今年こそ 夫婦問題を解決しましょう
タレントのサンプラザ中野さんの娘さんへの養育費の事が、ネットで出ていました。
彼はアスリート並みのストイックな生活をし、とても真面目な一面がある一方、下記のように、離婚後に、養育費の不払いの問題も起していたようです。離婚、養育費、噓のサンプラザ中野さん
また、兵庫県明石市の泉市長は、養育費の不払いを続けている父親に明石市のホームページで実名を公表する対策に取り組む事も
明言されています。
実際に養育費は、離婚時に約束されても、24%の人しか、支払っていないという数字があります。
その上で。決めた子供の年齢まで(18歳とか、大学を卒業するまでとか)最後まで支払われるのは、2割を切るとも言われています。
その理由は、もちろん、父親としての自覚の欠如もあるでしょうけれど、事情が変わり、支払いが困難になる事もあります。
例えば、父親が離婚して、再婚をしたら、そこでも生活費が嵩み、何なら、若いうちなら 次の再婚で子供が出来ると
今の時代、2つの家庭を維持していけるのは、会社社長くらいで、一般のサラリーマンには、困難な話です。
それでも公正証書を交わして、公証人役場に届出してあると言っても、実際は支払いが困難になれば、その事情も、聞きいれていかないといけないという事です。
つまり、離婚時に、いくら調停や裁判で、養育費を取り決めても、最後まで実行されるという事の確約にはならないという現実があります。そして裁判や調停で確約した事でも、支払う側の事情が変われば「減額請求」と言う制度もあり、養育費の金額を下げるような要求が通れば、その事情に対応していかねばなりません。
私の所に来られる相談者は、「離婚も視野に入れて考えている」と、離婚か、否かを検討されていますが、この場合は、離婚後の養育費をキチンと支払って貰えるという前提です。
その基本の考えになっているのは、「夫婦仲は破綻」しても、子供の父親であることには変わりがないから、その役目は果たしてくれるだろうと、考えています。
したがって、離婚後の生活設計は、母親である相談者が、20万円くらいの仕事をして、元夫からは10万円くらいを養育費として、毎月貰うという事で、試算されています。
もちろん、それを、本当に実行してくれる心温かい父親がいる事も事実です。
でも男性の約8割までは、最後まで その役目を果たさない方がいる事も事実です。
そう言う事を言えば相談者の妻は、「離婚前の話し合いで、夫がキチンと約束をしてくれたから」と言われます。
こういうタイプこそ、一番危険で、絵に描いた餅になりがちです。
何故なら、離婚前に、結構な大金を提示する父親は、現実味がないから、です。
そういう夫に限って、離婚後には、まもなく「支払えない」と約束を反故にしがちです。
では、何故、そんなに、直ぐに、支払えないというのでしょうか?
それは、離婚前に、気前の良い金額を明示する事で、妻が離婚への承諾をするから、という離婚をスムーズにする為の橋でしかないという例を、山盛り見てきました。
また、そういう妻ほど、「約束は絶対だ」という信じ込みをしていて、約束は守るべきだと思い込んでいます。
約束は確かに、守られるべき事であることは、よく分かります。
でも、貴女の夫が、それほど、約束に忠実な人で、あれば、そもそも離婚にはならないのです。
ましてや、離婚の理由が、夫の浮気であったりすれば、それはある意味、「ルールを守らない人」なのです。
私は不倫という浮気をする男性は、「結婚というルール」を守れなかった人です。
その人が離婚後、元夫婦の取り決めを守るはずが無い、と思うのです。
夫婦には、色んな時期があります。
愛し、愛された、円満なときばかりではありません。
時には荒波を越えないといけないこともありますが、乗り越えるには、「愛よりもルール」です。
健やかなる時も、病める時も・・・・・の、病める時を乗り越えられなくなった時に、離婚を選択します。
ある意味多少の苦労はあっても、共白髪まで問い遂げようと結婚式では約束しても「添い遂げる努力」を放棄したときに離婚になります。
つまり、理屈っぽい話ですが、これもルールを守れない結果なのです。
家族がいて、そこには可愛い子供が居て、何を差し置いても、子供の為に、大人の自我を抑えられなかった事が不倫を誘発します。
一緒に暮らしていて、子供に誠実でなければならない夫が、他の女性に心を奪われる人が、離婚して、毎日、顔を見なくなった元家族を第一優先にするはずが無い。
離婚後も、養育費は払うと約束をしたから、払い続けると思うのは危険です。
何故何ら、浮気をする夫は、又は浮気問題が根底にあって離婚をする夫は、そもそもがルール違反の塊なのです。
だから、どうしても離婚を夫婦が選ぶときは、養育費を払ってもらえなくなる事もあるかもしれないという覚悟が必要です。
しかし、「離婚を視野に入れて」と考える妻の特徴は、「養育費は約束したから払うべき」と思っていますが、夫が養育費を支払うと約束するときは、「離婚に早く妻の合意を得たい」というステップの為の約束になっている事があります。
喉元過ぎればではないですが、いくら役場に届けても、どれだけ硬い取り決めを、誓約書にサインさせても、そもそもが、子供達の為に
共白髪まで家族を守る約束に失敗した時に、離婚になるとしたら、全面的に、離婚時の約束を信じるのは、ちょっと危険です。
貴女の離婚を決意する条件の中に「養育費は貰える」という事が、大きな条件になっているなら、その離婚はちょっと考え直した方がいいのです。
貴女も何らか、夫とは不協和音があって、一緒に暮らしていく事に、失望したら、養育費を貰って、生活できるなら、「精神的開放」を求め離婚も有り、なのかもしれませんが その養育費が貰えないとなると、貴女は、働き詰めに働かないといけません。
そうなると精神的な余裕どころではなくなります。
貴女が、夫からの「お金」がないと、暮らしていけないなら、「約束を鵜呑み」にする事は、ちょっと考え直してみてください。
では、今日はここまで。