。
しかし、残念ながらそれをここで調整している時間はないので、急場の対処策を言いますが、長期戦で取り組めるなら夫婦の根本的なところに手を突っ込めるのですが、そうじゃなくて離婚はせず、結婚生活を続けるならとりあえず急場の解決策として、「ふり」をするのが得策です。

もちろん、夫婦の状態が落ち着けば、それから本質の解決に取り組むのがいいと思います。

と、ここまで書きながら 私は悲しいと思っています。

夫婦って上だ下だという関係性ではなく心と心を通い合わせて、支え合うのが願いです。
でも、実際はそうはいかず苦しむは妻ばかりという不公平感はあります。
しかし、残念ながら 公平を求めて離婚をしても、やはり女性の賃金は男性の比ではないので、生活は大変です。
なので、その不公平感を飛び越えるには、不公平の母子家庭の海に飛び込む事はないのです。
専業主婦じゃなくても、夫の庇護のもとで生活するというメリットを利用するしかないのです。

ここまで割り切って、ズルくなる覚悟がないと、人生を泳げません。
綺麗な心で、計算も打算もない世界・・・・それはベストで一番ですがそんな生活は理想です。

そんな理想を望めないなら現実を受け留めるしかないのです。

そこでアドバイスとして理想的ではないですが、お金という生活費を中心に考え貴女が夫と離婚をしたくない理由に「生活が出来ないから」と言えば、夫はきっと「俺は単なる給料袋か」というような事を言います。
それはしごく当たり前の事ですが、夫がATM扱いをした貴女を責めます。
生活が一番大事な事は誰もが承知の上なのですが、それでもATM扱いをしたという事で責めるのです。

でも結局、離婚をしなくても夫は大黒柱。
離婚をしても、養育費という生活の糧。
同じ生活の糧なら、離婚をしない方法を探ってみませんか?

本当の心だけで向き合って暮らしていきたい・・・・演技なんてしたくない。
これは 私も同感です。

でも、本音だけで向き合える夫婦で無くなってしまった事は、長い時間かけてそうなったはずです。
だからそんなに簡単には 本心で向き合える夫婦には戻れません。
かと、言って簡単に離婚をするのは、お勧めしません。

ということは消化方式で今は、とりあえず対処策でするしかありません。
ベストな希望ではなくても、急場を乗り越える2番目の選択という生き方も覚えましょう。
では今日はここまで。

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