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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

「いけずな心」・・・訂正(汗;)

2018年4月6日

テーマ:夫婦関係修復について

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

いや~後悔、後悔。
私の書くコラムが、思いのほか、人の心に影響を与えている事に気づかされています。
それだけ真剣にコラムを読んでくださっている事にも、重ねてお礼を申し上げます。
先日、ある相談者様とお話をしていて「あの【いけずな心】のコラムは、私の事を言われている気がしました」とおっしゃるのです。
自分たちの夫婦に溝が出来た原因の一つに妻自身がいけずだった、と反省されているのです。
でも、私もこの道、四半世紀近くしてきて、多くの人に会いました。
そこそこ人の事も分かるのですが、その方は決していけずなタイプではありません。
1度や2度お会いしただけで、全てが分かると言いませんが、全体の事から考えても、妻がいけずをしたかどうかというと、そうではないと思うのです。
しかし、その人、曰く、夫に対して自分は冷たかったと思うと。
その冷たさから、他の女性に心を移したのでは、と原因を一生懸命考えてらっしゃいます。
でもね、夫という生き物は本来、浮気をし易い動物なのです。
生物学的にもそういうものです。
だからそういう事に用心しながら妻は夫を見るべきではありますが、妻に意地悪をされてかたらって、そんなに、都合よく不倫をしてくれる浮気相手が見つかるはずはないのです。
やはり、男性は、浮気願望を常に胸に秘めているという事を知っておいてほしいとは思いますが、必ずしも男性全員が浮気をするわけでもないので、そこは「やろう」という積極的な意思と、行動が伴わないと、その願望は叶わないのです。
だから、夫の浮気は、いけずな心のある妻にあったとしても、それはほんの小さな事です。
やはり、家庭や家族がありながら、不倫をするのは、並々ならぬ努力?がいるのです。
小さなけっかけにはなっても、アクションを起こすのはかなりの機動力も必要で、その原動力の元になっているのは、「やる気」です。
だから、そんなに妻は気にする事はない。
それより、本当にいけずな人は、自分がいけずであることに気づきませんから。
自分が夫を大事にしなかったと反省している妻は、優しい人です。
本物のいけずな妻は、自分のいけずな心に気づきませんから。
でも、実際に夫の浮気によって妻の心がショックで夫に対して、優しく出来なかったという事はおこります。つまり妻が冷たくしたから、夫が浮気に走ったという事ではなく、あくまでも浮気をするタイプの人だったという事が基盤にあると考えて下さい。
浮気をされ、傷ついて、その結果夫婦の関係が冷えていったと想像できますから、あまり妻は自分を責めないでほしいな~。
それより本当にいけずな人は「無意識の世界で意地悪」なのですから、そういう人は、自分の冷たい部分には気づきません。
冷たい人は、気が強いので、自分のプライドをしっかり持っています。
結婚に対しても自分なりのしっかりした信念があり、その信念を貫けない夫の行動が見えたら、それに対して、仕返し的な気持ちが生じるのです。
つまりいけずな心の根底にあるのは「仕返し」です。
こういう夫に対しての抵抗心が仕返しになるのですが、「自分のいけずな心が原因で夫の浮気が始まった」という風に自分を責めているタイプの妻は、そもそも仕返しなんて事は出来ない優しいタイプですし、それでなくても夫の浮気で傷付いているのですから、仕返しという意地悪はとてもじゃないけど、出来るはずがないのです。
だからもうあまり自分を責めないでくださいね。
それより、本当にいけずな人は、自分のいけずに気づきませんから。
あららら、又もや、何か火をつけちゃうといけないので、これくらいでやめておきます。
では、ちょっと、話の方向を変えますが、この自分の短所に気づけない妻について書いて行きます。
自分で自分の事って、中々分からないのは この私も同じです。
だから偉そうな事はいえないけれど、こういうコラムと言うのは、自分の事を反省ばかりしていると、書けないのです。
だから、ちょっとここは大目に見て下さいね。
マンツーマンでの相談は、文字通り相談者と向き合っている訳です。
相談者の顔を見ています。
最初、初めましてとご挨拶をされ、これまでの夫との日々を嘆かれます。
苦しい胸の内を吐露され、その姿は、とても傷ついておられるように見えます。
私の変な決めつけなのですが、「傷ついている人は弱い人」という勝手な思い込みをしています。
でも、相談していて、ある程度の段階になると、「ガラッと変わる瞬間」というのがあります。
それは相談者と向き合っている表情や態度は、向き合っているからこそ、私が見えるのですがこれは あくまでも私だけの感覚ですから、相談者は気づいてないと思います。
ここは、相談者に説明できるものでもないのですが、潮目が変わるような感覚があります。
それがいつかと言うと、恐らく相談者が自分の目的を遂げられないと感じた時かもしれません。
ある種、目的を持って、相談に来られ、その目的を果たす為に、色々、私から引き出そうとされるのですが、何でも物事には可能な事と、叶えられない事があります。
