浜ちゃんの浮気に見る別れの潮時
「浮気の原因と夫婦が壊れていく原因は違う人がいます。
その場合は、浮気相手を退治しても夫婦の修復にはならない。」
今日は、ちょっと相談者には耳に痛いお話をします。
結論から言うと、とても近道を求めるタイプの相談者が居ます。
私は、出来れば相談者には、夫婦が仲睦まじくなることをゴールにして頂きたいと考えています。
浮気相手を排除させると、言っても上手くやらないと夫婦の形に亀裂が入ります。
だから、出来れば夫婦が互いに傷つかない形で、あまり溝を作らずに事を進めたいのです。
それはやはり、夫婦が修復を目指す時の事を視野に置いているからなのです。
そういう意味で、浮気相手排除の事は、事務的な対策にして、夫婦がいがみ合わないことへの配慮を考えます。
まどろっこしいかもしれませんが浮気相手排除という事の前に、物事を確実に進める為、それに備えて準備をしておかないといけないのです。
現に相談者の方も私の考えに共感してくださるので、その下準備の大切さを説くのです。
それが、また、修復の際に夫婦の感情をこじれさせないで済む事となり、ほとんどの相談者は、理解してくださいます。
しかし、中には、今後の修復に、思いを馳せない人がいます。
とにかく、浮気相手をやっつける方法ばかりを求め、その下準備の事には関心は寄せません。
最初はこの事を考えると、何故なのかよくわからなかったのですが、時々、浮気相手との別れさせ方ばかりを求める方がいるので、段々、その意図が読めてきました。
その下準備の話をすると、苛立ちを感じるのか、とにかく、浮気相手排除の話を早くしてほしいようで、夫婦修復の事は、
その時はその時と考えているのか、とにかく浮気相手退治の対策をとても急がれるように思えます。
ある意味 私と同じ考えかもしれませんが、夫婦修復の前に、浮気問題を片付けておくことが、先決という事は同感なのです。
でも、何かよくよく聞くと、そこでストップしてしまっているのです。もちろん、浮気相手排除出来た暁には、その次も考えてらっしゃるかもしれませんが、やはり、その熱意のボリュームを感じにくいのです。
それは何故かと考えたら、妻の夫の浮気に対する「怒り」です。
もちろん、どなたも、怒りはあるでしょうけれど、それ以上に、多くの妻は「嘆きや悲しみ」がより、多いのです。
でも、この怒りが前面に出る人は、恐らく自分の事しかわからないから、ちょっと、人より怒りのボリュームが多いというのは、比べる術もありません。
でも、私は、浮気相手排除のノウハウばかりに拘って、聞いてくる人は、そこで気持ちがマックスになってしまっていると思います。
夫婦がやり直す事よりも、浮気相手への制裁ばかりに関心が行ってしまう人は、夫とのその後のやり直しには関心が薄いという風に感じるのです。
これは何かと言うと、優位性です。
悪い事をした夫と、浮気相手に対して、「やっつけてやりたい」という気持ちが先走り、その後の修復はあまり念頭にない。もっと言えば 本当の意味で、断罪をする事が、目的になってしまい、その後は改めて夫婦が修復しなくても
妻が許すかどうかに掛かっていると、考えているのです。
こうなれば、元よりの夫婦のそうした立ち位置が、ずーっと続いてしまい、夫は夫で、許してもらおうと思わなくなるのです。
これが本当の怖さです。
許すか、許さないかが、浮気後の修復には役立ちません。
そうして、夫が人の道を踏み外したのだから、妻が夫婦の修復にあえて、努力をする必要はない感じてる妻が多いのです。
こうなると浮気相手を排除したところで、妻ともうまくいかなくなります。
だから、冒頭にも書きました、「浮気の原因と夫婦が壊れていく原因は違う人がいます。その場合は、浮気相手を退治しても夫婦の修復にはならない。」と書いた所以です。
怒りがこみ上げるのは分かります。
でも、そもそも、そういうタイプの妻には、夫は「適わない感」を感じて、逃げたのが、浮気の原因です。
だから、そういう人の場合は 浮気相手を排除したとしても、妻との関係性が良くなるわけではないのです。
嘆きが無いわけではないでしょうけれど、怒りが前面に出てしまうと、ご主人は、もっと遠くに逃げるのかもしれません。
どうぞ、ここをもう一度、考えてくれませんか?
では今日はここまで。