愛情のケチ
日々 ご相談をお受けしていて、ふと思う事があります。
何故そこを疑問に思わないの?と。
でもね、これは違うと気が付いたのです。
長いこと相談業をしていると、私のところに相談をされる方は、頭の悪い方は、ほぼいらっしゃいません。(ごめんなさい、ほぼ、と書いた意味をお汲み取り下さい。汗;)
私が初めて聞いたお話でも「そこ、おかしい」と感じるのに、相談者の妻は夫の言動を疑問に思わないのです。
これは、正式に言うと、以前は疑問に思っていたが、夫と色んなジャッジをしているうちに、言い負かされたというか
「もう、何を言っても分かってもらえない」と断念したという言い方が正しいでしょうか。
だから当方に相談を寄せられるのでしょうけれど、残念ながら カウンセラーの私がいくら理解をしても
貴女が理解してもらいたいのはご主人であるはずです。
それを私から、夫に分かって貰うノウハウがないかと相談をされても、少し違うと思います。
何故なら、物事は疑問に思う事から、分析や解明をすることが出来ます。
でも、ご主人を疑う事を止め、ご主人の言う通り、おとなしくしようと思ってきた貴女を焚きつけるわけにはいかないのです。
何故なら人間の行動は魂が動かないと何も、出来ないからなのです。
貴女が、ご主人との闘い?に破れ、おまけにすべての浮気の根拠を夫に開示した後、戦う武器はありません。
でも、当方の門を叩いて下さった方は、やっぱり、いくら考えても、夫の言動はおかしいと考えた人なのだと思います。
こうして、本気で魂が動いた人には協力のしようもありますが、当方に来られるのは実はその真逆の方も多いのです。
確かに、お越しになるきっかけは、マイベストプロのコラムを読んで、気づかされた事が多くて、とお褒めの言葉を頂きますが、相談を進めていく中で、私が「そこ、変だよね」と思うご主人の言動を指摘すると、逆にご主人の事の言い分の理由をご主人に成り代わって、必死に説明してくれるのです。
なんなら、ご主人の言動が少々おかしくても、最後は「そんな人なんです」と、庇う事すらあります。
そうなると、私対相談者という意見の相違が生まれます。
もっと、優しい?カウンセラーなら、夫が不満を貯めないように、疑問を持たず、ご主人を手放しで信頼しなさい、というような事を言うかもしれませんが私は、おかしいことはおかしいとしか言えないのです。
それでも、当方に相談に来られた本当の意味は、自分の疑問が間違ってないと背中を押してほしいというのが本音ですが、現実的な事を私が告げると、途端にそれを否定し、夫の意見を代弁するのです。
こなれば、いつか、もっと前に貴女方の家庭の中で、繰り返された夫婦のジャッジのような形が生まれます。
貴女が、夫の分身となり、カウンセラーが、貴女の代弁者のような対立する立ち位置になります。
せっかく、幅広い意見を求めてこられたのに、貴女が夫の意見を肯定してどうするの?と思うのです。
しかし、これはあなたが、夫を弁護しているつもりはないけれど、夫を信じることで、物事を乗り越えようとしている限り、夫の考えを、マウンセラーの村越に伝えるという事をされているのは分かります。
でも、その言葉は、ご主人の考えを私に告げて、私をご主人に置き換え、そして貴女が貴女を演じて、家庭の中のジャッジを再現していることになるので、そんな事をする意味があるのだろうか?と、思うのです
ただ、貴女は、そういうシュチエーションを再現して、家庭の中の会話を理解してもらおうとしているのでしょうけれど、そんな時間の無駄はする必要はありません。
何故なら、浮気をする男性の言い分なんて、古今東西変わらないわけで、貴女がわざわざ、教えてくれなくても私はもっと以前から承知しているのです。
もう少し、深読みすると、貴女は自分が夫に押し切られて、疑問を持つ事すら封印してきたから、改めて貴女の疑問が正しかったのか?
今一度、改めて自分の疑問に向き合いたいと言うのであれば、この村越に、夫の言い分を、肯定を通り越して、夫を信頼するという気持ちも一旦、外してください。
貴女は、夫婦になったからには、昔の浪曲の
♬ 妻は夫をいたわりつ、夫は妻に慕いつつ~~♪の名調子にあるように、それを実行するには、基板になる、夫婦の行動にあります。
本当に夫が妻を裏切ってないか?
それに尽きます。
そこの疑問に蓋をして、夫を信頼せよ、なんて、そんなのは出来の悪いカウンセラーになり下がります。
貴女は自分の疑問を改めて検証するつもりで・・・・あるいは貴女も自分の気持ちに正直になりたくて
当方のドアをノックされたのなら、部屋に入ってから、またもや綺麗ごとを並べてどうするの?
私もお代を頂戴してカウンセリングをする限りは現実的な事しか言いたくありません。
第一、ここに来てまたもや夫を庇いたいなら、そりゃ、もう家でやってて、と言いたくなります。
いいですか、貴女は夫からの反撃に疲れてしまったのです。
部屋が汚い、食事をちゃんと作れ、小遣いを増やせ、家計簿を付けろ、節約しろ、夫に関心を持て、子供をキツク叱るな、
俺の親も大事にしろ・・・・・・
あ~~!言い出したらキリがない。
こんな事を妻の貴女も100%ちゃんと出来ておらず、反省する部分が思い当たる部分があるから、夫には逆らえないという気持ちを抱えて、暮らしていたのですよね。
こんな事、私に言わせれば、ちゃんちゃらおかしい!
部屋が汚いから浮気をするのか?
ま、確かに家が落ち着かんという事はありますが、こういう事を言う人は貴女を単に悪者にしたいだけ。
部屋が汚いなら、浮気をしてから、それを後出しジャンケンのように言うのは卑怯。
それなら、先に言えっていうの。
何なら、別に妻が片づけ苦手なら、夫も手伝えばいい。
でもね、ご主人の作戦は見事というか、まんまと成功したのです。
だって、貴女は凹んだでしょ。
戦意をもぎ取られ、ご主人の浮気に疑問を持つことさえ許されなくなって、逆らう事どころか、疑問を持つことさえ
諦めたのです。
そんな背景を 私はとっくに知っていますので、ここに来てご主人を庇うなら、貴女もご主人の浮気の共犯者です。
心が屈折してしまった事は分かりますが、もう正直になりましょう。
ご主人への疑問は真っ黒でも自分の疑問に真っすぐに向き合うだけで、気持ちが軽くなります。
負けるな、貴女!!
バカヤローご主人!!
コノヤロー、コロナ!!
では今日はここまで。