アンジャッシュ渡部さんに見る浮気の本質

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

先日、アンジャッシュ・渡部建(47歳)さんの不倫スキャンダルが嵐のように駆け抜けました。
それに対し女優でモデルの佐々木希(32歳)さんがが「この度は、主人の無自覚な行動により多くの方々を不快な気持ちにさせてしまい、大変申し訳ございません」と謝罪しました。
いやいやいや、佐々木希さんは何も悪くないから謝る必要はないって。
ま、関係者の方々へは、迷惑をかけたという事で、詫びておくことは礼儀だろうけれど、妻の佐々木希さんには罪はないし、夫に裏切られたという意味では気の毒で、可愛そうで。
でも、夫婦と言うものは一心同体、共同責任と昔は言ったものですから、その意味で言うと、何が悪かったか考えても、結婚3年目、お子様も出来て、夫婦共々、一生懸命な時期だと思うので、渡部さんが何故、そんな浮気に手を染めたか?女性である私は、いくら考えても、分からないのです。

渡部さんは、芸人としてデビューして、その後、単なる芸人ではなく、食通としてグルメ番組を持ち、綺麗な奥様を嫁に迎え、人気も得てだんだんタレントとしてのグレードも上がってきたように思えます。
そんな中での、このスキャンダル。

私は時々 男性は何を考えているのか、分からなくなります。
手にした幸せ。
積み上げた信用。
築き上げた成功。

そういう物を失うかもしれないと考えてブレーキは何故効かなかったのか?
これまでの苦労を一瞬にして、自らがつぶしかねないスキャンダルに、何故自分が抑えられないのか?
これらの手に入れた物を引き換えにしてでも、抑えられない欲望って何なのか?

気の迷いとか、出来心とかなら、一時的な衝動に駆られて、という理由はつけられます。
しかし、結婚前から、そういう遊びの女性が居て、結婚後も忙しい時間を縫って性交の為に、段取りを考えるなんて、よくそんなギャンブルをできるなぁと思うのです。
もうアホとしか思えないが、そんな馬鹿には見えないのが、今回の大きなショックなのです。

女性の我々からすると、築き上げた物を一瞬で、崩れさせるかもしれない危険を冒してまで、賭ける値打ちが、それらの人とのセックスにあるのか、と考えると、そこまでの想像力がないか、または、そういう想定はしてでも、刺激を楽しんだり、スリルを味わいたいどれかだと思うのです。

もちろん、どちらにしても、何度考えても愚かとしか言えないのだけれど、そんな風に貶すだけなら誰でも出来るので ちょっとはカウンセラーっぽい事を言わないとね。

実は この性癖と言う問題は、理性と横並びに考えられないものなのです。
特に、日常では渡部さんはとても、言動も常識的で、仕事も真面目にこなす人ですから、片や、その反面とにギャップがあり過ぎて人は誰も、信じられなかったはずです。

でも、世の中、そういう二面性のある人は少なくない。
彼はスリルを楽しんでいた部分はあれども、常識的な人である事も事実です。
それは作ろうと思って、作れる常識カラーではないはずです。

と、なると、養護する訳ではありませんが、彼は自分の成功に付いていけておらず、自分に与えられた役割を演じるがあまり、とても不安を抱えていたのではないかと思うのです。
もちろん、能力のない人ではありませんが、あまりにも、色んなことがとんとん拍子に、上手く行き
自分に求められる事をこなしているうちに、その役割の方が、一人歩きし、その影を渡部さんが慌てて走りながら付いていくという状態で必死だったのだと思います。
そんな不安を抱えながらも、自信たっぷりな口調で、料理や映画の求められるコメントをしっかりこなす傍ら、いろんな女性が寄ってきて、面白いようにモテたのでしょう。
自分への期待に応えるべくというより、ちょっと頑張ったら、面白いほど、結果が出たので、慢心してしまったと思うのです。
半面、恐らく本当は生真面目な性格だから、成功して認められると、認められるほど、期待に応えようとして、その事がとてもプレッシャーになっていったのだと思う。
でも、本当の自分は、小心者だとしたら、そんな中、遊んだ女性とのセックスに、日頃の憂さを忘れさせてくれる物を感じたのでしょう。
それが、繰り返されるうちに、そういう事をストレス解消の手段のように、身体が覚えてしまったので危険と知りつつ、繰り返す事になったのだと思います。

