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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

夫の二面性について。

2020年7月26日

テーマ:倫活

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

以前、私の学生時代の思い出と共に、私の思い違いがあったことを書きました。(すいません、コラムタイトルが思い出せません、汗)
今日は それの補足です。
少し、以前のコラムをかいつまんで説明すると、「私の友人は私が思っている人物像と違った」という事です。
どういうことかと言うと 私の目で見ていた友人は私の枠の中の決めつけだけで見ていたので 実際の出来事に対して
受け止められなかったし、理解も出来なかったという事を書きました。

もう少し、詳しく振り返りたいのですが、これをお読みくださっている方々も、その友人の人物像についてちょっと、一緒に想像してみて欲しいのです。

ここでは仮の名、A子と書きます。

髪型 真ん中で分けた髪を、両方の耳の上くらいで束ねたダックスフンドの耳みたいな髪型
顔は、特に美人型ではないけれど、愛嬌のある顔、口は大きくて、目はちょっと勝気さを表すような、キリっとした目
スタイルは普通で、中肉中背だけど、お尻が大きいのが本人のコンプレックス。
伊達メガネを時々かけていてファッションセンスは、悪くないのですが、いつもジーパンをはいていて、おてんばな感じ。

イメージとしたら、漫画のアラレちゃんみたいな感じ。

成績はあまりよくなかったけど、気にする事もなく明るい性格。
子供の頃から習い事として日本舞踊をしていて、大人になってから師範になったそうで、私も舞台を見にいきました。家庭環境は、裕福で父親は建設会社社長で、閑静な住宅街の大きな家に住み、母親は、いわゆるステージママ的な感じで彼女の日本舞踊に対してはかなり熱心だった。
兄弟は 姉が一人。

こんな感じで 私は母子家庭だったので、彼女の裕福な家庭がうらやましかったけれど、彼女は特別、お金持ちの令嬢の様な高慢ちきなタイプではなく、フランクで話しやすく、私と一緒にフォークソングのバンドを組んで活動していました。

高校生活3年間を過ごしましたが 女子高だったので、男子の目を気にする事もないので、自由に色気もなく、毎日が合宿の様な、ワーワーキャーキャー言って学生生活を過ごしました。

そのA子ちゃんが、時々、学校を1週間くらい休むのです。

どうしたのか、心配で、病気か、怪我かというくらいしか私には思いつかず、自宅に行くのですが、会わせてもらえないのです。
そういう事が数回ありましたが、ある時、男性と一緒に家を出ていると聞きました。
だから、私が自宅を訪ねた時は、会えないのは当然で家には居なかったという事です。
普通ならば、母親は、捜索願いを出すものだと、今にすれば思いますが、恐らく、よくある事だったので
警察に届けを出すまでもなく、行き先等もお母様は分かっていたので、学校にも伏せて大騒ぎしなかったのだと思います。

でも 高校3年もなると、さすが鈍感な私も男女のソレを心配しました。
男性と二人っきりで、1週間も一緒に過ごすと、そういう事でしょ、という感じで、一緒にバンド活動をしていた他校の男子校生徒の一人に、そのことを相談してみると、A子は、男子の間では、そういう事をやらかす子として、みんな知っていたというのです。
中には、一度一緒に逃避行をしたのは その男子校のバンドメンバーの一人と言うのです(結局は学校をサボって遊びに行っていたのですが、数日家に帰らないので、プチ家出と同じです)

え~~~?
私は椅子から転げ落ちそうになるくらいびっくりしました。
みんな一緒にバンド活動をし、ハモリや、演奏で協力しあい、コンサートをしても、学生ですから、お小遣いも少なくて、打ち上げなどはなく寄り道もせず、真っすぐに帰宅していたし当時は携帯電話もないので、私達に知られないように 男女が連絡を取ったり、親しくするという事がどうやって出来たのか?

