愛情のケチ
ちょっとバタバタしており、少し、コラムをサボっていましたね、すみません。
日頃、パソコンを使って仕事をしていますが、正直言って、苦手です、PCは。
でも、例えば、お客様に資料を送るにしても、今の私には難しいのです。
今のPCに変えるまでは、Windows7でした。
このWindows7と言うのは とても使いやすくて PCに疎い私でも扱えたし、ある意味作業が単純でした。
私は元来、ケチで物持ちが良く、新しいものを買うのは壊れてからしか買い替えないので、これまで使っていたPCが壊れて新たなものを求めた時には、Windows7から10にいきなりバージョンアップしていたので、浦島太郎状態になりました。つまり機能が段々上がって行ってたなら、変化も少しずつ、ついていけていたけれど、いきなり10は変化も激し過ぎて付いていけません。
そして、写真加工や、編集などのアプリを取り込もうとしたら、もうWindows7の時の普通が通じない。
だから、結局、そのアプリを使えずに、手が止まってしまって、約30分。
色々、サイトで使い方を調べたり、しましたが、イマイチ使い方が分からないまま、時間が過ぎていきます。
そんなこんなで、使い方を調べようと、PCの質問コーナーの所に行き、質問をするのですか、中にはそんなに回答にはたどり着かないのです。
そこでPCの参考書に書かれてある事・・・・・
「仕事を出来る人は、質問の仕方が的確である」という事です。
逆に学生の学習にも共通して言える事で「自分の分からない事が分からない」という事があります。
そういう意味で 学生の頃、どう質問をしていいか分からなかったし、自分の分かっていない点が分かっていなかったと思います。
それは、今、PCの事でも同じで、どこを検索したらいいか、分からないのです。
例えば 写真に文字を入れるアプリがあって、それで編集をしようとしていたのですが、それが上手くいかない。
何故か、進まない理由が分からなかったけど、そのアプリはスマホで使うものであり、サイトではないという事が分かりました。
でも、じゃ、サイトとアプリの違いは?となると、そこもピンときません。
つまり「分からない事は想像も出来ない」と、いう事です。
で、何を言いたいかと言うと 夫の浮気においても、妻がそこの世界を知らないと、想像もできないので、もし色々疑わしい事が出て来た時も、「知らないことは想像も出来ない」ので、的確な質問は出来ず、妻が分かってないことが露呈し、夫からは、はぐらかされてしまうのです。
だから詳しくなれという事ではありませんが 妻は自分が何でも分かっているという慢心は止めようという事です。
そこで、夫と無意味な喧嘩を繰り返すくらいなら、まずはプロ(私?)の話を参考の為に聞いてからでも、遅くないでしょという事です。
と、いう事で 今日、私がお伝えしたい事は 知らない世界や見たこともない世界の事は 想像も出来ないけれど自分で分かっているつもりでも、思い違いをしている事も少なくありません。
特に妻に浮気がばれたら 夫は浮気を止めるという事が 妻の中では、イコールになっている事です。
妻にばれたら浮気が終わるというのは 誰が言った言葉ですか?
