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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

夫婦問題は、変化、悪化、劣化する

2019年2月10日

テーマ:夫婦関係修復について

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 夫婦問題 相談

夫婦の問題は、放置をしたら、形を変えて行きます。
よく、どんな人に相談しましたか?と相談者に聞きますと、「友人」と答えた人はその殆どが
「しばらく様子を見たら?」と、何もしない事を勧められます。
しばらく様子を見るという事は、「何もしない」という事であり、ほぼ、放置の意味です。
私なら、言葉に責任をもつ仕事ですから、人の人生に関わる答えは責任重大ですから、言いにくいことも言わないといけない場面は
在ります。
しかし、友人であれば、相談した人のショックを少しでも和らげようとする事を言うのが精一杯です。
常々言っていますが私は世の中、放置しておいて言いのは、軽い擦り傷と、一時的な疲労感くらいです。
今、苦痛を抱えるくらいの問題であれば放置していて、良い事は何もありません。
と、いう事で、その時、起きている症状が小さくても、それは小さいからからこそ、初期症状で、初期の間に対処しておけば
問題は悪化しなくて済みます。
だから、夫婦に起きている問題は、始めてのことだから、対処と言っても、何から手をつけたら良いか?
下手なことをして問題が悪化したらどうするか?と不安になるでしょうけれど、本当の不安は放置の方が怖いと、知って頂きたい。
大事な事は、自分がどういう考え癖を持っているか、その時に自分を観察するだけでも、意味があるのです。
放置するというのは、消極的な、踏みとどまりですから、自分がそういう消極的な答えに安心されられるという性質があるという事に気づきましょう。
好きじゃない人達に会うときには気が重いのと同じ、人は何でも、ネガティブなことには、一歩出ないものです。
反面ポジティブな事や楽しいことには、人は前のめりです。
いくら普段消極的な人でも、長い休暇とボーナスが与えられたら、どこに行こうかと旅行先を検索します。
要は、楽しい気の進む事にしか人は積極的にはなれないことは仕方がないことです。

でも、ここで、あえて、言っておきたいのは、夫婦の問題は放置したら、こじれます。
特に浮気問題は変化、悪化、劣化するのです。
これが、先日のコラムのタイトルでも書きました、「旬」という事です。
物事には旬がある

いつも例え話ばかりですいません。
でも、これは「たられば」の例え話ではなく、解り易くする為に、話を例えるので少しお付き合い下さい。

私が子供の頃、よくテレビでロシアの地図を見て、「歯舞や色丹と書いて何と読むか?」と当てあいこをしていました。
そんな中で、「北方領土返還」が叫ばれ、子供心に日本の島を何故日本が返してとワザワザ言わなければならないか不思議でした。
それが50年以上経った今、再び、プーチン大統領を、安倍総理が北方4島を巡り、返還の要求の話し合いをしています。
その間、日本の総理は何度と無く返還要求をしましたが、「4島一緒じゃないと」とか「いや、まずは1島だけでも」とか時々返還の話は起きていましたが、そのどれもが立ち消えになって、今に至ります。
もちろん、4島全て返還される事は理想です。
しかし、この年月で、4島全てなんて、贅沢な要求で、何となく、2島が精一杯という雰囲気になりつつあります。
何なら、2島と言っても、返還なのか、管理なのか、用語の使い方だけでも、その扱いが変わってきています。
つまり時間が問題を変化させたのです。
領土問題を放置していたとはいいませんが、時間が掛かりすぎました。
これだけ時間が掛かると、子供の時に見ていた風景は、日本的でしたが、今や、在住する人たちがロシア人ばかりで、外国の景色です。
私が15年前に、中国の行った時、国境近くで、寒い地方だったので、毛皮の帽子を被ったロシア人が多く歩いていてロシア人街というのがありました。
それはもうロシアの風景でした。
私が子供の頃、ニュースで見た北方領土はまだ、日本人の漁師が多くいたような記憶があります。
しかし、年月が経てば、最近見たニュースでは、そこは言葉の全てロシア語でしたので、完全に外国の風景です。

