不倫保険?
ここ数日、若い男の子達の活躍が、素晴らしい。
特に昨日の、羽生君と宇野君の金銀メダル。会場のすべての人がスタンディングオベーションをし
彼らの演技を讃えたそうです。ラストスパートに向かっていく段には、鳥肌ものでした。
そして、同じく15歳の中学生将棋棋士・藤井聡太五段が、国民栄誉賞を受賞した羽生善治竜王との対局に勝利し、プロの大会では史上最年少となる優勝も果たし、六段に昇段した。
もしこれが私の息子だったら、と考えると感激なんてもんじゃない。恐らく椅子から立てないくらい
感激で腰が抜けたのではないでしょうか。
特に宇野選手に至っては、オリンピックと言えど、通常の試合と同じで緊張はしなかったというので、もう常人ではないですね。
ところで、以前何かのスポーツで、大きな試合などで緊張しない秘訣をいう質問に「練習を重ねる事しかない」と言われていました。
これはどんな事にでも共通して言えるようで、音楽や演劇などにも言えるようで、舞台の大きさや観客に人数に関わらず、本番の雰囲気に飲まれない為には練習の積み重ねしかないと言われます。
つまり、練習を重ねるという事は、失敗をしないことの確認だし、失敗をしないという成功体験は自信につながるので、本番もビビらないという事です。
要するに、失敗ばかりしていると段々自信を失くしていくし、逆を言えば、成功ばかりを重ねると、「失敗する」という恐怖心は薄れます。
これらの事は人間関係の事にも通じていて、私の所に来られる相談者は、とりあえず、夫婦関係がこじれ、もう夫婦としてやってられない・・・つまり離婚の危機に面している方ばかりです。
特に多いのが夫の浮気を見つけ、話し合いという、責めや詰問で、浮気問題そっちのけで
夫婦関係の維持が困難になってしまった方。
もうこれ以上、今後は一歩も失敗は出来ないのだと言われます。
だからこれ以上失敗が許されないという事は、一発、成功しか、チャレンジできないと言われます。
う~~~ん。例えば羽生結弦君も、毎日毎日、繰り返し練習し、苦手な部分は、克服する為に、何度もシュミレーションとイメージトレーニングも含め、実技の練習は嫌というほど重ねたはず。
もちろん、夫婦の問題においては、何が正しいか、どうしたらいいか?教科書のない中で、話し合いを重ねて来たということだと思いますが、果たしてその話し合いが功を奏したかというと、上手くいっていたら、恐らく 私の所に相談に来られる必要はなかったはず。
と、いうことは手さぐりで自分なりに解決の道を探されたと思っていても、それは失敗だった訳です。
だから失敗だったからこそ、今からは一発成功を決めたいと思っても、それは難しい。
いいんです、失敗しても・・・それが失敗だったと気づいたのであれば・・・・・・
でも、未だに何が失敗だったかも、自覚がないなら、これからも同じ過ちを犯しがちです。
どんなスポーツ選手だって、失敗ばかりしていたからこそ、「ここが悪かった、あそこがまずかった」と、反省をして、改める事が出来るのです。
今度こそ、失敗はしないぞ、という決意の前に何が間違っていたかは、今後繰り返さないように、感情的になっていたりしたとするなら、感情を抑え、話もしないといけませんが、これまでも何度の書いてきていますが、感情的にならない事で問題をこれ以上、悪化させないという事にはなりますが、だからと言って、今起きている夫の浮気問題を解決できるものではありません。
有る事業家の言っていた成功論が印象的でした。
「失敗は成功の元だとすると、成功するためには失敗を恐れてはいけないという事。
では、成功とは何かというと、それは沢山失敗を知っているという事」
こういう風に話されていましたが、失敗を知っているから、それを避けようという知恵も付くのだということです。
夫婦の間で、浮上した浮気の事を話し合い、自分たちでは解決へ向けて進んでいたつもりでも、気が付けば、これ以上互いの領域に踏み込むな、という話になっていたり、何なら、一見、修復に向かってはいるものの、何か消化不良のようなものがあり夫婦仲がしっくりこない人。
これは、やはり話し合い方法が間違っていたことになるかも?と考えてみて、話し合えば話し合う事こそ問題はすり替えられたり、こじれて行きます。
これは何が失敗かを知らないまま、夫婦関係の修復に取り組んだだけで、要するにこれまでは感情をぶつけて来たという事に過ぎません。
もちろん、多少感情的になっても、それで聞き入れてくれて、解決に向かう事もありますが、普通はそんなにうまくいくはずがない。
だから、これまでの事が失敗だったと気づくなら、一発逆転なんてことを思わずに夫婦の修復を気長に取り組みましょう。
その為に失敗は嫌だ、なんて当たり前の事を言っている場合じゃないです。
失敗も反省があれば、無駄にはならないのです。
うまく行くためには、何度も間違いを修正していきながら、成功へと近づけます。
それには、今の自分のしてきた事(話し合いの事)が、本当はどのように今の形を
作っているかを、分析しないといけません。
貴方が正しいと思いながら、今の状態が、思わしくないなら、
恐らく、あなたの取った方法は失敗だったというこtです。
何度も同じことを書きますが、成功するという事は 失敗が何かという事を知っていて
成功と失敗を比較できる事です。
本当は失敗なのに、「これが正しい」と進んできて、今があるなら
それは「やみくもに正しいと盲信してきた結果」です。
では今日はここまで。