怒りと恐怖の距離は近い

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

皆さまの周りにもいませんか?資格を取る事が大好きな人。
いつも前向きで、何かを学んでいて、向上心のある人。
そんな人を前にすると 以前の…若い頃の私は、自分のふがいなさに、萎縮していました。

でも、ある程度の年齢になってくると、そういう人のメッキが剥がれてきて、年月が経った分、結果を出してないという事の意味が段々気づいていくのです。
いつも何か夢を追いかけている割には、ちっとも、何かを成し遂げてない人って、なんか変だなあ、と思い始めます。

そんな人たちを、若い頃の私はまばゆく見えていました。
ただただ、羨望のまなざしでしたよね。
でも、本当の結果とは何か、という事が 私も年齢を重ねると分かって来るのです。

いつもいつも、前向きで、何かを追いかけている事を、前面に出している人は、結果を出してない事を気づくのが不安だから、足元を見ないのです。

いつも突き進んでいる事・・・・それは、今まで取り組んだことの結果を出してないという事を自覚しなくても済むので、移り気なようでも、次を目指している自分と言う物の方が、前向きな自分というものに置き換えられるのです。
それが何故、今、このような事を書いているかと言うと、こういう自分自身の本質に気づかない人の行動って、結婚しても、あまり変わらないのです。

向上心は結果を出せてない時のカモフラージュという風に、真逆の事になることもあります。

また同じく、怒りと恐怖心
これは一見、異質なものに感じますが、表裏一体の同種の物です。

夫の浮気に気づいた妻は、まずは、この先どうなるのだろうと不安に駆られます。
しかし時間が経つと、段々その感情は怒りへと変化します。
その結果、夫に対して、管理、監視、詮索、拘束というような、妻が、一段上の立場に立ちます。

つまり不安を打ち消すには、「これから、夫婦は前に進む」という、目標が欲しくなります。
今の恐怖心の正体を知るよりも、前に進もうとする力が働いて、現状の不安を薄めます。

これは恐怖心が強い妻であればあるほど、この前に進もうというベクトルが強くなります。

これはある意味正解ですが、ある意味、間違っています。

実際、何故、今のような事が起きたか、という事を知らないと浮気相手の排除作戦を実行したところで、
元の夫婦に戻るだけです。
浮気の無かったころと言う段階に戻ると、それは浮気をするという因子を含んだままになります。
本当の問題は、何故、夫が浮気という事態を引きおこした理由の一つくらいは、知るべきです。
別に、全ての原因が妻にあるとは言っていません。
しかし、その何分の一かは、無縁ではないはずです。
そういう事で、原因の一つくらいを、今、前に進む事より、一旦立ち止まって、考える必要があります。
そんな中、一つでも改善が出来そうだと思う事はありませんか?
では今日はここまで。

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村越真里子
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村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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