その叶えられない事を告げた時に、気持ちの穏やかな人は、とてもがっかりされます。
しかし、何とか目的を抱え、その目的を叶える為だけに、ここに来られた方は無理難題にも関わらず、その解決策を問われることに食い下がられます。
つまり、目的が明確だからこそ、それに協力が得られないとなると必死なのです。
それは、とても意思が強く立派だと思う反面、自分の要求が無理難題と理解する気持ちがありません。
その時にその人の被害者としての「弱者としての演出」の糸が切れ、態度に変化がみられるようになります。特に表情の変化は如実に現れます。
私も多少は心理学も学んでいるので、向き合う人の不安や動揺、怒り、失望、くやしさ・・・・・
さまざまな物が、しぐさとなって現れます。気の強い人は、「チッ」という舌打ちの音さえ聞こえてくる気がするのです。(本当に舌打ちされるのではないですよ、笑)
そのくらい、相談の進行途中で、相談者の心境の変化が潮目が変わったと感じる瞬間なのです。
でも、中には、それを悟られまいとわざとらしいほど冷静を装うので、反って分かってしまうのです。
こころの離れの距離を逆に一生懸命にこちらを向いて、真剣に私の話に耳を傾けようとする姿勢に変化させますが、それがとても演じているように分かってしまい悲しくなります。
私の力不足です。
でも、その相談者の望みを何でも叶えられるとは言えないのです。
これまで、夫の裏切りで傷ついて来たことは分かります。
相談は、その話から始まります。
でも、それらの原因になった事もお聞きしないと、もし夫の浮気を終わらせる事が成功したとしても
元の夫婦に戻るだけです。
よく、相談者から聞かれる事で「夫の浮気症は繰り返しませんか?」という質問です。
その答えは、「確かにそうです」という事です。
浮気性を治すという事は出来ません。
何でもそうですが、性分というのは、本人が改めないと変わらないのです。
病気も同じ。
どれだけ名医が付いて病気を治すのは本人なのです。本人が生活習慣を改めず、薬も飲まなければ治りません。
私がご主人の浮気に対して、妻にカウンセリングを施しても、夫の浮気は治らないのです。
でも、夫に対しては、浮気の継続が困難になるような物理的にストップをかけないと野放しにしていていいとは思わないのです。
だから、その浮気の要因の一つくらいは、妻が把握しておくべきなのです。
ここで、元の夫婦に戻るという事は、元の要因を残したままの夫婦に戻るだけなのです。
浮気問題が簡単だとは言いません。
私にとれば、浮気問題を引き起こした「夫婦の在り方」、それの相談を受けていると思っています。
だから、そこの「夫婦の在り方」の部分に話が及ぶと、相談者がとても、そこを早く通り抜けようとされる事に違和感を覚えますし、その本当の原因は相談者はとても簡単に考えている感じがします。
だからこそ、その本当の原因を解決する取り組みよりも、もっと違う事に関心があるように感じるのです。その関心は、人さまざまですから、細かくは書きませんが、相談者の目的が、どうも、告げている内容とは違うものがあると感じます。
ですが、私も通り一遍等の事を言うつもりはなく、一つの目的を遂げる為には、Aという道でダメならBという方法を探ってみてもいい。
BでダメならCでもいいと、ある程度の幅を持たせ、取り組むことが 私の本職である夫婦修復です。そこに取り組まなければ、夫婦の修復は叶わないのです。
でも、そこに話が呼ぶと、とても早く通り抜けようとするので、恐らく相談者がこちらに相談に来られた目的はもっと違う所にあるのだと感じるのです。
ここで、カウンセラーと相談者の心の乖離がくっきりすると、前に進めなくなるのです。
この段階で、相談者の態度に変化が現れます。
腕組みという防衛反応を示したり、逆に話を真剣に聞いているという風なまっすぐの目線を外さないというのは、何か本心を読まれまいとする警戒行動です。
こうした相談者とカウンセラーの距離は、問題解決の邪魔になります。
だからこれらの事を、私が感じている事を、気づいてほしくて、軽くヒントを出すのですが、相談者は自分の本音が読まれているとは知りませんし、それを隠す事に必死です。
気の強い相談者になると、真っ直ぐな目で、真剣に見つめてくれるのですが、必死すぎて、目に力が入り過ぎて、私を睨むという行動になります。もちろん、本人は見つめているつもりだと思いますが。
こうした事を、何故 私が力説するかというと、この姿勢が、夫にも伝わっている事があります。
何故なら、あなたは自分の表情は見えないからです。
あなたの表情や、目や、そわそわ感を見ているのは、目の前にいる夫なのです。
誰よりも夫こそが貴女の本音が見えているのですが、それが分かるには、鏡を前に置いて自分の表情を見たところで、鏡に自分で目線を移している段階で、貴女の夫に向ける本音は、映しだせません。
と、いう事で、せっかく相談料を払って、私に相談をされるのですから、私に本音を言ってくれないなら、相談料がもったいないでしょ。
夫にも虚勢を張って・・・・・
カウンセラーにも・・・・
これでは時間とお金の無駄になりますから、あなたの本音を話しに来てくださいね。
では、今日はここまで。

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