これを別名、セックス依存症と言います。

これをうまく説明する過去の例があります。

プロゴルファーのタイガーウッズ。
この人は、子供の頃から英才教育を受け、ゴルフの大会では、負ける事を許されなかった。
肉親である父親にも弱音を吐けず、プレッシャーに押しつぶされそうな不安をセックスしている時だけ忘れる事が出来たそうです。
だから、36人も同時に、女性を確保して、結婚してもセックス三昧の生活をしたのは、押しつぶされそうになった時に覚え、唯一救われたのがセックスで、それからはセックスに依存をするようになったという彼の記録があります。

なので セックス依存症と言うのは、タダのセックス好きという事ではなく、セックスをしている状況が、救いになっている場合、何をセックスで解消しているのかという事がネックになります。
だから、渡部さんの事も、本当に改善をしたいなら、今回の事は、浮気心や不倫をする人という人間性の問題や、倫理的な問題にしない事です。

彼はある種、セックス依存症だという事から始めると、治療は出来ると思います。
タイガーウッズも、こういうカウンセリングを施しながら、もう一方で、ホルモン注射をして治療したそうです。
要は、セックス依存症というカテゴリーの中では、投薬療法が中心になるという事が殆どなのです。

美人のお嫁さん、佐々木希さんも、コロッと好きになるぐらい、渡部さんは素敵な人なのでしょう。
でもそういう自分は、半分は演じていて、本当は、もう半分で、それを嫌っているという自分がいる。
これは、色んなことの考えを求めるにあたり、気持ちの問題にせず、まずは観察研究をしてみようという話です。

でも、この問題を構成するのに、渡部さんの人間性を語るだけでは解明しない問題があります。

そもそも、この情報はどうやって、週刊文春に嗅ぎ付けられたのでしょう?
それは、やはりリークだそうです。
そうです、渡部さんのお相手をした女性たちがいるのです。
今、世間では、特に男性目線の意見に、女性たちだって、渡部さんが既婚者である事は知っていながらの付き合いなので、何故 そんな週刊誌にネタを売るような事をしたのか?と非難の声も多くあります。

私は渡部さんの心理は、ちょっとよく分からなかったけれど、女性の心理はよくわかります。
この問題のもう一つの観点
それは、渡部さんのお遊びのお相手をした女性たちの問題もあります。
ここからは そういう女性たちの心理状態を解明していきたいと思います。
幸い、私のところには 日々 そういう問題ばかりが持ち込まれるのでサンプルは沢山あるのです。

実際、私のところに相談に来られる妻は、そういう質の悪い?女性たちと浮気をしている夫へとの問題が持ち込まれるので、女性の性質はおおよそ、想像が付きます。

女性も一人ではなく複数いるので、2つのタイプに分かれます。
ただ、どちらのタイプにも共通して言えるのは「女性は自分が大事にされなくなったら、牙を剥く」という事です。

今、こういう女性たちをバッシングしている人達にも教えて差し上げたい。
彼女たちを非難する気持ちは分かりますが、女性の特徴は自分が大事にされなくなったと感じた瞬間に、相手に仕返しをするのです。
既婚者だと知りつつ、というのは男性側の都合のいい意見です。
女性からすれば、あんなに素敵な奥様が居ながら、自分の事も愛してくれていると勘違いするのです。
その勘違いをしている間は、渡部さんと運命共同体になって、そういう付き合いを秘めごとのように隠します。むしろ、それが二人の絆のようにも感じます。だから、自分を愛してくれている渡部さんを守るためにも、世間から逃れるような会い方にも協力的です。

忙しい芸能活動の隙間を縫って、自分に会ってくれる渡部さんに、愛を感じるでしょうし、いくら結果的には遊びであっても、渡部さんも女性を口説くときに最初から「君とは遊びだ、僕にはそういう相手をしてくれる女性は大ぜいいる」とは言わないはずです。
ウソでも「君と会っている時は癒される、君が必要なんだ」と言って口説いているはずです。
恐らく女性は、間違っても「その他大勢のうちの一人」とは思ってないはずです。
世を忍ぶ付き合いでも、自分だけを愛してくれていると思う物なのです。

