後ろめたさ
連休が終り、皆、それぞれの日常が戻ってきます。
これはある意味、お客様の問題がなくなってないという事で、それに対する皮肉な仕事だとつくづく感じるのです。
だから、この連休というのが、色々意味深で、色んな結果が見えるときです。
この連休に入る前に、色々な相談を受け、お客様としばしの別れをしました。
何故なら この連休中は、皆家族と過ごし、一家団欒のレジャー等を楽しむ方は 私の
ような存在とは暫く連絡を断ちます。
その結果、連休が家族の問題を解決するきっかけになれば、連休が過ぎた後も、私のところには連絡は来ません。
しかし、この連休でも、色んな不安を払拭できなかった人は、連休明けに連絡を頂きます。
これは、ある意味私の予感が的中したという事になります。
連休に入る前の相談は、もちろん?夫の浮気です。
でも、これが2つのパターンに分かれます。
一つは、終った浮気に対して、夫婦が過ぎたこととはいえ、夫婦がギクシャクしているという相談もあります。これをAという相談とします。
もう一つは、夫が浮気中という相談ですが、こちらは、また連休明けたら相談が継続するという事になります。これをBとします。
Aの相談の方がある意味、深刻です。
何故ならAは夫とすでに修復に入っていると思っているのに、何故か不安が消えないという事です。
その「何故か」を解明するのが私の仕事ですが、この場合は、Aの方は、夫の浮気は終ったものという決め付けがあります。
しかし、諸々の話を纏めてみると、「本当に終っているのか?」という疑問に突き当たります。
ですので連休は その疑問の答えを見出すための宿題を出さざるを得ません。
つまりこれまで、夫の浮気が終了したと、考えていた事柄を私が覆す視点もあり、その確認を相談者にお願いするので、連休中は、ある意味夫の不倫が終ったかどうかの確認作業になります。
妻がこれまで信じてきた、夫の浮気は終った事とする定義を、すべてひっくり返して、一度確認してみよう、という宿題を出さないといけないので、相談者にとっても試練です。
信じてやまない夫の事を、今一度、疑いの目を持ってみようという宿題なんて、本当に出す方も心苦しい。
私の仕事も、辛い仕事だと思います。
でも妻の疑問は「夫の浮気は終っているのに、夫と相変わらず、隙間風が吹いている」という疑問への答えを求めて相談に来られます。
それは案外夫の浮気が終っているという定義が、間違っているときがあるので、これが解れば、隙間風の正体も解るのです。
つまり信じるという美談を私は、覆さないといけない作業なので、ある意味恨まれても仕方がないのです。
夫を信じてはいけないとは言いません。
しかし、今、疑問に思う事があるなら、今一度、別の角度で、物事を見てみましょうと
宿題を出すのです。
そうしたら、これまで妻が信じてきた事は、実は「信じ込まされてきた事」だとわかるかもしれません。
でもね、これが解れば、一つの出口が見えたことになるのです。
闇雲に信じる事で、蓋をしてきたことの正体が解ります。
ここまでたどり付く事は一つの成長です。
さ、連休も終わりました。
不毛な信者で終らず、成長をしましょう。
では、今日はここまで。