浮気をされても夫が怖くて、逆らえない？

ご主人を恐れている理由・・・・・心理学のメンタルクリニックに行けば「それの原因は、幼少期の家庭環境が影響する」という診断をされるかもしれません。

でも、そんな事を言われても何の問題解決にもならないのです。
それを解決する答えは誰も教えてくれないし、実はそれを解決する方法はないのです。
つまり分析をされても、結局解決するのは、自分自身の「割り切り」しかありません。
過去や幼児期の体験、過去の家庭環境のせいだと言われても、今の自分が変われないなら、分析だけされても何の解決にもならないという事を理解して欲しいのです。
要するに、今の自分の問題を過去のせいにしないという事が一番大事な事なのです。

「夫を恐れて何も言えないのは何故なんだろう」と思う時点で、それは自分以外に原因があるという、「よそ事」になっています。

また、今の事象の原因が過去や環境のせいにしても、今の解決策の答えになってないとしたら、それは過去を分析しても意味をなさないのです。
例えば、貴女の幼少期、自分の父親が家庭内DVとか、又はお母様を虐待していたとします。
それを見て育った貴女は、それがトラウマとなって、自分の夫に何も逆らえない消極的な妻だったとします。
そうなると、今の貴女が、夫からの精神的DVに恐れて、何も自分でアクションを起こせなくなっているとしても、その原因は幼少期の育てられ方という事を仮定されても、それが解決策にはなりません。

でも、それは今の夫だから、夫を恐れて、萎縮しているという今の貴女があるのです。
何故なら、今、起きている問題が解決できない理由は、夫を恐れて…という事になりますが、その原因は貴女の幼少期の環境のせいではないのです。
例えば、逆に貴女の夫が穏やかで、妻の貴女に何の被害を及ぼしていないとしたら、貴女の幼児期の環境なんて、全く関係ない事なのです。
という事は、今起きている夫を恐れているという原因は、貴女ではなく、夫側に原因があるという事です。

ただ、その夫側の原因だとしても、夫婦は所詮他人です。
貴女は自分自身が変われないのに、赤の他人の夫を変えるなんて、出来っこないのです。
つまり、夫を恐れて逆らえない妻がいたとして、その妻の幼児期の体験が、自分の幼少期の家庭環境だとしても、妻の結婚する相手によっては、そのトラウマが顔を出さないことだってあるのです。

と、いう事は、今、夫に逆らえない、夫の浮気にさえ、夫を恐れて、何も言えなくなっているとしても、それは貴女の育てられた環境のせいではなく、浮気をしながら、妻に一言も逆らえなくさせているという夫側の原因なのです。

分かりやすく言うと、妻の貴女が夫という男性に逆らえないのは、貴女の原因ではなく、暴君な夫と、たまたま幼児期に怖い父親の姿を見て育ったという「組み合わせ」の問題なのです。
貴女がどんな育てられ方をして、貴女の夫が人格者であれば、貴女は何も、悩む事はなかったのです。
という事で、貴女の今の悩みは、貴女の原因ではなく、夫の浮気という問題に他ならないという事です。
なので、貴女の問題と捉えないで、「浮気問題」として考えるべきなのです。
そういう風に考えると、答えは簡単です。
浮気をする夫って、バレたくないから、妻に対して抑え込むような言動をします。
浮気を続行したい夫は、妻から反撃は、浮気の妨害としか考えてないので、貴女には逆切れもします。
だから、その逆切れが怖いと思っても、それに逆らえない理由は妻側の問題ではないのです。
という事は、これからは　妻が悪い、夫が悪いという人のせいにする問題ではなく、浮気という問題のせいにするべきだという事が見えてきます。
何故、今、こうなんだろうと考えるよりは　浮気をする夫というのはたいてい、こんな言動をするわ、という風に考えるべきかと思います。

変な例え話ですが、私、村越のルーツは、何代か前の祖先は、農耕民族だったようです。
そのせいか、お肉を食べたら、お腹を壊す特性があります。
だから、お野菜を食べている内は、危険性はないという事です。
つまり、お腹を壊す原因は　古代祖先が農耕民族だった、という原因です。
でも、そんなことを言われても、そんな古代のルーツだから、「ああ、そうですか」とはなりません。
だから、過去や環境に答えを求めても何の、答えにもならないのです。
だから今ある、問題は、今あなたの目の前にいる、夫との関係性なのだという事。
そしてその夫の性格や、夫の特性が、今の夫婦も影を齎しているという事です。
そういう風に割り切った考え方をするべきかと思います。
そして、あまり遠い過去のせいにしない事です。
そういう意味では、貴女の夫が、浮気をした原因を妻の過去の態度が悪かったからと言ったとしても、そんなことはあまり耳を傾ける必要はありません。
過去の事を原因に今、起きている事象を過去のせいにするというのは、問題のすり替えに他ならないという事です。
そんな考え方をしてほしいと思います。
では今日はここまで。