私が無料相談をしない理由

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

日中、お問い合わせ電話を頂いて、「どういったお問い合わせですか?」お聞きしますと、そのまま、ご夫婦の事情を話される方がいますが、マイベストプロ内の当方の問い合わせ電話番号を書いてあるところには「無料相談はしておりません」と、しっかり明記しております。
にも拘わらず、ご主人の浮気の事を話されるのです。
概ね、私が電話を取るのですが、実は私が出張相談に出かけている時は 事務をして頂いている女性が電話を受けますので、その者に、いきなり悩みの内容をお話になるのは、用をなさないだけではなく、完全に、個人情報をお話されていることになります。
これは、当方の事に限らず、とても危険な事だと思います。
実は 当方はある弁護士事務所の電話番号に似ているらしく、しょっちゅう弁護士事務所だと思って、お電話を掛けてこられる方が少なくありません。
しかし、そういう方は、弁護士先生を指名されてお電話をされるので、私ではないと言いますと、間違い電話に気づかれます。
と、いう事で、弁護士事務所と間違えてお電話をされる方は、いきなり本題の話はされないのです。
つまり、何が言いたいかと言いますと、当方へのお電話は、問い合わせ電話に限るとなっているのと、相談は有料と歌ってありますので、相談内容を、突然頂いたお電話でお聞きすることはしません。
従いまして、突然、お電話を頂き、お電話口で、お話される方は 相談が無料と勘違いされているか、
ちょっとした事だけを聞きたいから、問い合わせメールに書き込むほどではない問題なのか、または。ワンポイント質問のように、Q&Aのように、電話口で 私が、即答されるとお考えの方なのかもしれませんが、ご夫婦の大切な問題に、Q&Aの一問一答のように簡単に答えられる物ではありません。
だから、そういう電話に、聞きたいことがあるという形で、お尋ねになっても「これこれ、こういう問題ですが、こういう場合は、先生ならどんな風に考えられますか?」とお尋ねになりたいのです。
確かに、これは問い合わせのつもりかもしれませんが、こうした相談には 個々のケースをお話されているので、個人情報を守りたいと こちらが細心の注意を払っても、相談者の警戒度はとても薄いのです。
しかし、実際に相談に入ると、「個人情報を守ってくれるか、どうか」をとても気になさいます。
つまり、電話で、予約せずに、相談を始める方は、それほど、焦っているか、または、それほど、大事な内容ではないので、予約をしてまで、わざわざ相談するほどの重大な問題じゃないと、思われている証拠なのですが、それでも、お話される内容は、電話口で、軽く話す内容じゃないと感じる事ばかり。

私も仕事柄、友人からの夫婦問題の相談は受けます。
ちょっと、居酒屋で、会いたいとか、お茶しようと呼び出されるときは、たいてい自分たち夫婦の問題であったりとします。
そんな時、私は、元々知っている友人ですから、お家事情も良く知っていて、相談には乗ります。
相談料は別に頂くつもりはないですが、ウィスキーの水割りくらいはごちそうしてくれます。
それビジネスじゃないからです。友人だからです。もちろん友人とは言え、私は答えは一生懸命にお話します。無責任な事はいいませんが、回答は「参考いしてね」という客観的な意見です。

でも、私がビジネスとしてお話しないといけない時は 無責任ではいられません。
例え、電話を掛けてこられた方は「参考までにちょっと意見を聞きたい」というつもりでおられても、私はこれを仕事としている以上、言葉に責任が生じます。
そういう意味で、お尋ねになりたい方は、「ちょっとだけ教えて欲しい」という事であっても、私は自分の言葉に責任が生じる仕事なのです。そういう意味では、問われる方は、「予約してまで」とか「少しだけヒントになれば」と考えられたにせよ、どういうつもりであっても私が回答する限り、大小関わらず、有料、無料に関わらず、言葉に責任が生じる仕事だという事です。
だから人の人生に、軽くて、いい加減な事は言えないというのが 私の職業です。
そして、思いを秘め、悩んでも何も解決をしてこなかった苦しみを、抱えて思わず電話を掛けてこられた方こそが、実は深刻な方なのです。
色んな事情があって、相談料が困難な方もいるでしょう。お子様が小さくて、ご主人があまり家にお金を入れないなんて家庭は、生活が困窮しているのは、分かります。
私も経験者でしたから、生活の苦しさは味わってきましたので、誰かに胸の内を聞いてほしいという事はよくわかります。
でも、自分の人生に関わる事なので、そんなにPOPな感じで、答えられてもこまりませんか?
それほど、貴女の悩みは、軽いものですか?
実は 私はその意味で、無料相談をやめたのです。
無料相談をしていた時は、真剣じゃないない方も多くいました。私が他の方の相談中でお電話を改めて下さいと言ってもお話を止めず、中々お電話をお切りにならないのです。
相談だけをして、後から払うと言われても払って下さらない無料相談マニアの方もいらっしゃいました。
だから、私は、相談時間のお問い合わせや予約を急いでしたいとか言われる方には、説明をします。
本当に相談されたいという方は そういうお電話の内容になりますが、いきなりお電話で、相談を始める方は、当方のホームページでの案内不足もあるかもしれませんが、概ねは無料相談をお望みの方だと、お電話口で、感じてしまうのです。意地悪な言い方をすれば、真剣な相談者かどうか、私はそこでふるいにかけているのです。
少しでも急いで、胸の内を聞いて貰いたいと、お電話された方。
無料相談をしてないと書いてあるすぐそばの電話番号に電話をされる方こそが、軽い問題ではないのに、自分で自分の問題を軽視していることになります。
ただ、また違うタイプの方もいて、申し込みフォームに、「お話を聞いて下さい」とだけ書いてあります。相談希望の日時を書いていない方にはお返事にも困ってしまうのです。また逆に、「相談内容」だけをお書きになって、これは完全に個人情報を自ら漏洩されていることになります。
こうした色々な方がいらっしゃいますが、生活が困窮されていて、それでいて真剣に相談をされたい方には無料相談は、市役所の行政相談窓口や、法テラスで、行っています。
でも、そういう公的な機関は、ある意味、公務員さんや職員さんなので、お給料が保証されていて、お仕事をされています。そこの悪口をいう訳ではありませんが、私のような体験を元にお仕事をされている方ばかりではありませんから、物足りないと感じた方もいるとは聞いていますから、そういう所にすでに相談されて、何かしら消化不良があって、当方に相談をされるたという事も理解できます。
しかし、私はビジネスとして取り組んでいますので、言葉に責任が生じますし、その言霊で、お客様からサラリーを頂いています。その意味で私は、無料相談の窓口を開いていません。
シビアな事を申し上げますが、思いの丈を聞いてほしいという事は分かりますが それは公的機関でもいきなりの相談は受けてらっしゃらないと思います。
他の方のカウンセリングをしていることもありますので、最低限、メールなどで 相談時間を申し込まれた方の方が こちらも丁寧な対応をさせて頂きますが 他の方の相談中などは、どうしても、雑なお扱いをしてしまう事はあります。
そういう意味で お互いに「礼儀」と尽くせるコンタクトでありたいと願っています。
では今日はここまで。

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村越真里子
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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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