今、安倍総理は、この領土返還の交渉をしていますが、過去のやり取りと全く同じではないのです。
もう島には、ロシア人が多く住み、家族が増えて、ロシア一色です。そこには昔見た、日本人はあまり存在しません。
私の子供の頃の記憶ですから、間違ったことも言っているとは思います。
でも、年月が経った分、過去の「返還要求」と今の「返還要求」は、ロシアの側の立場も出来ていて、問題が変化しているのです。
だから、振り出しに戻って、同じ要求をした所で、問題の変化が、答えを複雑にしてしまっています。
そうです、時間が経てば問題がこじれるのです。
私の子供の頃に、没交渉になってしまった、北方領土返還の問題は、これだけ年月を経て、再び再燃したとしても、時間が経った分だけ同じ問題ではなくなっているのです。
いえ、時間が経った分だけ、あの島々で生活をしている人達は、郷土愛も、年齢の分だけ、増しているのです。
すなわち、時間という流れは時刻というときを刻みます。
その時間の流れは、残念ながら相手にも時を刻み、定着という縁を生みました。
夫婦の問題も、時間が経てば、それだけ、問題が変化します。
浮気を発見して、ちょっとだけぶつかって、ご主人が認めなかったからと言って、そのまま放置して、またいつかという事であれば
きっと、「時間」という物が加わり、より頑固な仕上がりになっていると思います。
最初は、浮気を見つけて、浮気相手と別れさせようとしたけれど、「様子を見た」という時間を掛けたお陰で、浮気する二人には
思い出を残し、絆を作り、将来の約束をし出すのです。
だから、浮気が判明したその時には、そこまでの絆は出来ていませんから、二人の関係を壊すのは、まだ簡単です。
でも、時間が経ったら、浮気する二人にチームワークが生まれ、遠慮もなくなるのです。
そうすると、浮気相手は、自分たちの浮気を成就させようと、妻が多少怒鳴り込んできても、「強さ」を身に付けているので、妻の要求を跳ね除ける為の、スクラムをご主人と組み始めます。

よく妻は夫の浮気を見つけ、夫に詰め寄ります。
その結果、夫はあまり、浮気相手と会わなくなったと安心します。
だから、もし調査とか探偵を雇っても、あまり夫は浮気相手と会わないので、いつ調査をして良いか解らなくなる、と困ります。
ただ、全く別れているという感触も無いため、夫が浮気相手と会う日が決められないまま、探偵会社に依頼をすると、調査機関が長くなり、それだけ調査費用が高額になります。
だから、調査が出来ないので、どうしたら良いか、と相談を受けますが、この原因の悪玉?は夫に対する妻の問い詰めです。
妻が、言葉で問い詰めると、夫は妻がどこまで、夫の行動を把握しているかを知ることになり、暫く浮気相手と会わないようにするだけで、浮気を止めたわけではないのです。
妻の問い詰めが夫に、裏を書かせることになり、妻からの目を逃れる術を身に着けます。
それが「夫は暫く女性とは会っていない」という妻の言葉が災いになるのです。
妻は、夫と浮気相手とを別れさせたいと望みつつ、その為の証拠調べをする、材料を失います。
いつ、調べたら証拠がつかめるか?それがある程度、日にちを絞れたら、費用は抑えられますが、闇雲に調査会社の言うがままに調査も日にちが長くなれば、それだけ高額になりますが、調査は高くて手が出ないとギリギリまで我慢しつつ、いざとなったら、一番高額な方法を選ばざるを得ないという事になります。
夫に対する発言も、目的を持って言わないといけません。
趣旨はわかります。浮気を止めて・・・という事ですよね。
でも、そんな大切なことだからこそ、ゴールを見定めて話さないといけないのに、たいていの人はここで失敗します。
ここで夫に話し合いを持ちかけても、問題が改善しないので、問い詰めという風に問題がこじれます。
問い詰められた夫は、そこから、逃げることしか、考えません。
では逃げて、どこにいくのでしょう。
それは、鬼のような顔をした妻から逃れて、浮気相手の所に行き、その浮気相手と一枚岩になります。
いいですか?
あなたの問い詰めは、浮気相手と夫を益々結びつけることになります。
その意味で、問い詰めた後のゴールを決めて、ボールはシュートしないといけないのです。
ここを一緒に取り組みませんか?
これから私は、あなたの家庭教師。
貴女が、行き当たりばったりで、発言していたことも、問題を整理することで、ゴールは違って来ます。
貴女の望むゴールは、どこですか?
ゴールを目指して、上手くシュートしていますか?
そんな塾をまもなく開校します、乞うご期待。

この記事を書いたプロ

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