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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

貴女が知っているつもりの知らない事

2019年10月26日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

俳優の俳優の椎名桔平(55)さんと女優の山本未來(44)さんがが離婚したことが25日発表されました。
ここ数年、話し合いを重ねた結果だそうです。
夫婦は長年暮らし、離婚が待っているとしたら、長年暮らして、これか、と思うと残念な事ですが、長年暮らしたからこそ、分かる「相違点」です。
しかし最後で、争いが表面化しなかった事は、タレントイメージも響かずよかったです。
話し合いの結果、二人で結論を出したとしていますが、恐らく、最後は弁護士や行政書士が財産分与などの書面を書いたのではないかと思われます。
二人で話し合いが出来ることはベストですが、中々そんなに平和に行きません。
もしかしたら、話し合いの段階で、互いに弁護士を付けていたのかもしれません。
だいたい、庶民の感覚だと、離婚で 300万円以上の財産や貯金の分配がなされる場合は、法律家の関与をお願いした方が素早く結果が出ます。
こじれてから調停や裁判をするより、先に、さっとつけておく方が、もめる事が防げます。

片や音楽プロデューサー、小室哲哉氏(60)が妻で歌手のKEIKO(47)と離婚調停中であることが報じられました。
婚姻費用分担金の提示は8万円だったとして物議をかもしています。
ただ、双方のゴールは離婚で、離婚に対しては、合意できているのです。
では、何を決めないといけないかと言うと 婚姻費用分担金と言って、結婚期間中は、生活費を払って欲しいという要求です。
そういう話し合いが成り立たないから、調停を申し立てたので、これはゴールまで、時間が掛かると見越して、妻が生活費の要求をしたのですが、ここでふと疑問に思いませんか?
離婚調停と、婚姻費用分担金
分かり易く言うと、婚姻とは結婚を指しますが、離婚と結婚という事が、ここでは同時に並べられていて、矛盾は感じませんか?
そもそも、調停とは、話し合いが困難な夫婦が、行うものです。
話し合いとは法律用語で「協議」と言います。椎名桔平夫婦のように、話し合いが成り立つ離婚は、協議離婚と称します。
片や話し合いが成り立たない夫婦は調停や裁判で離婚を決めます。これを「裁判離婚」と言います。
「離婚の話はお金の話」
夫婦が築いた財産や、預貯金。そして子供の親権などは、落ち着いて決めるべきものですから、夫婦が揉めた気持ちのままでは纏まる話も纏まりません。
婚姻費用の婚姻と、いかにも結婚を継続させる為のように見えますが、実は、婚姻費用も離婚の意味合いも含まれています。
つまり、調停を申し立てた場合、公的な家庭裁判所でする話し合いです。
これが離婚をゴールとしないケースでも、「裁判所」というだけに、争っているイメージが植えつけられます。
もちろん、離婚は避けたいが、夫が家を出て行ってしまった場合、生活費だけでも確保しないと、暮らしていけないから、と取りあえず生活費の確保が、婚姻費用分担金ですから、離婚は避けるのが目的と改めて、示す事も必要です。
そして、自分にも言い聞かせ、婚姻費用分担金請求は、離婚をしないための、前作業だと、認識を新たにしてください。
そうでないと、裁判所というテーブルに着いた段階で、両方とも離婚を目指しているという風なイメージになりがちですが、ここで、ゴールは離婚をしない為の調停ならば、目標と目的を再確認してください。
そうでないと、やはり、夫婦の双方が調停をすると、どうしても離婚へ向かっているとイメージしがちですし、何なら、夫側のほうは妻から単に生活費を要求されているのに、「別居の合意が取れている」という言い方で、わざと誤った受け取り方をします。
そしていかにも、夫婦が離婚に向けて話し合っているかのごとく、調停を都合の良いように利用します。
妻にとっては離婚を避けるための生活費確保でも、夫に取れば離婚を妻も念頭においているかのように、「じゃいくらが良い?」と
お金の話にすりかえてきます。
調停には「円満離婚調停」と言って、如何にも穏便に物事を進めようと名づけた、調停があります。
これだって、実は角が立たないように、ソフトに表現をしていますが、調停をするという事は「話し合いが成り立たない敵対する関係」と言っても過言ではない中、ソフトにオブラートに包んだだけという場合もありますから、表面的な言葉に誤魔化されないように。
いや、むしろ、負けないでね、と言う言葉を送りたい。
世の中の事を、善良なる妻たちは誤解をしています。
一見、耳障りの良い言葉に騙されないでほしいのです。
今、調停中の相談者も沢山います。
自分なりに考えた結論かもしれませんが、調停とは・・・・・という事から考えて欲しいのです。
だからこそ、私は、直接夫に調停を申し立てるのは反対するのです。
まずは浮気相手が先でしょう。
それが夫婦が対立しないための基本姿勢ですし、浮気相手の排除をするなら、夫と裁判で対決してどうするの?と私は思います。
そういう事をこれからも分かり易く解説していきます。
貴女が知っているつもりの、色んな事は、多分に貴女の間違った思い込みがあります。
こういう誤解も解かないとね。
では、今日はここまで。

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