何故直談判が駄目なのか?
嘘は罪悪でしょうか?
何でも、四角四面に考えてはいけません。
一般的な考え方というのは必要ですが、物を考える時に、常識の枠だけに押しこめると、窮屈になります。
例えば、嘘は良いか、悪いかというと、それは悪いに決まっています。
でも、嘘も方便という言葉が有るくらいですから、必要に応じて、真実を言わない事の方が平和だという事もあります。
女性の容姿を褒める時、全ての人が美形とは限りません。
でも男性って女性を色んな表現を使って褒めてくれる優しいところはあります。
女性の顔を褒める時でも「目が可愛い」とか「口元がセクシー」とか。
それぞれのパーツを褒めてくれて、決してバランスの悪さを指摘しないのです。多少配置がとっ散らかっていても、よいところを探してくれるのです。
ま、中には、ちょっと、褒める部分を探すのに苦労をする女性もいますが、そういう人にすら、男性は
チャーミングだとか(古い?)笑顔が可愛いとか・・・・
余程、褒める事を探せない時には「個性的だね」と言ってくれます。
これは究極の褒め言葉です。
人間性の事にしてもそう。
お転婆は女の子には活発と表現してくれますし、おしゃべりが達者な人には、聡明だねと褒めてくれる。
つまり良いところを、一生懸命に探して、欠点でさえ、オブラートに包んで表現してくれるのは男性の優しさです。
現に私の学生時代の友人のあだ名は「ブースカ」。(昔、円谷プロの怪獣映画に出てた珍獣)
ちょっとブチャイクちゃんでしたが、その友人と結婚した旦那様が、交際時に、ブースカの事を
榊原郁恵さん似だと表現したのを、私達悪友は笑い飛ばしたものでした。
でも、旦那さんには、そう見えていたのですから、まさにあばたもえくぼとはこの事です。
このあばたもえくぼというのは、嘘を言っているのではないのです。
短所でさえ、長所に感じてしまう程、その人を愛しているという事ですので、これを嘘か、嘘でないかという決めつけは、違うと思うのです。
これは結婚をしてから、妻が夫の浮気を発覚させて、「お願い、本当の事を言って」と言っても、本当の事が妻の貴女を苦しめる事であれば、本当の事は言えないのです。
つまり、妻の貴女が、夫の浮気を知り、それを夫に問い詰めたりするその意味は、「浮気を認めたら浮気を止めるもの」というあなたの思い込みが夫との距離を生んでます。
浮気は良いか、悪いかというと、悪いに決まっている。
でも、それはもう始まってしまっているので、悪い事は承知の上だから夫は必死で隠してきたのです。貴女の中にプログラムされた「夫の白状=浮気は止める」は、貴女流の規則なのです。
でも、夫の本音はまずは「ばれちゃった」という事に動揺していて、それをこれから、どうかわしていうくかで、頭の中はいっぱいです。
本当の本音は、見つかってしまったから、すぐに浮気は止めないといけないとは思っていないのです。
だから、ここで嘘を付くということになり、浮気相手とすぐに別れるという事を言って、貴女を安心させるのです。
これは偽りの優しさかもしれませんが、実際は貴女を傷つけまいとする心も本音なのです。
貴女が知りたかった本音・・・
それは「困ったな~相手の女性に妻が何か言って行ったら、嫌だな~」っていう事がその時に考えているのです。
その本音を聞かせてと妻がせがまれても「言えるはずがない」という事が本音ですのです。
では、嘘も方便が多少許されるとしたら、許されない嘘は何でしょう?
あえて、嘘にも二種類あり許される嘘と許されない嘘を線引きしたら、その違いは何でしょう?
私流の答えですが、許されない嘘は「裏切る目的の嘘」だと思うのです。
例えば、浮気って、裏切りには違いはないのですが、夫の目的は浮気を成功させる為に嘘はつきます。
でも、裏切ろうと思って嘘を付くのとは少し違います。
だから、浮気は良くない前提ではありますが、裏切りたくて夫は浮気をしているのではないという事は断言できます。
しかし、その浮気に年季が入り、浮気相手とも、離れがたい関係性が生まれてしまったら、その女性との不倫を成就させるために、妻を騙さないといけません。
不倫の成就とは不倫相手との結婚だとしたら、妻を納得させないといけません。
(ここでは、不倫が良いか?悪いか?是か非かの争論は省きます。何故なら、悪い事だとしても、もうすでに始まってしまっていて、不倫は存在しているのですから)
不倫を成就させてその為には、妻にはいろいろ嘘を付かないといけません。
単身赴任も出張も、残業も、そうなのです。
例えは別居もそうです。
夫婦が冷静になるために一時期だけでも別居をしようというのは、浮気の尻尾を掴ませなくする浮気隠しです。
なので、夫から浮気の隠れ蓑になる別居を言われたら飲んだらいけないと思います。
もちろん妻から別居を告げるのはもってのほか。
離婚をゴールにするなら別居も問題ありませんが離婚をしたくないなら、別居はしてはいけません。
「じゃ、どうしたらいいんですか?」と食い気味に聞かれますが、現状を我慢し、別居は避けるしかないと言えます。
ここで、我慢の限界が来られている妻に、精神を病んでまで、我慢をしろとはいいません。
でも、我慢できるのであれば、別居は避けて欲しい。
「じゃ、どうしたら我慢が出来るのですか?」と、半ば怒り気味の貴女の心の声が聞こえてきます。
その我慢の仕方を、私はお教えしたいと思います。
人には、色んな痛みに対する「我慢の限界」が違います。
私の友人の所の子供さんは、歯医者の治療が大好き、あの機械で削られるのが好きという子供が居ました。
随分、変わっているな、と感じたものですが、私などは、あのキーンという音が怖くて椅子から降りて逃げたくなります。人には我慢できる段階が違うのです。
だから我慢の仕方を全員に通り一遍等に、伝える事は出来ません。
我慢の仕方・・・確かに難しい問題です。
妻の方から離婚を切り出した場合は、恐らく妻の我慢の限界だったからだと思います。
しかし、別居には貴女の知らないデメリットがあるのです。
こうした事を知らないで、苦痛だからと別居を選んだ方は、別居の行く末くらいは、知っておくべきです。
不幸にして、別居が始まっている方。
まだ別居をしてないけれど、夫から別居や離婚を迫られている人。
この別居の意味を知る必要があると思いますので、是非、ご相談をお申込み下さい。
では、今日はここまで。