不倫保険?
当方への相談は夫の浮気に悩む妻からの相談です。
でも、その相談内容は大きく分けて2つに分かれます。
1つは浮気問題を直接的に解決したいという相談
もう1つは浮気問題はあるとしても夫との、今後をどう生きて行けばいいか?
例えば 浮気問題をダイレクトに解決する為に、浮気相手と別れさせたい人の相談を【A】とします。
次に、浮気問題も悩ましいけれど、それよりも夫の心を妻に向けさせたいという相談を【B】とします。
これを私はあえて2種類の相談と書きました
しかし、実際は根っこは同じ問題だという事は、もうお分かりだと思います。
でも、浮気相手の方に着目している人は、Aなのです。
それに対しBの人は夫の方に着目しているように見えますが、実はAと違い、現実を見るのを恐れている人なのです。
だから、浮気相手と別れさせるとかというアクションを取るということには勇気がわかないし、そうすることによって夫から嫌われるのではないか、という事を恐れているのです。
つまり、現実的な人か、現実逃避しているかの違いだけなのです。
そういう風に考えると AとB・・・・どちらの相談者の方が、人生を力強く行ける人か、どうかはお分かりになると思います。
でも、人間誰しも、そんな勇ましく勇気のある人ばかりじゃないと思います。
実際、私も結婚していた頃、夫の浮気相手には会おうとは思いませんでした。何故なら、浮気相手の顔を見てしまうと、それが私の脳裏に焼き付き、憎しみも悲しみも現実的になるからです
だから、夫との関係修復という事ばかりを考えていたのです。
今の仕事からでは考えられない。現実に蓋をして現実から逃げていた人生を選んでいました。
でも、今 私はこの仕事をしているのは、ある時から、物事を恐れずにしっかり受け止めると、「案ずるより生むがや易し」で、知ってしまえば、現実の方が、解決策が立てられるだけ、ずっと気が楽になると気付いたのです。
そこからの私は、「現実しか用はない」という考えに切り替え、現実に対処する性格に変わって行きました。
それからの人生は、怖い物なし。
人生には苦労は起きます。
でも一度でも自分で解決出来たという経験をすると、自信が付きます。
少なくとも、起きるか起きないかの不安を恐れて生活する事はなくなりましたし、万一問題が起きてもそれの原因が見通せます。
そうなると、最悪の事態になる事を回避できます。骨折をすれば、骨が丈夫になるように、経験は辛いとお考えでも、
痛い思いをしても、次からは同じような骨折は免れる技は身に付きます。
従いまして、「また同じような事が起きるんじゃないか」といたずらに怖がることは無くなります。
自分に自信がつくという事は、何も、技やテクニックを習得するという意味ばかりではありません。
本当の自信とは「あんな苦労を乗り越えられた私」という自信の事です。
以前、下記のテーマでコラムを書きました。
小心者と臆病者 https://mbp-japan.com/osaka/fu-fu-all-ok/column/2730295/
小心者と臆病者2 https://mbp-japan.com/osaka/fu-fu-all-ok/column/2730295/]]
ざっくり説明すると、小心者は、いつも何か悪い事が起きたらどうしよう~と不安を抱え、まるで亀が甲羅から首を出せず、ビクビクしているような状態の事です。
それに対し、臆病者は、「悪い事が起きたらどうしよう?」と不安をもっている事は同じですが、臆病だからこそ、最悪の事態にはこんな風に解決しようと、準備ができる人の事を言います。
つまり臆病が故に、最悪の状態を想定できるという事です。
小心者は、最悪の事が起きないように、ただ祈るだけです。
臆病者は最悪の状態を思い浮かべ、準備ができるのです。
私は臆病だから、万一地震が起きた場合に備え、防災リュックを玄関に用意していました。
とは言え、人間、常に緊張感は持ってられませんので、今は防災リュックの中の食料を、新たに補充するという事まではしていません。
なので正直言って、今度大きな地震が来たからと言って、万全に備えられているか、というと、そうではありません。
でも、少なくとも、地震には、使い捨てのスリッパや、食事のお皿を洗わなくてもいいように、サランラップや電池、
懐中電灯は準備する知恵は持っています。だから、缶詰は食べてしまいましたが、お水は2日分くらいは準備してます。
「私、不安で、不安で」と夫の浮気にどうしていいか分からない人は、怯えるだけではなく、臆病を前向きに準備の方に切り替えましょう。
その上で、その恐れた事が何も起きなかったら、貴女は、準備した事が無駄になったと嘆きますか?
何も起きなかったら、準備した水は、無駄ではなかったのです。
水を防災リュックに準備してあったから、万一地震が来た時も「水だけは大丈夫」と思えるのです。
ね、こんな風に不安の元を、少し前もって準備しておけば、その準備した事は、安心を手に要れた事になります。
準備は保険の様なものですから、人は保険を掛けて、病気にならず、保険を使わなかったからと言って、保険代を損したとは思いません。
例え掛け捨てであっても、保険を掛けている事で、万一の時の費用に心配がないのと同じで、準備をするのは臆病だから、出来るのです。
日本には四季があるから、日本人は勤勉なのです。
秋になれば、これから寒い冬に向かえる準備をします。
特に雪深い北国に暮らす人たちの冬の準備は大変です。
大根だって、軒に干して、自分の家で保存食を作り、食べ物に困らない様にします。
不安だと言う前に、準備をします。
「備える」とは、生きていく事にとても重要ですね。
では、今日はここまで。