私のこれまでの仕事で知った人たちは 全員が妻にばれたら、これからはもっとばれないようにするにはどうしたらいいかと一生懸命に考える人たちばかりでした。
だから、バレたら そこからの夫婦の関係は戦々恐々としてしまうので、浮気を知ったら妻は、知った事を言うべきではなく、水面下で終わらせる手立てを取る方が、ずっと効果的だと思うのです。
それなのに、妻が知った事を夫に伝え、「このままでは許さないわよ」という事で脅かすと、夫は許されない事を頭に刻みます。
そうなると、道ならぬ恋をしている二人は、益々、二人で絆を強めます。
つまり妻が浮気を知ったことで 夫婦をもう一度リフォームしようと思っても その言い方が脅かし戦法なので、夫を益々、浮気相手に逃げさせてしまうのです。
その癖、脅かしながら 妻の気持ちはと言うと夫と、その先も仲良く暮らしたいという訳ですから この段階で、夫からは、脅かす妻と、内心は夫と仲良くという妻の事が信じられなくなるのです。
「知合一致」・・・・やはり、言う事と、やる事が一致していないと、夫は混乱します。
もちろん 夫だって家族、家庭は大事と言いながら、浮気なんてしているのですから、夫も知合一致していないのです。
でもこれは 浮気をする側ですから、いう事と、やる事が違うのは当たり前。
妻の貴女は、やはり、いう事とやる事が一致していないと、貴女が理想郷を唱える以上、せめて、貴女は矛盾した事を言うと、夫からの信頼感は失せてしまいます。
でも、じゃ、本心を言って良いかというと、そうではありませんが、話し合いをしたら、絶対に矛盾した事を言わざるを得なくなるのです。
人間はそんなにシンプルな生き物ではありません。私だって、自己矛盾の中にいます。
浮気をした夫に、二度とするなという意味も込め、許さないという「制裁の言葉」を述べ、その心の中では「本津は共白髪まで願っている」なんて事を、浮気脳で、頭をやられている夫には そんな深い理解は出来ません。
だからこそ、矛盾した話をする事になるから、私は、「話し合いをするな」と言っているのです。
そんな中、昨日、テレビ番組で見た事なのですが とても面白いな~と思った事を共有させて頂きます。
4年前に不倫問題で 議員辞職をした、宮崎謙介さんです。
彼への質問で、「浮気とは(どこからが浮気か)」という事への答えに「ばれたら浮気」と答えていました。
つまりバレなければ、浮気じゃないという事だとしたら、妻にバレて問い詰められたら、夫は「もう終わった」とか
「もう別れる」と言って、バレなかった頃に戻そうとするのです。
こうなれば、もし浮気が続いていても、無かった事にされてしまうので、浮気がばれた、つまり、妻が知っているよ、と一度は告げても、続いているかもしれないと、疑った時に、事実を確認せずに、ただ、知っているという事だけを伝え続ける事がどんだけ愚かかと言う事に気づいてほしいのです。
でも、妻も気持ちの中では半分、浮気が続いているかもしれないことを、自分でも認めたくない為、これを夫に伝える時には 最初から 知っているという言い方ではなく、「どこ行くの?何するの?本当?嘘?」と質問攻めにしてしまうのです。それはある意味、詮索しているように見えて、実は夫から否定してもらいたくって、問い詰めているという面が反面あります。
しかし、これは「お願い否定して」という無かった事にしたいという、願いであり、打ち消しなのです。
そうなると、「浮気が無い事が平和な事」妻と夫は、共通認識がある為、浮気をなかった事にして、夫も妻に対し、「いつまで俺の事を詮索するのか?」と逆切れという芝居をして、妻の疑いを払いのけます。
いいですか、ここで 「芝居」と表現した意味を分かって下さい。
こうした逆切れと言う夫の態度は妻からすれば、怖さを感じるかもしれませんが、本当は「弱さ」の表れです。
夫にすれば、常日頃、「今度浮気をすれば許さない」と言われているので、妻の疑いは脅かし以外何ものでもありません。
でも、これでは何も、根本的な解決にはなっていないのです。
そうした、根本的な改善が出来ないまま、夫婦は二人揃って「浮気はなかった事」にしてしまうという、ある意味、同じことをしてしまっているのです。
こうして、一見、問題をなかった事にするのは真実に蓋をしてしまうのは、皮肉にも夫婦の共同作業になっているのです。
今日のテーマは「知らない事は、想像も出来ない。」です。
だから、知らないから不安になるのです。
浮気の根絶は、問いただす事しか、方法を知らないから、問いただしてはダメだという事も知らないのです。
だから、妻は自分のしている行為が夫婦の破滅を呼ぶ事を想像が出来ないのです。
でもだからと言って夫の逆切れも含め、すべてその先を見越しての態度かと言うと、そうでもありません。
夫だって、その先は想像しての計画的な逆切れとはいいません。
とりあえず、妻の疑いを阻止しようとすれが、逆切れが手っ取り早いから、しているだけです。
でも、妻はその逆切れにおののき、今度は疑いを口にすることすら、怖くなってしまうのです。
その段階になって、やっと私に相談を寄せてくれるのですが、もう少し早く相談してもらえないかな、と思います。
妻は夫を恐れ、夫もある意味妻を恐れ・・・・・そんな恐怖政治のような事が家庭内に生まれてから、やっと相談をしても、夫婦の関係は冷え切っています。
でも妻の本当の願いは、「離婚は避けて夫婦仲良く」と願われます。
ちょっと、開きがありませんか?
