後ろめたさ
今日はちょっと、理解しがたいだろうけれど、コラムをお読みいただいている方、付いてきてね。
私は結婚当初、夫婦は、お互いを信頼し、尊重し、支えあうものだと考えていました。
しかし、結婚生活において、夫婦でも、伴侶に対して、妬んだり、嫉妬したりします。
私にはそういう感情は無かったのですが今にして思うと、私の元夫は、恐らく私をパートナーというより
ある種、ライバル視していたと思います。これは私が何か才能があるように、うぬぼれているのではありません。
しかし、結婚して、10年くらい経った時から、私が何か意見をすることをとても、嫌がりました。
その上で、元夫は自分が一番のような態度を取り始めたのは(無意識かもしれませんが)何かしら妻に負けてなるものか、という変なライバル心を感じたのです。
そのせいか、いつも、話し出すときに、もう怒っているのです。
最初から喧嘩腰なのです。だから話をするというより、勝つか負けるかを念頭において話すものだから
いつも、語気が強いのです。
だから、もう私の中では会話などではなく、いつも論破されてしまう感じがあり、萎縮してしまっていたから、あるときからは会話することが、とても怖くなりました。
しかし、相手に言わせると 私のことが本当は怖かったのかもしれませんが、このお互いの「恐怖」と感じているものの正体は、結婚している時には、分かりませんでした。
でも、今なら分かります。
元夫は、恐らく突かれたくないことがあって、それをされない為に、私を痛めつけておかなければならなかったのだと思います。
でも、私はそんな事は露とも知らず、男性は強い生き物で、高いところにいる存在だと思っていましたので、その高さから 私を見れば、私みたいな人間は、落第点しかもらえないんだろうと、思っていましたから、まさか 元夫が恣意的に、勝ろうとしているなんて、分からなかったのです。
今のように、モラルハラスメントとか、精神的DVとかの言葉が無かった時代に、いつも頭の上がらない状態だったので、だから、私は自分で弱い存在で、至らぬところだらけで・・・・・と自分の自信が持てなかったのです。それは見事に元夫の思惑に飲み込まれていった時期でした。
しかし、今、このような仕事をしていて、色んな男性を見てきて、思うのは、弱い男性ほど、強がりますし、自分が突かれたくないからこそ、相手の牙を抜いておくという事をします。
つまり敵は弱いに越した事はないからです。
でも、こんな風に書いていますが これを元夫が計算ずくでしていたということじゃないのです。
人間って悲しいものですね。夫婦なのに、一緒に歩んでゆく仲間なのに、ライバル心で向き合っているのです。
だから、貴女のご主人が貴女に対して冷たい態度を取ったり、貴女を苦しめる言動をする場合は、冷たいとかの温度差を嘆く前に、何故 そういう態度なのかと、考えてみてください。
貴女を凹ますご主人の言動は、貴女が強いままでは困るという何かがあるはずです。
ご主人は、貴女に対して、冷たいのではなく、貴女を黙らせておかないと、自分への攻撃を避ける為でもあるのです。
では、何を攻撃されたら困るのか
それは各夫婦、色々あると思いますが、夫からの強い言葉は、ある意味ご主人が弱いからです。
貴女を凹ますのは、敵が強いと困るのです
「攻撃は最大の防御也り」
ご主人は本当は弱いから、肩肘張っているのですよ。だからそんなに恐れなくていいです。
では、今日はここまで。