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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

かけがえのない人

2021年2月8日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

このところ、またちょっと、有名人の不倫が、ニュースになっていますので、そこに触れておきたいと思います。
例えば、競泳選手の瀬戸大也さん。
この人も、妻の逆鱗に触れ、浮気相手とはある意味、簡単に終わりを迎えました。
またもう一人は、『news23』(TBS系)でメーンキャスターを務める小川彩佳アナウンサーの夫で医療ベンチャー「メドレー」の豊田剛一郎氏の不倫が、2月4日発売の「週刊文春」で発覚しました。
この夫も結婚前からの浮気らしく、約3年間妻を裏切っていたわけです。その後豊田さんは自分の務める仕事を降りた形で妻への贖罪を表しました。
少し前の話で言うと、タレントの佐々木希さんとアンジャッシュの渡部さんも妻に頭を下げる事で、夫婦の形は保てているようです。
私の仕事の中でも、一旦は浮気がばれても、またもや再燃するタイプと、たった一度でも妻がお灸をすえた事で、浮気を終わる夫と2つのタイプがあります。その違いは何かというと、不倫が夫の仕事にどう影響するか、が大きなポイントになるようです。
渡部さんに関しては、「多目的トイレ」という名称を変えようというくらいの社会問題になりました。
そして、実際に仕事を失い、妻が健気にバラエティー番組に出て、夫に変わってイジラレテいます。
要するに、浮気問題がチャンと終い仕事が出来るかどうかの違いは、夫が本気で反省したか、どうかよりも、夫の仕事にどれだけの影響があったか、という違いの様です。
しかし、実際、妻が浮気問題を片付けようとする時に、夫に対して妻への不義理を問うたり、浮気相手への女性に直談判して、浮気相手に反省を促す事を第一に考えてしまいがちです。
これは、間違いではありませんが、第一優先ではありません。
しかし、その順番が違うからと言って、夫が浮気を止めるか、止めないかは、別問題なのです。
夫が本当に浮気を止める一番の効果的な事。それは社会的信用を失い、仕事も失う事。
夫は、恐らくこれが一番怖いのです。
そして、次に怖いのが、セックスフレンドという浮気相手を失う事。
これが夫からしたら、2番目に恐れている事です。
それ以外は、もっと細かい事は沢山ありますが、だいたい、この上の2つに付随する事です。
そしてよゆあく、家族を失う怖さを知るのですが、ここで、妻がいつまでも夫に対して、毒づくことしかしなかったら、家族や子供を失う事は、避けたいとは思いながら、妻の口の攻撃という責めがあまりいつまでも続くようでは、いっそ、妻と別れた方が、楽になるかも?と思います。
そして 失いかけた信用も仕事も、また頑張って働いて、信用を取り戻し、沢山稼いで、子供への養育費をしっかり渡せる父親になった方が、楽かも、と考えるようになります。
何故なら、妻の言い分は、「間違った事を許さない」という正義だからです。
悪い事をした悪人は、正義のヒーローの前では小さくならざるを得ないのです。
それをあまり長く続けると、夫も、もういい加減に縮こまるのに、飽きてしまいます。

そんな風に書いたら、これを読んだ妻は「飽きてしまう、ってどういうこと?悪い事をしたのは夫なんだから」という風に、またここでも正か誤かの観点でしかなくなってしまうのです。

悪い事をしたことは誰よりも張本人の夫が一番よく分かっています。
でも、そのことばかりを責め続けると、夫も男性ですから、開き直ってしまうのです。
ここを分からないの何故でしょうか?

要は妻は、夫の浮気で苦しんでいたという事を夫に、もっと知って欲しいのです。
その上で、もっと謝って欲しいのです。

その気持ちは痛いほど、分かります。
でも、その妻の「分かって欲しい」という気持ちが素直に出ずに、夫を責めるという事で、妻の苦しみを分からそうとします。
これが間違いです。
何故なら、浮気相手排除という作戦を立てたとしても、人間はそんなに線を引いたように気持ちの中を変えられません。
でも、良くない事をしたことは夫も、浮気相手も分かっているので、とりあえずは分かれ作業はするのです。

しかし、その間は、気持ちはまだまだ揺れ動いてます。
皆さんも覚えはないですか?
若い頃、何かの事情があって、彼氏、彼女と別れても、翌日から「顔も見たくない」とはなりません。
ましてや、ある意味強制的な圧力で、別れる事を強いられた場合は、気持ちはまだまだ残したままです。