その上で、夫を恐れるあまり、妻はもう何も出来ないし、もし何かをすれば夫婦がもっと今以上に冷え込むと恐れています。
そこで夫とは浮気問題は、ちょっと、横において、「夫婦仲の修復」というジャンプした相談になるのです。
でもね、この「恐怖」の正体を知れば、そんなに恐れる必要はないのです。
つまり、恐怖の正体は、それほどたいそうなものではありません。
妻が勝手に作り上げた偶像です。
だから、恐怖の実態を知れば、物事がくっきりして、解決策も分かってくるのです。
それを、自分で勝手に偶像を大きくして、そこは怖いから手を入れないようにして、「夫婦仲改善」というような、
もっとアバウトな世界の中での対策を相談されるのです。
これを現実逃避と呼びます。
知らない世界を勝手に作り上げ、それを勝手に怖がって、浮気解決の問題に手を入れず、夫婦関係を善くしたいという
ふんわりした話に置き換えてしまうのです。
これは、問題のすり替え以外、なにものでもありません。
問題のすり替え・・・・これが諸悪の根源です。
不安の正体を知らないから、夫に対しての質問の仕方も的を射ないのです。
しかし、その質問をする機会を妻は「話し合い」と呼んでいます。
知らないその先の世界は想像も出来ない。
知らないから、本当の問いも、出来ない。
それでいて、その解決は夫婦の関係が悪化させるから、浮気相手と別れさせることは怖い。
怖いから それ以外の他の方法はないかと相談。
それ以外とは何か、それが夫婦の修復だ・・・・・
こんな自分勝手な理論を振りかざして、私に相談に来られるので、手が焼ける…トホホ。
妻は「分からない」「どうしたら良いか」と言いながら、「持論」が強すぎるのです。
これに気づいて下さった方だけが、解決の日の目をみるのじゃないかな、と思うのです。
貴女が夫にいくら強気で向き合わないと、崩れそうな自分を支えて来られなかった、という事は分かります。
でも、せっかく相談に来ているのに、まだ持論を捨てられない「強さ」だけの妻に私は、疲れます。
そして 私にまで持論を唱えたいなら、相談料がもったいないよ。
実は 私は 相談者とのやり取りの中で、その人が どれだけ素直な気持ちで解決を望んでいるのか、会話の中でオーディションをしています。
そして、私が本当に解決が可能と判断した方のみ、前に進む事の共同作業が出来ると考えています。
しかし、実際は いざ、その前に進もうとした途端に、相談者が、急に自分の力を誇示してくる事があります。
色々、先に進むのは不安が伴う事は理解できますが、これから私と共同で手を携えて、一緒にやっていこうとなった途端に、「陣地取り」のように、上になろうとする面が出る人がいます。
これまで、相談をしていた段階では、「悩み苦しんている人」という立場ですが コンサルタントという商品購入をしようとした途端、それを買う立場に立つと、人が変わるという人がいます。
このような方は、家庭の中でも、オセロで言うと、四隅を取りたがって、常に自分が上になろうとするので、対立関係を生みやすくなります。
つまり、こういう関係を改善させたくて、相談を寄せてくれても、つい、販売者とお客様という立ち位置を自身で意識しだす訳です。これは、これまでの夫婦関係の立ち位置が、どこでも通用すると考えている考え癖なのです。
要するに、人との関係性を、力関係で築く事が通常になってしまっているという事を気づいていないのです。
これでは、私の提案すらも、素直に耳に入らなくなってしまいます。
質問は何をしてもいいけれど、その質問の意図が、力関係の誇示では、良い関係は生まれません。
夫に対しても「どこ行くの?何するの?」は、不安の表れとは言え、もっと奥に妻の「支配」を夫に感じさせてしまっては、質問する事すら、夫に警戒心を与えてしまいます。
だから、何でもかんでも、聞けばよいという事ではなく、その質問の奥に潜む本当の自分の気持ちというのは、意外と見透かされてしまっているという事を知らないといけません。
ね、ここまで書いてないと、分からなかったでしょう。
知らない事は想像すらも出来ない、という今日のテーマでした。
では今日はここまで。