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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

原因と結果・・世の中の事件から鑑みる

2017年11月27日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

昨日、九州場所の千秋楽がありまして、先日から書いてきた日馬富士の暴力事件の解明が一気に進むと思われます。
暴力事件という事で、事件性があると考えたら、これから警察の手によって誰が被害者で、誰が加害者か、正当な裁きも含め、検証されるのだと思います。
例えば交通事故を起こした場合、現場検証というのが後日行われますが、今回の検証も同じ。
警察が介入したら、公平な、現場検証・・・・その事件が起こったカラオケ屋さんで、その時同席していた人たちからの話を聞いているので後は、その検証を現場で行うという事をすれば事件内容がくっきりするのは時間の問題だと思います。
私は、世の中の色んな出来事を、見たり聞いたりするに付け、常に、「夫婦の問題」に照らし合わせて考えていますが、今回の事も色々な事を考えてしまいました。
よく、夫婦の間に急に離婚話が降ってわいて、夫から離婚を言い渡されるということが起きます。
妻にしたら、いくらなんでも急すぎて、何故?どうして?と疑問だらけの中で夫に聞きます。
そうすると、夫の答えは、「ずーっと僕は耐えて来た」という事で、今はもう結婚生活を続けるのは無理だと告げます。
妻にとれば狐につままれたような話で そんなに夫が耐えていた事なんて知らないし、そんなに我慢していたなら、「言ってくれたらいいのに・・・」と言うと「僕はずーっと言ってきた」という事を言われます。
確かに妻も人間ですから短所はあるでしょう。
人間、自分が完ぺきでない事は、みんな自覚があります。
そこで、妻のここが悪い、あそこが悪い、と過去にさかのぼって言われると、確かに思い当たる部分もあるので、反省も込め、妻の方が「お願い、改めるから、もう一度、夫婦として努力させて」と懇願します。
しかし、「君は何も変わらないから、もう無理だ」と宣言されます。
いやいやいやいや・・・・おかしいと思いません?
努力したいという人間に対して、努力は無駄で、努力は必要ないと言われるのです。
過去の過ぎた時間で起きた事で、それ逆手にとって、今現在で修正も出来ないというのです。
これまで、妻が気づいていなかったとは言え、妻の欠点を挙げて、それを教えた時には、時すでに遅し・・・・
修復も反省も受け付けないなんてありますか?
それまで夫が歯を食いしばって耐えて来たというなら、その時言ってくれないと分からないじゃない。
まして、それを告げた時には、時すでに遅しで、修復のチャンスさえないと言うのも酷い話です。
確かに妻も褒められた事ばかりじゃないでしょう。
でも、それって夫婦ですから夫だって完璧じゃないのに、妻は自分の色んな短所をそれまで気づかずに来て、知った時は修正も無理と言われる始末。
つまり、告げられても軌道修正も許されないほど、そんな悪い事した?という事です。
そしてそれで、離婚を言い渡されるほどの悪い事?と妻はいろいろ反省をしても、その反省は離婚には無力となると、離婚宣言は死の宣告と同じです。
でもね、こういう事を日ごろ仕事の中で聞くに付け、夫の離婚宣言はとかく勝手です。
では、なぜここまで勝手なのでしょうか?
それは軌道修正されたら困るからです。
つまり離婚ありき、で話が進められているのです。
それには色々な理由はあるけれど、本当は恐らく夫の浮気です。
夫は妻が反省して妻が短所を改めると言っても、改められたら困るのです。
それは、夫が離婚をしないと都合が悪いからで、妻にせいにしてでも離婚をしないといけない事情があるから、妻の改善努力すら、許さないという構図が分かれば、問題の解決方法は見えてくるかもしれません。
それなのに、妻は夫に自分の欠点を指摘されて、妻はせっせと反省の日々を送っても、本当の問題解決はそこではないのです。
離婚にならない様に努力する妻
離婚が出来るように頑張る夫。
この混ざり合わない要望どうしが、話し合いをしても折りあうはずがない。
ここで 世の中の妻に、声を大にして伝えたい。
問題が起きた原因が、問題の解決策にはなりません。
つまり交通事故を起こしてしまった原因は、スマホをみたりよそ見をした交通法規を守らなかったという事が原因かもしれません。
しかし、ここで実際事故が起きた場合、まして身体に傷を負った場合、ここで交通法規の教則本を
読み返しても、傷は回復しないのです。
つまり原因は反省はしても傷を治すものではないという事です。
ここに気づかず、事故を起こした原因ばかりに注目して自分ばかりを顧みても、本当の原因は相手方かもしれません。つまり相手も信号をよく見ておらず、事故になった場合、よくあるのは「車からおりて、怒鳴った方が勝ち」と言われるように、相手を悪者にしたら、自分が加害者になれるというもの。
これは車を運転する人はよく言われる事ですから知っていますが車を運転しない人はこういう事を知りません。
喧嘩は先手必勝と言って、先に相手を凹ました方が有利なのです。
この事が分かれば、離婚宣言された原因は妻の短所ではないと分かります。
これからは そういう風に夫の言葉を額面どうりに受け取るのではなく、少し角度を変えて考えてみたら、意外と見えてくるものはあります。
では今日はここまで。

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