愛情のケチ
今朝のワイドショーを見ていて思った事ですが、まだ政治家は国民に努力がかりを求めている印象があります。
もう分かっていますって、国民は。自粛生活も急に解禁して大騒ぎはしませんよ。
でも、新型コロナウイルス関連肺炎対策本部の本部長を務める田村憲久元厚労相は「今、コロナ患者は減ってきても、第2波が来ないように、注意して生活してください」と、国民に行動制御の要請ばかり。第2、第3のコロナの余波が来ても、抵抗できるように、自粛理念は変えないでくださいと、手洗い、マスクをお願いしますって・・・・それって国民への予防策頼みでしょう。
でも、政府が本当に言わないといけないのは「政府は何をするの?」です。
政府が言わないといけないのは政府としての課題はどこにあり、打つべき手はなにか、これをもう少し具体的にアナウンスしてほしいのです。医療の現場への手立て、人員不足や、検査不足、病院の受け入れ対策・・・・・色々、頑張っておられる事は分かりますが、とにかく遅い、そしてとにかくショボい。
安倍総理が、会見で言わないといけないのは、こうした進捗状況をアナウンスしないといかんでしょう。
それなのに、国民に向かっての要請ばかりを繰り返すなんて、今更ですよね。
だって、言っている事は依然としてして同じことばかりで予防の事ばかりです、
私のところの相談は、どちらかと言うと、夫の浮気が起きてしまった方からの相談ばかりです。
そして、相談者は、他のカウンセリングに高額を出して、受けてこられた方も少なくありません。
それなのに、何故、私共のところに来たかと聞くと、カウンセリングを受けたけれど、夫の浮気はやむどころか、夫婦の関係は悪化するばかり。中には別居や、離婚を突き付けられ、どうしたらいいかと言う救急相談に来られました。
各カウンセラーにも得意分野があり、夫が浮気をしていても、夫の心を取り戻すことに終始するところも少なくありません。
つまり、夫の浮気というのはアクションです。
私が以前「倫活」という風に名付けてコラムを書いていましたが、ご主人は文字通り、不倫という活動をされているのです。
活動・・・・それはアクションと訳すとしたら、アクションにはアクションでしか解決できないのです。
それなのに、他所のカウンセラーは「心」という目に見えないものを取り戻すのに、こちらも「願い」という心の中で祈るという作業をします。
その為には、いつも夫が快く家庭で過ごせるように「愛され妻」を心がけ、暮らしの中で、妻はおしゃれして、笑顔を絶やさず、夫の心を取り戻しましょうという事ですが、オシャレや明るい笑顔なら、浮気相手も同じ努力をしてますって。
だから、他所の教えは浮気そのものに注目をするのではなく、むしろ浮気から目をそらし、妻の「あり方」という自分磨きをしなさいという説です。
夫に浮気をされ傷ついている妻に、さらに自分の反省すべき点を見直し、まだこれ以上努力せよと、言う訳です。
それまでに、幾度となく夫婦で浮気の事を話してきて、夫からは、妻のここが悪い、あそこが悪いと、浮気に至った原因すらも妻のせいにして夫は自分を正当化させてきたのです。
そんな中、カウンセラーにまで、妻の貴女が努力しなさいというなんて、これではもう夫とグルのような感じ。
メンタル的なカウンセリングは、浮気問題は、ともかくとして、日々、そういう問題を横目で見ながら、いかに、平常心を保つか、という施術になりますから、夫の浮気に拘らないという手法を取ります。
そこで、心の持ちようとか、妻としての在り方をカウンセリングの中で、施していくのですが、そんな事で夫の浮気が止んだ事は聞いたことがありません。要するに、臭いものに蓋をしろ、的な教えです。
今のご主人は不倫活動というアクションを起こしているので、妻側は、心、つまりメンタルな中だけで解決するのは、むつかしいのです。
アクションには、何等かのアクションが必要ですが、これは貴女にも不倫をして見返せばいいとは言っていません。
ただ、夫が活発に、活動をしているアクションに、神頼みのように、願いを呪文のように唱えるだけでは、夫の浮気は終わらないという事を言っているのです。
でもアクションを起こせば夫が不機嫌いなるとか、妻と心の溝が深まるので、嫌だという事を言われますが、これもまた「心の問題」にすり替えています。
アクションにはアクション。
メンタル問題なら、メンタル面での解決策を立てないといけません。
こんな風に書くと、目には目を、刃には刃をとの印象を受け、「夫に攻撃の手を加えろ」という風に思う人がいますがそうではありません。
しかし、片や夫がアクションの中に居るのに、こちらが、雨乞いのように願うだけではだめだと言っているのです。
では、どうすればいいかとなると、それはやはり、個々の事情をお聞かせ頂くのが必要になるかと思います。
こうしたカウンセリングと言っても、カウンセラーによって、それぞれ違いがありますが、私は実際浮気問題を、メンタル系のカウンセリングで改善したという話は聞いた事はありません。
なので、貴女の悩みが、胸の中だけの苦しみなら、メンタル系でいいと思うのですが、夫という相手があることであれば、
貴女だけが、変わってもどうにもなりません。
まして、夫の浮気相手というまだ見ぬ?魔物が向こうの方に居るなら、貴女の努力は何にもなりません。
こういう事が分かれば、カウンセラー探しのジプシーにならなくていいのです。
確かに、夫婦が仲良く暮らすには、妻がいつも笑顔で、家庭では明るい挨拶をして、夫が居心地のいい家庭つくりは大事です。
確かにそんな風にしていると、夫もよそに目が向かず、仕事の後は前のめりに帰ってくると思います。
でも家庭がいつもイガイガし、妻とは喧嘩が絶えないと、そのうち、別の女性に心奪われるようになります。
だから、妻がいつも明るく笑顔でというのは、浮気もしないような、予防策だという事です。
その予防策を唱えているのが、一般的なカウンセリングになりますが、もう浮気がすでに起きてしまっている場合は、予防策ではダメなのです。起きてしまった浮気は今の事で言うと、コロナに感染して熱があり、肺炎の症状も出ている時に、
マスクをしただけで、治るのか、という話です。
実際に、症状が出てきているという場合は、対処療法でないと治りません。
まして、今コロナはワクチンもなく、この薬を飲んだら、絶対大丈夫という特効薬もないのです。
浮気も、これと一緒。どういう事が、貴女の夫の浮気をやめさせるのに効果があるとは言えないは、例え、良いとされている一般的な対処法はあっても、本来のご主人の体質?も関係するのです。
こんな風に、実際の浮気が始まってしまうと、色んな条件が重なり、薬や対処法の話ではなくなってしまうので、その人の体質に合わせた具体的なコンサルタントが必要になります。
宣伝チックに聞こえるかもしれませんが、是非とも、当方へ、と言っているわけではありません。
病気に例えるばかりで申し訳ないけれど、けがで血が出て傷口を縫うような外科手術が必要なのに、内科を受診するようなもの。
夫の浮気が、今、少し熱っぽい的な事であれば、内服薬を飲むだけでおさまるかもしれませんが、どんどん血が流れるような出血をしているなら止血が必要ですから、その段階で、マスクをせよ、と言っているようなカウンセリングは、浮気対策向けではないという事を知って頂きたい。
と、いう事で、予防策と、治療対策は別という話でした。
では、今日はここまで。