不倫が終わらない本当の理由

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

またもや痛ましい事件が起きました。
母親の育児放棄で3歳の女の子が亡くなりました。
このコラムで このような記事を取り上げるのは 適切ではないかもしれません。
気分を害する内容かもしれませんので、閉じて頂くかはお任せします。
しかし、私がこの仕事をする事の意味を思うと、こういう事件を未然に防ぐ事ができないか?どこか奥の底の底の底では繋がっていて、何か無縁でないような気がしていて、この手の問題には黙ってはいられないのです。
事件のあらまし
【東京・大田区で3歳の女の子が自宅で放置されて死亡した事件で、逮捕された母親が女の子を見つけてから1時間近く通報せず、元夫に電話で促されて119番通報していたことが分かりました。  捜査関係者によりますと、梯沙希容疑者(24)は先月、知人の男性に会うために8日間、長女の稀華ちゃんを家に一人で残していました。帰宅すると稀華ちゃんが倒れていましたが、約50分間、警察や消防に通報せず、その間に離婚した元夫に電話をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。元夫から促されて119番通報したということです。梯容疑者は電話をする前に稀華ちゃんの汚れたおむつを替えるなどしていて、育児放棄を隠そうとしたとみられています。】(テレ朝NEWS引用)

事件のジャンルとしたら育児放棄です。
でも、誤解を恐れずに言うと、梯沙希容疑者は私は母ではなく「女」なのだと思います。
もちろん離婚をして独身なのですから、恋人を作る事は自由です。
でも、片や母である事も間違いないので、そこはうまく使い分けないといけないので、それをせずに「女の部分」に溺れてしまったという事です。
これにはどんな根底があるのか、と言うと、アンチ意見を承知の上で言いますが、私はセックスだと思います。
これが、梯沙希容疑者は若いだけに、そういう事に引っ張られるのも理解できます。
もちろん、見たわけではないので、断言は避けますが、やっぱり、正常な恋とは少し違うと思います。
では正常な恋とは?
それはお互いを高め合う、嘘のない付き合いだと思うので、その意味では恐らく梯沙希容疑者は、恋人には、「子供はおばあちゃんの家で預かって貰っている」というぐらいの嘘を付いているでしょう。
まさか、自宅に一人で置いてきたとは言ってないと思うのです。こういう嘘を言ってでもその男性と一緒に居たいのは、単なる恋心ではなく、やはりセックスが二人の接着剤になっていると思います。
男性にしても、それくらいの幼い子供が長期間母親と離れて暮らすだけでも、問題あると感じたとしたら、それを「ううん、大丈夫」とかのお互いの認識があったはずです。
これは男性が梯沙希容疑者から、嘘を聞かされていたとしたら、罪はないのかもしれませんが、心のどこかで「大丈夫か?」と内心思っていたとしたら、そんな不安を打ち消すのはセックスという麻薬なのです。
セックスは夫婦や恋人なら、当然の事。
しかし、不適切な付き合いにおいても、それは逆に当然な事になるのです。
これはある意味,夫の不倫とよく似ています。

相談者の妻が、身体の関係がなくても浮気だと感じていますが、これは言葉の定義はともかくとして、浮気の解釈を間違えており、不倫と言う言葉に置き換えたとして、プラトニックな不倫というのは、まずありません。(ここでは、浮気も不倫もあえて同じジャンルとします)
もちろん、それが長年続いて、不倫する者同士が高齢になって、そういう身体の付き合いが減少したというのはありますが、浮気や不倫である限り、出発点の時点では そういう肉体関係は不可欠なのです。
当然、男性も女性も、特にセックスをする事に拘らないというタイプはありますが、その場合は、逆に不倫とは呼べなくて、趣味やスポーツの仲間という事です。
ですから妻が浮気だと疑り、不安を抱えるという事は、趣味の合う仲間という付き合いではないという事です。
また逆の立場から見ると夫からしても妻が不安に思ったり、夫婦喧嘩が絶えないという状態になると、単なる趣味の仲間なら、そんな付き合いは、長く続けません。

妻が怒り、夫婦喧嘩が絶えず、家庭内に暗雲が立ち込めていても、不倫を続けるにはそれなりの頑張りが必要なのです。
と、いう事で、不倫や浮気が続く背景には、セックスという接着剤が存在するという事です。
これが見えている人と、そうでない妻とは、問題解決に取り組む力が違います。
夫に対して、妻が浮気を止めてと言っても、強力な接着力があれば、そう簡単には剥がれません。
ア〇ンア〇ファのような瞬間にくっつくという意味ではなくても、一度くっついたら簡単に剥がれないという事は、不倫関係によく似ているなあ、と思うのです。
例えば、夫の不倫を終わらせたという妻がいらっしゃいますが、それが完全に言えるのではあれば素晴らしい。
でもたいがい、そういう作業をしたにも関わらず、やはり続いているとか、浮気相手とやっぱり会っていたとか、いうのが、当方に寄せられる相談です。
そういう意味では、妻が願ったり、叶ったりすることでは、不倫は終わらないという法則も知って頂く必要があります。
本当に剥がしたい場合はア〇ンア〇ファだって、「剥がし材」というのが売っています。
人間と接着剤は同じじゃないという意見もあるとは思いますが、似たような構図です。
特に、夫が浮気を止めない理由は ずばり、「セックス問題」にあると言っても過言ではありません。

心のつながり・・・それも大事です。
いつも笑顔で明るく会話を・・・・それも欲しいですね。
でも貴女の夫にはセックスも必要なのです。
いくら貴女が頑張っても、夫が今、何を欲しているか知らないといけないのです。
心の通った会話や明るい挨拶は、大切ですが、それは夫婦としての基本的なつながりがあってこそです。
では基本的なつながりとは何でしょう?
それは夫の「オス」としての生理現象です。その生理現象を理解せずに、「心だけで繋がりたい」と貴女が望んでも、男性はその前に「人間としての本能である生理現象を無視しないで」と望んだはずです。

そんな事を言うと、「いえ、夫はそんなことを望んでいません」という妻が言いますが、それはその言葉の間に「今は・・・」と言う言葉が付きませんか?

私は嫌われる覚悟で言いますが、夫と浮気相手が簡単に別れられないのは そういう粘着力が働いています。
そこを無視して心の繋がりを望んでもダメです。
でも、妻がそういうことを望んでも、夫が相手をしないという事はあります。
それは、やはり、浮気相手とのセックス面での接着力が強ので、それを妻は「心の接着」を望んでいるからちぐはぐになるのです。

もちろん、不倫の接着剤はそれだけではありません。
でも、世の男性がそれを求める限り、そこにメスを入れていかないと中々、剥がれさすことは難しいと思います。

今日は ネグレスト事件から、不倫の話に飛びましたが、根っこは一緒です。
不倫の構図とよく似ています。
梯容疑者は、「雌の本能に溺れて、家庭や家族を置いてきた」のが事の原因です。
不倫の構造とよく似ています。
いくら家庭や、家族を大切にしない、父親としての責任を感じてと、訴えても、それを上回り、理性を無くすのがセックスというものです。
そこに着目する覚悟を持たないと、綺麗ごとの話ばかりをしなくちゃいけなくなります。
今回の梯容疑者の事件の顛末は、セックスに引っ張られ、遠方の男と離れがたかった、という事です。
子供がかわいそうで仕方がありません。
私はこういう事件が一番腹が立ちます。
でも、皮肉なことに浮気とか不倫の根っことよく似ているのが悲しいですね。
では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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