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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

夫婦の向き合う姿勢

2017年6月27日

テーマ:夫婦関係修復について

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

前回のコラムでも書いたのですが、引き続き「考え癖」というのが、色んな物を見えなくさせる事を説明していきたいと思います。

でも、ちょっとその前に、今日のニュースで、内縁の女性が浮気した男性に火をつけるというニュースが流れ、
驚きました。
いくら浮気したとは言え、これはやりすぎですが、やはり興奮すると何をするか分からないという人はいますね。私の所に相談に来る人でも、ご主人とかなり口論になって、携帯電話を取り上げたり、浮気相手に電話をかけたりする方はいますが、ここまではしませんよね。

でもこんな事件が起きると「女性って恐ろしい」と言われますが、女性からすると、長い間、妻を騙して平気な夫も、恐ろしく感じるもので、こうした事件は、何度か、喧嘩をした後での事で、何も最初から、甲いう事になるというのではありません。
人が激昂するのは、相手に自分の思いが通じないと感じたときです。
ですから、表面的には激昂して怒り狂っているようですが、その心の中は「絶望的」と感じているときです。

言葉はキツク、勢いがあったとしても、内心はダウンしまくっているという事なのです。

非常に気が強くて、口も達者な妻に夫は、「とても適わない」と感じています。
その夫と喧嘩になり、脅かし口調でしか話さない妻に、とても恐怖心を夫は感じているのです。
妻にすれば妻を裏切って、浪費はするし、浮気をするし、嘘をつくわで、そんな横着な男性は、「平気なんだろうか?どんな神経してるの?」と、その大胆さに呆れているかもしれませんが、その夫が実はチキンハートで妻と顔を合わせたくないから、寝室を別にしたりもするのです。
何なら寝心地が悪いのに、リビングのソファーで寝たりします。
むしろ顔を合わせたくないというより、妻が怖いのです。
我々、女性からすると、そんなに怖いのなら、浮気なんてやめりゃいいのに、と思うでしょうけれど、それが簡単に止められないのが蜜の味です。

つまり妻からすると、浮気は、悪いことだから、止めるべき、という「べき」で考えていますが、男性の考え方は悪いことだから、刺激的だと、考えるのです。

これが現代の傾向です。
妻は善悪で考え、夫は楽しいか、楽しくないかに重点を置くので、何を言っても通じないのです。
もちろん、好きな事をしても妻を苦しめたらいけない事は、夫は100も承知です。
でも、だからと言って、妻が夫の嗜好を理解してくれているかと言えば、案外善悪を中心に考える妻は、こうう楽しい事という事に造詣がありません。
妻が中心に考える事は、「生活」であり、家事協力や、育児協力という名のコミュニケーションなのです。

妻は、家庭を守る為に、夫婦が協力すべき事は、「暮らす」為の作業です。
この作業を共同で営む事が夫婦だと考えていますが、夫というオスはちょっと違います。
家事も育児も協力しない訳ではないけれど、妻が髪の毛、振り乱して育児している姿が怖いのです。
「じゃ、育児をしているけど、誰の子なの?あなたの子供よ!プンプン」と言っても、何か妻の頑張る姿は
怖く感じている夫が居ます。

確かに、妻が頑張らないと、家庭は回っていきません。
妻の頑張りに夫も感謝しているのです。
でも、それを前面に出しすぎると「分かっているけど・・・・」と逃げたくなるのです。

そうです。
男性は卑怯です。
夫は逃げ腰です。
夫は無責任です。
夫はずるいです。
夫がしないから妻が育児を頑張っているのです。

・・・・・・そんな事って、夫もわかっているのですよ。

でもね、卑怯な人に卑怯だと言っても、それは決裂しか生みません。
決裂しても、いい覚悟で、離婚をしたいなら、夫を卑怯だ、ずるいと言っても
その夫と、別れたくないのは妻なのです。
夫はそういう事を言われたくないから逃げるのです。

ねっ、堂々巡りでしょ?
相手を糾弾しても その夫と別れたいなら、いつまでも、なじっていたらいいのです。

でもね、不思議な事に、そんな夫と、本当は仲良くしたいと思っているのは、何を隠そう妻なのです。

それなら表現方法だけでも変えましょうよ。
もちろん、最初は、怒りたくなるのは分かります。
ただ、そうして怒ったところで何も変わらないなら、同じやり方ではいけないと気づいて下さい。

何度も言います。
誰が悪いかと言うと、要らぬ遊びをする夫は善くないです。

でも、その善くない夫を上手くコントロールしなければ、口先だけの優しい浮気相手の所に行きますよ。

なぜなら浮気相手は、口が上手く、あなたの夫を癒すのです。
あなたの「善悪」より夫には「癒される事」が、上を行ってしまうのです。
夫の求める癒しとは心の事ばかりではありません。
時にはボディーランゲージとかスキンシップなのです。

それをいつもいつも、尖がった事ばかり言って、怒り口調の妻の元に、夫は怖くて近づきません。
飼い犬ではないですが、自分の家に要る妻に、いつ噛まれるか分からずに、恐れているのです。

どっちが悪いか?どっちが間違っているか?
そんな論点ばかりで、論じると、口論を苦手とする夫は
「ハイハイ、分かりました、妻の貴女が正しいですよ」と、負けを認めます。
これを開き直りといいますが、開き直りと言う事は、もう降参しているので、お手上げという事です。

お手上げという事は、もう匙を投げる事ですから、努力も放棄する事になります。

あなたは夫婦、互いに二人三脚で、努力をしていきたいと思っていても、伝え方が間違っているから
ご主人に白旗をあげさせてしまうのです。
こうして、強さだけでしか、向き合えない貴女が、内心は夫と仲のいい夫婦生活を送りたいなんて、ご主人は露とも知らないのです。

分かってない、と嘆きたくなる気持ちは分かります。
嘆いて、苦しんで訴えた結果、夫と益々気持ちが離れるという事に余計にヒステリックを起こしたくなる気持ちは分かりますが、それでは不器用すぎます。
もう少し、生きていくことに利口になって下さい。

これが生き方上手です。

では今日はここまで。

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