浮気をやめさせる為のセオリー
当方の基本理論 何故 「話し合ってはいけないか?」について、今日は噛み砕いて、書きたいと思います。
話し合いという「合い」は対等な立ち位置を表します。
しかし、浮気に寄る夫婦の立ち位置は平等ではありません。
平等でない関係性は、どちらかが、威圧的であったり、持論をおしつけたかったりとして、公平な話し合いになりません。
もちろん、それを公平に整える為の話し合いなのでしょうけれど、それなら、その立ち位置であることを承知しないといけないのです。
たいていの場合、妻の方が弱い立ち位置です。
それは、表面的な意味での立ち位置ではなく、本質的な自分たち夫婦の関係性です。
中々、それを理解されている夫婦は少なく、それを理解する事も難しいのだと思います。
だからこそ、知っておいてほしいのは、「妻が夫を怖い」と思っている限り、公平な話しあいにはならず
夫に噓を付かれたり、騙されたりして、本当の意味において話し合いにはならないのです。
いわゆる、「話にならないまま」話し合いをしようとしているのです。
それは何故か?
妻が夫の浮気に気付いて、当然 それをやめさせようと考えます。
この時点で、夫は「浮気がばれた状態」に過ぎないのです。
そして妻は、浮気はあってはならない事だから止めさせないといけないし、当然夫もヤメルべきだと考えます。
ここで、互いの考えが全く噛み合ってない事を、まず知らないといけません。
ここでの夫の思惑は、どうしたら、この先、浮気がばれずに続けられるか?を考えています。
そして、浮気相手に自分の妻がどんな攻撃をしてくるかを心配していますし、ここでは、家庭よりも浮気相手を守る為に必死です。
ここで妻は誤解をしてはいけません。
浮気はあってはならない事だから、バレたら、浮気は止めるだろうという考えです。
浮気はバレたら、止めるよりも、もっとばれなくする方法を考えるのです。
それなのに、妻の考えは、浮気はよくないことだから、止めて当然と考えると、夫は「止める」ととりあえず宣言しますし、浮気相手と別れると、妻をなだめます。
つまり、別れるといわれると それを信じるしかなくなる、又は信じたいという気持ちに押され、疑う事を止めざるを得ません。
夫は基本的に優しい人だから、結局は家族を大切にするだろうと思っていると、その考えを夫に利用されてしまいます。
浮気は止める宣言、それを信じる妻・・・・そういう構図が出来上がってしまい、夫に従うよう立ち位置になります。
ここで、もう一度、よく考えて下さい。
妻に浮気がばれたからと言って、何故、浮気相手と別れないといけないのでしょうか?
浮気がばれた途端に家族の事を大事にしようと、すぐに反省をするのでしょうか?
この答えは、NOです。
増して、ばれて直ぐの段階では、夫だってうろたえているのです。
そこで、何とか浮気相手を怒らせないように、その関係を続ける事に必死です。
そうです。
妻にばれたから、妻に向いて、直ぐに反省をする人なんて、そもそも浮気はしません。
うしろ、妻を恨むくらいです。
そういう浮気をする人間の心理を知っておけば、話し合いなんて、その時にすることではないことは分かります。
ましてや、よくよく相談者に話を聞いてみると、「夫が怖い」という人がいます。
怖いと思う人間とは話し合いという形にはなりません。
よく考えてみて下さい。
夫婦だから 話し合いという形を取ろうとしていますが、何か街中で他人とトラブルが発生したら、話し合いで解決できますか?
まして怖い人や、自分を脅かしてくる人とは、話し合いはしますか?
要は、怖いと思っている人とは、話し合いは不可能なのです。
他人と違い、知った仲の夫婦だから話し合いをしようとしますが、そもそも、恐怖を感じている相手と公平な立場で、話し合いは出来るのでしょうか?
この答えもNOですよね。
相談者から、よくよく聞くと、夫が怖いという方がいます。
その怖さは、色んなタイプがあり、単なる暴力的な事の場合や、タイプによっては暴力的ではないけれど、理論的で、言葉では抵抗できない夫の場合も同じです。
中には、夫が家を出て行ったり、生活費を入れなくなったりする可能性があるため、夫の次の一手が怖いという方もいます。
そんな卑怯な人を相手に話し合いで、妻の貴女が、夫を言い負かせるでしょうか?
