似非(えせ)夫婦修復
タレントのユッキーナさんが、実姉の勤めるタピオカ店の店主に、脅かしメールを送ったことから、彼女自身がタレント活動を自粛することになりました。
この行為自身が問答無用である事は違いなく、当然の結果だと思いますが、ある意味、こうした脅かし行為は夫婦間の日常生活の中でも行われる事で、少し参考にして考えたいと思います。
もちろんユキナさんは、ここまでのことになるとは考えず、少し、恫喝をすれば、タピオカ店主の方から、折れてくるとか、期待していたんじゃないかと思うのですが、そこが間違いの始まりです。
そもそも彼女はキャラクター的にヤンキー娘のキャラで、言葉使いも悪いやんちゃなイメージですが、実は子育てもしっかりしていて、意外と良いママしているというギャップが、ママタレとしてのファンが付いていたと思うのです。
しかし、今となると、このギャップはなく、そのままという事で、人に対して、こんな脅かしをする人なのだという事が、世間に知らしめることになりました。
これは、彼女の「傲慢さ」という事に他なりません。
下記を読んで貰うと分かりますが、そもそも最初、タピオカ店主に送ったDMという文書が 私から言わせると、人を脅かすには、もう少し頭を使うものだけれど、稚拙でしかない。
「あと、弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるからこれからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますね」
ここで、少し、言葉の説明をすると、法的処理と言う言葉は、あまり使いません。
法的と言うときには 「法的措置」と言って、よく似てはいますが 措置と処置は違います。
措置とは 最初から最後まで手続き的な意味もあります。
それに対して処置とは、怪我の応急処置や問題回避の一時的な対処のときに使います。
つまり、彼女はこの言葉を耳で覚えた言葉を使った可能性があります。
まして、事務所総出でやるなんて、やくざの喧嘩でしか聞いたことがありません。
もちろん、こんな事に芸能事務所が肩入れするはずもないけれど、そういう風にいう事が相手には堪えると考えたのが、脅迫している事になるのです。彼女は暫く芸能活動を自粛する事で、問題の沈静化を図ろうとしましたが、一旦付いたイメージは拭い去る事は難しいかと思います。
でも、これって、実は家庭の中でもよく起きることです。
例えば夫が浮気をして、妻がそれに抗議するのに、夫の両親に告げることがよくあります。
この心境はと言うと、「親も嘆く親不孝」をしているのだと、いう事です。
そして、その親を妻の背中に従えて、家族総出で、夫のした浮気に抗議しているのだと言いたいのです。
つまり、妻は自分の官軍を増やして、皆で、夫を叱っていると表現したいのです。
でも、夫の浮気を制するには、そんな事をしても効果がありません。
むしろ、夫を家族から孤立させ、浮気相手とスクラム組ませるようなことになる事を言ってしまっているのです。
そうした中で、夫が、妻から益々気持ちを離れさせて行くことになった時に、浮気相手と二人三脚のうちは、夫は家庭を顧みないという現実に妻は初めて気づくのですが、その時には 妻は夫を脅かしていたことに過ぎないという事になっています。
夫と浮気相手を別れさせる事・・・・
これが何よりも、第一優先なのに、妻の脅かしが、夫を妻から遠ざける結果になっていた事を、この時に始めて知るのです。
脅かしていたからこそ、今度は夫に対して優しくしようと、逆の行動に出ます。
他のカウンセラーの所に行き、夫に対しては、家庭を居心地よくさせるために、逆らわず、夫のご機嫌を取り、
夫に対しては、いつも笑顔でいる「よき妻運動」をするように教えられます。
そうなると、夫は、自分のしている事を誰にも咎められずに、浮気だって邪魔するものがいなくなるのです。
何故なら、そこでは妻の詮索や、管理は一切するな、と妻に誓わせる訳ですから。
そんなこんなで、妻は夫の行動に何も文句は言わず、月日を過ごします。
ちょっとでも妻が不安を口にしようものなら「そんなに俺の事を信じられないのか?」と夫が逆切れするのです。
その結果、夫の浮気は、益々、黙認ではないですが、水面下に潜り、ドンドン深まっていくのです。
最初は夫を脅かしていたはずの妻が、夫から、「そんなに信じられないなら離婚だ」と、脅かされるのです。
そこで初めて、困り果てて、このRe婚かうんせらぴーの門を叩きます。
そこで、夫の浮気を止めさせる事が、肝心であることを聞き、方法論も聞き・・・・・
でも、夫から、何かしたら離婚だと脅かされているので、夫の浮気を止めさせようものなら、夫と離婚になると恐怖心を持ち、逆らえないと言うのです。
まだ、逆らえないと現実が分かっているならともかく、最悪なのは「夫の行動に少しでも逆らえば妻に対しての愛情我薄れる」と言って、何もしたくないというのです。
それでも望みは?と聞くと「夫と、昔のように心を通わせる事」と言われます。
つまり、夫の浮気に妻が制限をすると、夫との関係性に溝が出来ると言われます。
ここで、私は困ってしまいます。
では妻が夫の浮気を野放しにしたら、ご主人との溝は、出来ないのでしょうか?
