夫の不機嫌の理由

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

私の若い頃の話ですが、何故かいつも夫は不機嫌でした。
私は自分で言うのもナニですがとても大雑把な性格です。
そう思っていました。
しかし、それは当時、元夫から、ことごとくダメ出しをされていたので
私は自分の事を、女性としての値打ちは無く、妻失格だと思っていました。

ただ、持ち前の明るさから、友人は多くいたし、そんな風に元夫から冷たい目で見られても
他の事で紛らわす屈託の無さで乗り切れました。

私達の結婚式には、私は関西地元でもあった事から、中学、高校の友人や
バイト仲間とか音楽仲間等が、会費制のパーティーを盛り上げてくれましたが
片や、元夫の友人は新聞配達をしていた年下の男の子と、もう一人知り合いが来ただけで、
他は誰も来ませんでした。

当時は、そんなもんだと考えていましたが、何故 そんなに
友人が少なかったのか、深くは考えていませんでした。

そんなこんなで結婚生活が始まりましたが、私の元夫はいつも不機嫌でした。
それも、意味が判らず、何か私がダメなんだと、意味も解らず反省はしていました。

今、思い起こしてみると元夫は、いつもイラついていました。
そういえば、元夫を私の母親に合わせて、少し食事をしようと、母を連れて大阪城に行った時です。
今から新婚生活を送ろうという、楽しいことが待っている、その時に母は、私にこういいました。
「○○さん(元夫の名前)は、何か怒っているの?」と。

私は、幸せと感じていたので、あまり気にならなかった事でしたが、客観的な母の立場から見たら
そんな時期から、イラついて見えたのだと思います。

生活が始まってからも、鈍感な私にはその意味は解りませんでしたが、恐らく、
解らないそういう私にも腹を立てていたのだと思います。

そして離婚もして、皮肉にも夫婦問題のカウンセラーと言う仕事をしています。
夫婦のなんぞやも何も分からなかった私が、離婚をしたからこそ解ることがあります。

夫婦問題を相談してくださる、相談者の家庭の話をお聞きして、ようやく、
私の元夫の事も解るようになって来ました。

私が離婚して、解ったこと・・・・それは、結婚生活の中では、何も解ってなかったという事。
元夫の人物像を、何も解ってなかったという事を離婚して初めて知りました。

近くにいたから見えなかったのではありません。

「私はこう思う」という見方しかしてなかったという事。

つまり 私が見ていた元夫像という物は、私がフィルターをかけて見ていたという事。
そして、私がこうあって欲しいという枠の中に押し込めて見ていたという事、です。

そして、今となっては、何の証明も出来ないのですが、ふっと思うのは、イラついていたピークの時は
誰か女性の存在があったのだと解りました。

でも、一度、それに気づいた事があって、それを咎めたら、ものすごい反撃をくらいました。
それからは、もうあまり、逆らわないように生活していましたが、反抗もしない私に
冷たい目線を送っていたときは家を出て、誰かと生活していたのか、ガス代の連絡先を私にしていたことで
後になって判りました。

そして女性とのツーショットの写真を目にした時は、とうとう、私の心は無反応になってしまっていました。

離婚して解ったこと。
他に女性の存在があれば、そりゃ私は邪魔だろうな、と。

なあんだ、私が悪いんじゃなかったんだ、です。
反省して損した・・・と変に安心したものです。

男性が妻を疎ましく思う時。
それは妻に頭が上がらないか、他に誰か好きな人がいるか、だいたいそのどちらかです。

皆が皆とは言いません。
でも、だいたいがそんな感じだと思います。

子供を授かり、今はその子供が孫を産んで・・・・
そういう脈々と、生命がつながれていく人生を授けてくれた元夫には感謝しているのです。
ある一時期、元夫の力がなくてはならないものであった事も事実でした。

でも、結婚生活の間、殆どが不機嫌だった、元夫は、何を求めていたんだろう。

よく世間の男性が言うのは、結婚している時は、モテたけど、離婚をしたら、もてなくなったといいます。
または、離婚をして再婚をしてもまた離婚をする男性が多い。

それは、離婚をしたからもてなくなったのではなく、男性は自分の何が本当にいけないのか、反省もしないところです。
反省をしないから同じ間違いを起すのです。

そして、浮気相手の女性にとっても、不倫関係であった時は、何もかも刺激的でしたが、その男性が家庭を捨てて
不倫相手の自分のところに来てくれたら、妻の代わりをしなければなりません。

これまでは、人の夫にちょっかいを出しているという背徳感が二人のスパイスになっていましたが、
スパイスは、毎日になると刺激的ではなくなります。

そんなこんなで、一度離婚をすると再婚離婚を繰り返してしまう人もいるんです。

妻に優しく出来ずに、いつもイラついている意味は 大きく分けて2種類です。
妻の事が、余程、気が合わないか。
または他に女性の存在があるときが多い。
男性のイラつきは、よほど、本当に仕事が忙しくない限り、実はやましい事を隠している事が多い。

だから、余程妻に大きな欠点がない限り、真面目に自分を責める事はしないでいい。
どうせ、浮気でもしてるんだろうくらいに考え、当方に相談に来てください。
私みたいに離婚をしてから全てがわかっても、手遅れですからね。
では今日はここまで

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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