いえ、言い負かすと言い方がおかしいならば、貴女は勝ち負けではなく、夫を平和な形を気付きたいのですよね。
それなのに、夫を話し合いをしたいと望んでいるのは、単に話し合いが平和的交渉だと思っているだけです。
でも、世界中を見てください。
同等な立場の国間では、交渉は成り立ちますが、上位や優位に立っている国と、平等な話し合いは成り立つかどうか?考えてると分かります。
では、何故 貴女は夫が怖いのでしょうか?
それは夫婦の成り立ちや 歴史にもよりますが、とりあえず、立ち位置の自覚のないまま、夫を怖がったままでは話し合いで、
良い結果が出るはずがないと言う事を理解してください。
だから、本当の問題は 浮気の問題ではなく、夫を何故怖いのか?ここに深刻な問題原因があります。
浮気は その結果に過ぎません。
そしてもっと深刻なのは その怖い夫と結婚生活を続けていくという事です。。
この問題を解決するには、夫婦それぞれの形をお聞かせ願う「コンサルタント」が必要です。
しかし、浮気問題が発生しているときは そんなのんびりした時間はないと思うでしょうし、夫婦の基本の問題を覗き見する余裕はないでしょうけれど、だからこそ、恐怖に感じる夫と話し合いで、何とかできると思うことを止めるべきなのです。
私がこの段階で、言える事は、「こんな方法がいい、あんな方法がいい」と言う個々の夫婦への提言や解明は、時間がありません。
だから、「あんな事をしてはだめ、こんな事を言ってはダメ」という、「ダメ出し」だけしか言えません。
何故なら、やってはいけない、いってはいけない事は、ある程度、どこの夫婦にも言える共通したことなのです。
各夫婦にとって、急務なのは、何をするべきというのは各々、それぞれのケースがありますが してはならない「べからず」は、共通することが多いのです。
そこで急務なのは、してはいけないことを、守るだけで随分結果は違います。
と、いう事で、浮気問題に限って言えば、「話し合いで解決はしない」とお考え下さい。
そして、話し合いしか、知らないとは言え、話し合いは万能ではありません。
話し合いをベストと思うのは止めましょう。
では話し合い以外の方法は何か?と言うと、それは個々の夫婦の問題をお聞きすることが先決になりますから、とりあえず、話し合いはしない方が良いのですが、普通、問題が起きたら、話し合いはしないでいられるはずがない。
だから、一度や二度は、話し合えばいいのです。
でも、大事なのは、話し合いは効果がないという私の教え?を思いだして欲しいのです。
それで、話し合いで効果があった人は、それでいいと思います。
それだけ素直で、誠実なご主人だったので、「罪を憎んで人を憎まず」・・・・事件として対処しましょう。
でも話し合っても、まとまらず、決裂したとしたら、私の唱える「夫婦は話し合ってはいけません」と言う言葉を思い出して欲しいのです。
でもこの「話し合ってはいけません」と言う言葉の前に「浮気問題を・・・・」と前置きに「浮気問題は話し合いでは解決しない」と言う事を頭に叩き込んで欲しいのです。
その上で、個々のケースに応じた解決策を考える為に、ご相談に来て欲しいな~。
つまり、あまり話し合いでこじれない内に、手を打つには、「話し合ってはいけません」という原理原則をお守り下さい。
一見、「ダメ出し」しか言ってないように見え、話し合いをしないというと事は様々な効果を生みます。
だから、ダメ出ししか出来ませんが、それが、問題を悪化させないで済みます。
話し合いをしないというのは消極的に見えて、意外と、大きな効果があります。
夫を怖がっている段階で、話し合いで何とかしようと思うのは、大間違い。
夫は怖がっている貴女を、尚更、力に物を云わせ、貴女を黙らせようとするだけです。
そんな怖い関係で、話し合いをすること自身、無謀だと言う事をご理解下さい。
では、今日はここまで。