妻が夫の行動に無関心で、何も言わなければ、夫の愛は変わりないのでしょうか?
相談者の妻は、たいてい、相談する時の開口一番にこう言われます。
「子育てに忙しくて、夫の事に無関心でした」と。
浮気の原因が、すべて夫への無関心とは言いません。でも、夫が他の女性にうつつを抜かし、時間もお金も使って妻の知らないひと時を過ごしていた、その時期に夫の言動の変化に気付かなかったのは事実です。
その無関心が原因だというのなら、解決のときも無関心ではダメなのです。
夫を脅かすくらいの勇気があるなら、無関心だといわれたくらいで引いていてはダメなのです。
夫に脅し文句を言い、義理の両親という味方を官軍に引き連れて、勇ましさ満載だったじゃないですか。
そこまでしておきながら、「夫の気持ちが離れるのが怖い」と、何も言わず、大人しくしているなんて、順番が違います。
中には、探偵会社を使い、夫の浮気の証拠をつかみ、夫に脅かした後、夫の決意の強さを知り、「夫に逆らうのが怖い」では、もうやっている事が矛盾だらけ。
やる順番が違います。
そして、妻が逆らったくらいで、妻への愛情は変わりません。
何故なら、夫の愛は、今は妻に向かってないからです。
冷たい言葉ですが、、妻が大人しくしているからと言って、夫の愛がそのまま続くのではないのです。
皮肉な言い方をすれば 妻の貴女が夫に逆らわず、夫の浮気にブレーキを掛けないでいたら、そのまま暴走車のように、進んでいきます。
そして、その結果、妻に感謝をするでしょう「俺のする事に目を瞑っててくれてありがとう」と。
つまり、貴女が夫の浮気をそのまま見過ごすと、貴女には感謝をしてくれますから、夫にはある意味「善き妻」です。妻への感謝の念は持ってくれます。
でも、これって、妻への愛ではありません。
貴女の子供が非行に走ったら、貴女は母親として、本気で叱りませんか?
真人間になってもらいたいと思ったら、子供が母親に逆らおうが、嫌われようが、本気で叱りませんか?
もし、そこで、気を緩めて、子供のしたいようにさせていたら、子供は母親に背を向けて、ペロッと舌を出して非行を続けるでしょう。
自分の子供だったら、母親として好かれることより、「間違っている事は間違っている」と教えませんか?
貴女の夫は、間違っているのです。
その間違っていると気がつけば、家族として、教えないといけないのです。
好かれようが、嫌われようが、時には、心を鬼にして、嫌われる覚悟で教育をしないといけないのです。
貴女は、これまで、そうした強い態度で来たではありませんか?
その結果・・・・・・今・・・・・・・
「夫に逆らうのが怖い」と言うのです、貴女は。
でも、その怖い相手と、心を合わせて、将来も夫婦として仲良くしたいというのです。
変な話です。
怖くて恐れている人と、仲良くしたいのです。
こうした、矛盾に気がついて、表面的な仲良し,こよしじゃいけないという事に気がついてほしいのです。
離婚は勧めません。
でも、矛盾を抱えたままで、進む事も、無理があります。
こうした根本的な事に気がついて、取り組むことが、本当の問題解決になりませんか?
「怖い、怖い」と言っている貴女が、本当は一番最初にすることは「もう離婚よ」と夫を脅かしています。
ね?人って、脅かしでは何も、解決しない事を知りましょう。
貴女が夫の浮気をつかんで、探偵を雇い、夫を脅かしたけれど、今夫との間に、冷たい風が吹いている・・・・
それは最初の出だしから間違っています。
探偵を雇う前に、ちょっと、出だしから、計画を練らなくてはいけません。
処置ではなく、措置です。
そういう事に気付いたら、自分で思ったように、好き放題するのではなく、一度、相談に来てから考えましょう。
そのために、Re婚かうんせらぴーがあるのですから。
では、今日はここまで。