そして男性の方にも覚えがあるように、誰でも付き合い始めは丁寧ですし、何かと愛がこもっています。

それがいつしか、その人の存在が当たり前になり、段々、手抜きをし始め、扱いが雑になってくるのです。そういう時の男性の心境は、また目移りをしていたり、非日常を楽しんでいたつもりが、日課のように日常になるので、少々ぞんざいな扱いをしても許されるとあぐらをかき始めるのです。
そうこうしている内に、お金をポンと渡すだけの関係になったり、そういう時だけ呼ばれることに気づきだしたら、そういう世界にはおしゃべりが居て、「私も…私も・・・」という事が口々に言われ始め
自分だけじゃないと知った途端に、手のひらを反すような反撃に出るのです。
それがリークです。

またもう一つ多い女性のタイプですが、影の存在とは言え、佐々木希さんに勝っているという対抗心と言うか、自己顕示欲の強い人も多いのです。
あんなにきれいなお嫁さんがありながら 影の私とも付き合うのは、佐々木希さんより自分は上回っているという、うぬぼれ屋さんです。

こういう人は逆に言うと自信がないからこそ人を下に見る事で 自分の価値を高めるというタイプです。
こういう人は、自分の尊厳が一番大切ですから、渡部さんとも付き合いが慣れっこになってきて、
さほど、自分が愛されていないと気付いた時や、自分以外にもその他の女性がいると気付いた時、唯一無二の存在じゃないとプライドを傷つけられるのです。

そうなったら、やはり牙を剥くのです。
「最初から妻子がある事は分かりながらの付き合いなのに」と男性はあまり分からないと思いますが、女性という生き物は、大事にされなくなった途端、手のひらを反すものなのです。
卑怯だと思うかもしれませんが、卑怯は男性側も同じです。

よく相談者の妻に多いのが、夫に愛されてないと感じた途端に夫を攻撃し始めるのです。
例えば、夫の愛を感じなくなったと思い、特に根底にある浮気に勘付いた時、夫に対し、怒り、脅かし、責め、という態度をとりながら、夫を色んな事で罰則を科し縛ります。
そんな態度をとりながら 妻は夫とは、今後も仲良くしていきたいと望み、どうしたらいいかと、相談に来られます。

もちろん夫が一番悪いのでしょうけれど、夫は男性脳ですから、妻のそういう責めの裏に夫への愛を感じるのは不可能なのです。
つまり「私と仲良くしろ、さもなければ殺すぞ」と言っているようなもの。
夫にすれば、好きなのか憎いのかどっちなの?という事かもしれませんが、可愛さ余って憎さ100倍というじゃないですか。
世の妻と一緒で、渡部の浮気の道具にされた途端に、憎さが100倍になってしまったという事。

女性が、日陰の身(ちょっと言い回しが演歌調ですが)に甘んじているのは、大事にされていると思っているから。
女性が反撃したり裏切るのは、自分が裏切られたと感じた時です。
例え、それは妻が居ても、自分を大切にしてくれていると感じられる間は、協定を結びますが、単なる道具の一員と感じだした途端に、裏切るのです。

渡部も、その他の女性も、薄っぺらいもので、女性の覚悟が足りないというのは男性の勝手な理屈・・・・・どっちもどっちなのです。

今日は 私の妄想を書きました。
渡部さんの問題を解決するのに、倫理的な問題にしてしまうと、本題が見えなくなってしまいます。
是非、一度村越の説に則り、貴女のご主人が、長年、ずーっと愛人がいる人や、
複数人愛人がいるなら、一度「セックス依存症」と言う事も疑ってみてください。
この理屈が読めてくると、「一度、浮気相手を排除しても、また同じ間違いを繰り返さないか?」という不安の答えが見つかります。
私はそんな事を、色んな説の一つとして妄想しました。
では今日はここまで。

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村越真里子
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村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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