浜ちゃんの浮気に見る別れの潮時
さて、もし、私が探偵を雇うとしたら、小心者か、臆病者かの2択なら、どちらを選ぶと思いますか?
どういう事に対しての小心者か?臆病者か?という事は、さておき、一般論的に、浮気の証拠集めと仮定して、
どちらのタイプが、調べものの結果を得られるでしょうか?
色んな定義付けはあるものの、村越流の解釈という範囲で、考えていきましょう。
例えば、小心者とはどういう人の事かというと、私たちの周りにもいるのです。
女性同士で、温泉旅行に行くとしても、何から何まで準備をしておかないと不安で仕方がない、という人は、小心者のです。当然、宿や電車等は予約をして、風光明媚を求める旅行なら、行った先で、何を見物するかくらいは、ざっくり決めて、そのまま行く人と、行った先での立ち寄り先や、昼食までも店を決め、時間配分をしないと落ち着かない人。
このタイプは行った先の昼食はどこで、どのくらいの時間を過ごして・・・・と計画的に予定を前もって立てないと不安で仕方がないのです。
そうなると、旅行に行った宿でも、夜になると、翌日の準備の為に、カバンの中の整理をして、また翌日の行き先を確認しなければ、寝られないという慎重さ。
これは、まさに、小心者という事です。
それに比べ、臆病者は、旅先の計画よりも、もし、予想に反して寒かったりしたら、一枚多く羽織る物をカバンに詰め、ドライヤーももし旅館になかったら、という事で、持参したり、万一風邪ひいた時の薬とか・・・・・そういう人は、小腹が空いた時の為にと、おやつや飲み物も沢山カバンに詰めてくるので、どうしても荷物が多くなりがちです。
両方ともよく似た感じですが、何が違うかと言うと、もし何かあった時に対して、対応できるタイプか、そうでないかに分かれます。
不安症である事は どちらもよく似ているのですが、万一の事があったらどうしようと、不安におののくのが、小心者で、万一何かあった時の為に、これを備えておこうとするのとは、意味が違うのです。
小心者の人はこれから起きることに、不安ばかりを抱えているから、旅行中でも、その場を楽しめず、心ここにあらずになり、次の事に気持ちが行くのはいいのですが、だから、今をゆっくり味わえないのです。
それに比べ、臆病者は、何か起きた時の為に、前もって準備が出来ているので、今、ここ、この時を楽しめるのです。
つまり、万が一何かが起きる事は、不安だからこそ、それの回避策を、ある程度、立ててあるという事です。
それでも、人生って何が起きるか、想像を超える出来事は起きます。
今回のコロナの事にしても、誰が想像できたでしょうか?
地震も台風も、自然災害は不幸な出来事ですが、起きるときには起きるのです。でもある程度準備さえしておけば、
被害は最低限に抑えられます。
このように、臆病者は、万が一を想像することができる人間です。
それに比べ、小心者は、将来を不安に思っていても、不安が大きすぎて、有事の際にも、亀のようにただ首を引っ込めて怯えているだけで、いざと言う時にも勇気がでないのです。
でも臆病者は、気が小さいのではないから、臆病だからこそ準備が出来るのです。
その上で、準備をして、それでダメだったら、それなりに諦めるから、臆病とは言え、やるだけやってダメならあきらめもつく。いや、諦めというより、納得をすると言った方が近い。
小心者は、先の事をただただ怯え、いざと言う時も、気が小さい故、決断ができないという事になります。
それに対して臆病者は、何か起きた時の為に、最悪の状態を想定し、準備を怠らないので、物事は最悪にはならないという良さがあります。
と、いう事で 私がもし探偵を雇うとしたら、当然、先を読めたり、準備をできたりする臆病者の人がいいというのが答えです。
これは夫婦の問題においても同じことが言えます。
例えば夫の浮気を認識しても、小心者の妻なら、不安だから、あれこれ、夫に確認はしても、もし夫が妻の不安をよそに、裏切った時の準備がなされません。
不安が先に立ち、これ以上、裏切られるという想定は怖くてできないので、準備もできず、ただただ、自分の不安を夫に訴えるだけになります。
これが気弱に訴えられたらいいのですが、小心者の妻程、それを隠そうとして、夫を自分がコントロールできていると思いたいので、つい、強気な言葉をぶつけてしまうのです。だから、小心者の妻程、気が強いという現れ方をします。
それに対し、臆病者の妻は これから起きる事を不安に思う事は同じですが、その時の為に、夫の行動記録を付けたり、お金の使い道をチェックしたりと確認を怠りません。
そして、ちょっとでも聞いている事やリサーチできている事との矛盾点が起きた場合、その違いを見つけることが出来て大騒ぎはしないのです。
もちろん、心の中では、不安が満載でも、夫の行動の矛盾点とか、傾向とかがリサーチできているので平常時の浮気をしていなかった時との比較が出来る為、「じゃ、次に何をしたらいいか」と対策が取れるのです。
だからこそ、そこそこ、臆病に、想像力を働かせて、夫には、ぴいぴい言わない。
しゃべり過ぎると、手の内がばれますので、本当に夫の浮気を調べないといけないときに、妻の動きを読み取られてしまいます。小心者は得てして、おしゃべりです。
と、いう事で人生は何が起きるか分からない。
いざと言う時の為に、しゃべり過ぎないトレーニングをしましょう。このゴールデンウィーク、コロナの加減もあり、いつもより家族は家で顔を突き合わすことになります。だから、不安を言葉に変えるのではなく、余計な事を言わない練習をしましょう。これが連休中の課題です。
では今日はここまで。