もちろん、青春時代ですから、ボーイフレンド、ガールフレンドのような付き合いに発展することはありましたが、それも、みんなの目に止まり、冷やかされて、それも楽しく、とても秘密に付き合うなんて事はできません。
ましてや、家出をして男子生徒と一緒に、数日過ごすなんて、考えられなかった。私達は普通の学生でした。
フォークグループは色気もなく、バンド一色で、わき目も振らず活動していました。

A子さんのような、ある意味ボーイッシュな、サバサバしたタイプが、どうやって男性とそんな大人の付き合いに発展することができたのか、未だに私は分かりませんが、クラブ活動をしていた生活に男子とのそういう事が入り込んでくる隙間がどこにあったのか、不思議でならないのです。

でも、片や 男子の声を聴くと、彼女が男子と、そういうアピールをしてくることは、ある意味有名だったという事も
私の知らない部分でした。

これは、大人になって、彼女が結婚してからも続くのです。彼女の結婚式は地元の名家に嫁ぎ、ようやく落ち着くのか、と思っていた矢先、A子のご主人が、県を2つ越え、彼女を探しに来ました。
彼女がいなくなった、と。
でも、名誉のある家なので、まずは警察沙汰にする前に 私にA子の居所を知っていたら教えてくれと。

私も子育てに追われていた時代で、A子とは年賀状のやり取りくらいしかなく、A子の行き先は想像がつくはずもなく、申しわけないけれど、お引き取り願いました。
それからは人づてに、彼女は家庭に戻り、普通に生活していると聞きました。

30年が過ぎ、彼女はどうしているのか、気にはなりますが 私も今の仕事で、色んな人を知る事が出来ました。

二面性と言ってしまうのは簡単だけれど、何故 一番親しい人にも、本当の自分を見せられないのか?
何故 2つの顔が必要なのか?
特にA子の場合は 誰かにボーイフレンドとの事を反対され、それの家出なら分かるのですが、誰もボーイフレンドの事は知らなかったし、反対も賛成も、単なる高校生のカップルとしか、想像しないので、誰かに付き合いを反対押されたり妨害されたりしたわけではないので、学校にも無届で、親にも告げず、家出をしたのは彼氏と一緒に居たいという恋愛感情しかないのですが、どこにそんな女性としての情熱があったのか、私には全然分かりませんでした。

これを大人になってから、その時のバンド一員に改めて話すと、その友人はA子のそういう部分を感じていたというのです。
では、何故 私に言ってくれなかったの?と聞いたら
「言っても、まりちゃんには理解できなかったはず」と言う答えでした。

つまり、そういう事を理解できる人は理解できるのだけど、私にはそれをキャッチするアンテナがなかったというのです。
だから男子生徒は、そういうアンテナを持っている子は、A子から出る電波をキャッチ出来たのです。

もう、まるで、違う世界の電波の話に聞こえちゃいます。
ま、改めて書く事でもないけれど、私は学生の事は色気のいの字もなく、何時間目に早弁しようか、くらいしか考えてなかったのでA子の、内心を見る目も耳も、心もなかったと思います。

でも、今にして思えば、彼女はよく自分で自分の事を
「私、男みたいな性格やから」と言う言葉を額面どうりに取って、女性という色気があるとは思ったこともないのですが
大人になって分かる事は
「私、性格はおっさんだから」とか「私、サバサバした性格だから」と自ら言う人こそ、その逆を感じます。
だから、本当はサバサバしてないから、逆にそういうアピールをするのだという事が分かりました。

と、いう事で前置きが長くなりましたが 昨日の関西方面のテレビで、タレントの木下優樹菜さんの芸能界引退の一因に
なった不倫問題を、芸人たちが面白可笑しく茶化していました。

フジモンさんの新婚生活の自宅を訪問した、お笑い芸人が、一緒に連れて行った、無名の細マッチョの男前芸人が、ユッキーナのタイプだったらしく、夫の前でも「浮気上等」と元ヤンっぽく、叫んでいたそうです。

ユッキーナの浮気性は冗談ではなかった事は、その頃から感じたようで、数家族の芸人家庭が、一緒に海水浴に出かけた時の水着が、もう裸に近い姿だったと言って、振返っていました。