そんな時に、相変わらず、妻の脅迫めいた言葉ばかりを浴びていたら、多分夫だって、別れた彼女の顔を思い出しますよ。
何かしらの別れを浮気相手の女性としてきた夜は、その女性の涙を思い出して、男だって切なくなるのです。
そんな時、豆まきの赤鬼みたいな顔をして、妻が玄関で待ち構えていたら、そりゃ、夫もまた引き返したくなりますよ。

これは 浮気をした夫を庇っているのではないのです。
嘘でも妻は、許す素振りは見せないと、いつまでも、身体に棘をいっぱいつけたハリネズミ状態では、夫も怖くて近寄れないという事です。
今、ここで夫を許す、許さないの話をしているのではないのです。
正直言わせてもらうと、許せるわけはないです。
でも、ここで、妻が攻撃するだけの姿勢では、夫は別れた彼女のウルウルした瞳を思い出すよ、という事です。

だから、歯に浮く様な甘い事を夫に言わなくてもいいんです。
でも、夫の背中の向こうには、「別れたくない」と泣いてすがった、浮気相手という女優が、まだ暫く、憑いているという事です。

ここで、付いているじゃなく、あえて憑いていると書いた理由は、目で見える物や、耳で聞いた事が全てじゃないという事です。
ご主人は、口では、家庭を大切にするというでしょう。
でも、その心の中では、まだまだ、断ち切れない未練と言う物を背負っています。
だから、その未練に、正義の話をしても、お門違いなのです。

いいですか。
有名人の男性は、社会的地位も高く、収入も多く、何なら会社経営者なら、家族以上の、社員という家族を背負っているのです。
だから、失くすものや犠牲の大きい人は、涙を呑んでも、不倫を終わりにするのです。
犠牲になる関係者が多いので、その家族以上の社員も守らないといけないのです。
だけど、一般人の家庭においては、社員同士の不倫などは、せいぜい厳しい会社にバレたところで、降格か部署を変えられるだけです。
つまり守るべき家族への犠牲もそれほどではないと思っているのです。
だから、大企業の有名人などは影響が大きく出て、社員も路頭に迷わせてはいけないという守りに入るから、有名人の男性は、不倫を終わらせる可能性が高いという事です。
分かりやすく言うと、失うものが大きいほど、男性は、努力するという事です。
もっと言うと、失う物の価値を、夫が決めるという事です。
そんな中、貴女の事を、「絶対に失いたくない」と思っているかという事です。

とは言え、夫が守るべきものは 大なり小なりでも、本当の家族化、又は社員という家族です。
その家族を守ってやらなければならないというのが、最後の責任感です。

その最後の「守ってやろう」という気が起こらないほど、夫をいつまでもズタボロに言っているようでは、夫はそんな妻は「俺が守らなくても、そんなに強いのなら自分で生きていけるでしょ」と、貴女を守ろうとしなくなります。

こういう時に、また心にすきまが出来て、不倫相手と再燃するという事はよくあります。
だから、浮気相手を排除という作戦のお手伝いを私はしているのですが、相談者は ハウツーだけを聞きたがります。

でも、本当に大事なのは その作戦を成功させるか、どうかは、ノウハウではないのです。
そういうノウハウなんて、ネットの中で、浮気相手排除とキーワードで検索すれば、なんだか、沢山出てきます。
しかし本当に大事なのは、ノウハウではないのです。
それを成就させる為の、妻の「在り方」それが一番大事です。

こんなことを、貴女と一緒に取り組むのが 私の仕事。
子供の頃、私は習字を習っていました。
先生が赤い墨で、修正して、お手本を示してくれます。
でも、お手本なんてあっても、毎日、ある程度練習しないとうまくならないのです。
ピアノも習っていましたが、こんなの、毎日練習しないと、バイエルだけを貰っても上手に弾けません。

要するに夫婦の立て直しと言っても、ノウハウではなく、レッスンなのだという事を肝に銘じて下さい。

かけがえのない人という言葉があります。
貴女の代わりはいないと夫が思ってくれるように、分からせないといけません。
それを強さだけで、夫に向かっていくと、貴女と誰かさんを、出来れば取っ変えられないかな、と思ったてしまうのです。
その途端、貴女は掛け替えのない存在ではなくなってしまうのです。
今日は厳しいめのことを書きましたが、これがショックな方は、またご相談を。
解決策が 私の所にはありますよ。

では、今日はここまで。

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