男の性が、分からない?

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

このところ 「人は解らない」という事について書いていますが、今日もその続きです。
私の所に相談に来られる方に、「何が一番苦しいですか?」と問うと、「夫が妻の私の方を向いていない事」と仰います。
私はこんな仕事をしていながら、今更、身も蓋もない言い方ですが、「違う生き物だと思え」です。
つまり、妻の頭の中も、洗いなおして欲しいのです。
夫が、妻の事だけを見るのではなく、幾つになっても、浮気性が治らない夫の見つめる先は、常に他の女性のことを向いているというのです。
そうです、だから 私の所に相談にお越しになっているのですけど、何とかしたいというお気持ちに反して、残念ながら、多分貴女のご主人は、別に妻の事が嫌いなわけではなく、沢山とは言いませんが、妻以外の女性が欲しいのです。
今浮気問題を抱えて、その夫の浮気相手と別れさせたいというのが、今の問題のテーマだったとして、何とかそれを解決したところで、「また夫は同じ事(浮気)をしませんか?」と問われます。
頑張って浮気相手を退治したとします。
それで、夫側も妻を苦しめた事を反省し、二度としないと心に誓う人もいるでしょう。
そして、その事がお灸となり、二度と浮気はしない素直な夫もいるでしょう。
でも、その逆で浮気相手を排除したところで、又繰り返す人もいます。それは人によりますから、一概には言えません。
では その二度としない人と、繰り返す人の違いはどこにあるかというと、その原因や理由はたった一つではないので、簡単には言えませんが、やはり妻との組み合わせによるものも大いに関係します。
しかし、それを考えていこうとしたら、妻の言い分は「私も妻として問題がないとは言えないが」と前置きし、
「それはさておき」とか「それはともかく」という言葉が、次の言葉の前に言われます。
その次に続く言葉とは・・・・
「夫は何故、浮気を繰り返すのでしょうか?」と夫という人間が今更わからないと言われるのです。
要は、急意で答えを知りたいというよりも、妻自身の持つ要因よりも夫の持つ要因のほうが重症、重要で、妻のもつ因子はあまり問題にしていないのです。
しかし、そういう妻に限って、子育てにかまけて、夫をないがしろにしていたと言われます。
これは、もしかしたら、夫からそういわれたから、自分でもそう思い込んでいるのかもしれません。
でも、中には、子供が授からなくて、不妊治療をしているという夫婦もいるので、これは子育ては理由ではなく、何らか、夫との間に隙間が生じているという事です。
そこで、当方に相談に来られている訳ですから、そこには浮気問題が生じているという事ですが、妻の関心の元は夫の浮気をする心理を知りたいという事なのです。
その答えは、夫のタイプにもよりますから、心理に関してはちょっと、横に置いておいて、殆どの妻の共通した不安は、「今の問題をクリアしても浮気癖は治らないんじゃないか?」というテーマに戻ると・・・・・です。
実は夫の浮気の再燃を心配する妻に限って、今、夫との間に起きている浮気問題が初めてじゃなないという事が殆どです。
私は現在起きている浮気に関して、私と「ああしよう、こうしよう」と言っていますが、「実は」と話し出されるのは、「そういえば思い出しました」という事で、過去にも夫の行動は怪しいことがあったと言われます。
よくよくお聞きすると、思い出したというより、妻の中では、たいしたことじゃなかったということだそうです。
だから、今の時点ですでに再犯?だという事ですから やはり初犯と再犯とでは、キャリアが違います。
妻にとっては、過去のそういう事って、あまり思い出したくなかもしれませんが、今、繰り返している原因は、最初の初犯で見過ごされたという事があります。
そういう事で、夫の浮気が繰り返されることが心配ならば、今の浮気が何度目の浮気かを、考えるところから始めないといけません。
常習性があったのであれば、その道筋を聞いてみないといけません。
過去の事は、忘れ去りたいだろうし、目の前の問題で心をかき乱されるのはよく解ります。
でも、あなたの心配が 将来も続くのか?という事であれば、夫の浮気が、過去から現在、そして未来という風に続いていくものか?実際、今、始まった浮気で、常習性がないのか?
それを解明するには 過去の事を見過ごしては、いけません。
人間、何でもそうですが、過去の所業で未来が作られます。
妻の貴女が、蓋をしたいことや、大きな問題じゃないと決め付けるのではなく、一旦、すべてを、並べて考えることから、将来が見えてきます。

世の中には、女性の私たちが理解出来ない、事件が起きます。
誰が・・・どの女性が・・・・子供のような男子の子供を、家に誘拐もどきで、置いておきますか?
どんな女性が、男性の下着泥棒に入りますか?
女性は男性にストーカーのように付きまとっても、殺人までは犯しませんよね。
でも男性は違うのです。性欲を満たす為に、女性の命までを奪うこともあるのです。
これらは、すべて犯罪の話です。
一般の男性や、一般家庭には、関係ない話です。
「私の夫と犯罪者と横並びにしないで!失礼しちゃうわ」
と、思うかもしれませんが 誰もそんな変質者と一緒にしているのではないのです。
でも、男性という生き物は それだけ性に引きづられる本能があるという事です。
だから、ここは、女性の理解を超える性のなせる業を抱えた不思議な生き物という程度で、留めておき、
それ以上の深い事は 女性という性の中に当てはめたり対比したりすることはできません。
しかし、気付いた事は「男性の行動理由は性」という事だという事です。
ただ、相談者の方が言う「夫は何故浮気をするのでしょうか?」という言葉に対する答えは 「何故」に答える事ではないと思います。
何故なら 相談者の「何故?」は、そのシステムを解明したいんじゃないんですよね。
何故何故?という嘆きであって、中身を知りたいわけじゃない。
それが解ったところで、それにどう向かっていけば良いかは、あまり考えたくないという事が多いのです。
何故なら 夫の浮気は心の問題だと捉えているのですが、実は男の性のなぜる業と受け止めるまでは、いかないというのが、妻の考えである場合が多い。
そうなると、私の本当の役目としたら、男と女の違いを説いている場合じゃないという事です。
やはり、妻の嘆きを聞くだけで良いのか?というと、多分相談者は、それだけじゃないというだろうなア。
でも、そこから先は思考にブレーキが掛かり、気持ちがストップしてしまっている事が現実だから、仕方がない。
本当に解決をしたい・・・・・・そんな勇気が必要なのですが・・・・・
では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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