モデル生活もしているユッキーナの服装は、素人のファッションとは違ってもあたりまえ。
でも家族で、子供も一緒にいて、子育てしている時の服装はTPOを考えるべきですが、それよりも、自己主張の強さを感じるのです。

そこで、私が何を言いたいかと言うと、そういえば、彼女の普段の服装が、おへそが出ていたり、肩が半分ずれ落ちたようなファッションであったり、何なら子供を連れながら、胸の谷間が半端じゃない服装で、何なら、おっぱいも見えそうなくらいの露出のキツイTシャツ。
要するに、真冬でも、どこか肌を露出していないと気が済まない、攻めの服装です。

でも、ヤンキー気質で、ベランメエ口調は、色気とは対極にあると思っていたし、露出の多めの服装も単なるファッションと捉えていました。

しかし、ヤンキー気質とか、男っぽい口の利き方をちょっと、横に置いておいて考えると、彼女は、女性としての自己アピールを誰にしているのか?
または、夫が居るのに、何故?誰にアピールして認めてもらいたいのか?

これを心理学上の承認欲求とかの、むつかしい呼び名で考えるのは簡単です。
でも、問題は 夫以外の男性からも着目されたいのです。

この「女」の部分のアピールは、やはり男性からチヤホヤされたいという気持ちがあるのだと思います。
つまり結婚して、数年経って、欠点もお互いが見えてくると、いくらフジモンでも、ユッキーナを、可愛い、可愛いとはいつまでも絶賛できないでしょうし、夫からのチヤホヤはなくなるでしょう。

また、何なら、ユッキーナは夫からチヤホヤされる事より、他人の男性から、「綺麗だ、可愛い」と思われる事の方が
嬉しかった人なのかもしれない。
そして彼女のサバサバした物言いに、どこか男っぽさを感じ色気とは程遠いと感じていたのは勝手な誤解。
実は、女性として、男性に色気をアピールしたいから、薄いヒラヒラした、胸もお腹もぱっくり空いたファッションをするのです。つまり自分への注目集めという入り口があって、男性から愛されるというゴールを願っているから、服装もそのようになります。

そして、ここが学生の頃からの私の誤解ですが、色っぽい女性というのは アメリカ女優さんみたいに、肉感的な人という決めつけがあったのですが、この仕事をしていて思うのですが 割と細くてガリガリの女性ほど、性欲が強いという事も分かってきました。

しかし、こうしたガリガリの本人は、口では、色気とは無縁を装いますし、「実は・・・・」なんてことは親友くらいにしか、本音は言わないんじゃないかな。

これを自分の夫に置き換えて考えて下さい。
夫の本音の部分で、本当はエッチな事が大好きで、出来ればいつも女性からモテていたいし、精力的にもパワーがあるなら、いつもセックスをしていたいという夫であれば、それを解さない妻に、言っても分からないだろうと、本性はださないと思うのです。

夫は 淡白で、エッチな事には貪欲で、まさか家庭を脅かす浮気を冒してまで、セックスを家庭外の女性に求めるはずがないという事になります。

夫の一面しか見てない妻は、妻の描く希望的観測で、物事を決めています。
まさか、家族を泣かしてまでは、セックスを求めて浮気をするがない・・・・・・
これが中心的な考えになり、それ以上が見えなくなっています。

「僕は風俗は嫌いで、風俗なんて行かない」とわざわざ言う人は 実は風俗に行きます。

本当に風俗に興味がない人は こんなことを言う必要がないのですが、例え妻に詰問されたとは言え、ワザワザ言うのは、本音が言いたくないからです。
例え、お金の使い道を問われ、言い逃れ的に、風俗が好きじゃないと言っても、本当にいかない人は、一生生き眞円からね。でも風俗が嫌なのは 誰よりも妻だという事が分かっているから、本当の事を余計言えなくなっている空気なのです。

今日は、その人の中に潜む本当の姿について書きました。
貴女の夫の本当の気持ちを知りたければ、貴女が自分の望みを前に出した質問をしない事です。
何故なら 貴女の夫はある意味優しい人なので、貴女に嘘を付くのです。

では、今日はここまで。

この記事を書いたプロ

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