夫の本音を知るには
お久しぶりです。
気が付けば、半月以上、コラムをサボっていたようです。
ちょっと、手元の用事がいっぱいいっぱいで、心落ち着けてPCに向かう事が出来ませんでした。
しかし、そんな中、福岡で母子3人の殺害事件が起きたりしました。
当初、心中と報道されましたが、私は、聞くだに、すぐに家族の問題、いえ、夫婦の問題だと感じました。
そういえば、以前も警察官による、殺人事件がありました。
その時の被害者は東日本の震災にボランティアで参加していた女性で、警察官は被災地の救援で行っていて知り合ったようです。
ここで、その警察官は自分が独身と偽っていたのか?家庭があると言っていたが、その女性と結婚すると言っていたのか?詳細は忘れましたが、この時の背景も、不倫の果てにとどのつまり、殺害したという事です。
今回の母子殺しも、警察官。
本当なら、世の中の正義を守る仕事でありながら、一番やってはいけない事をする警察官に、万が一の時に私たちは誰を頼りにすればいいのか?分からなくなります。
もちろん、命を賭して、日々職務に頑張っておられる警察官ばかりだと思います。
でも、この殺害事件を見て、警察官といえど、人間なのだと改めて感じるのです。
だから この母子死亡のニュースを見て、何の根拠もないけれど、あ~父親の警察官だ、と直感しました。なぜなら、男性はとても、面倒くさがりの生き物です。
自分にとって邪魔になれば、何らかの形で、抹消するのです。
これが普通の一般人であれば、男性は不倫をして、妻の存在が邪魔になると、自分から離婚を言い出したり
別居という距離を測ろうとするかどちらかです。
不倫にも色んな「程度」と言うのがあって、妻にバレない内は、妻とも生活を守ろうとしますが、あまり妻が
口やかましく言ったり、白黒はっきりさえようとすると、口やかましい妻の方を排除しようとします。
それなのに、妻は自分が籍の入った立場だから、浮気の事実を掴んだときは、浮気相手と別れる事は当然と考えるのですが、男性の頭は「必要じゃない方を捨てる」という結論になるようです。
それがこの2回続いた警察官の殺人事件の答えです。
妻が口やかましく浮気をやめろと言って、大人しく従うのは、まだ夫婦の形が残っているという事です。
しかし妻に対して離婚要求や、夫自身が家を出るという事がある場合は、軸足は愛人の方に掛かっているという事ですから、ここでさらに、口やかましく言ったとしたら、益々ご主人と遠ざけてしまうので、これは効果的ではないという事を知らないといけないのです。
男性は面倒くさい事が嫌いだという理論に立つと、妻を面倒くさいと感じるか、愛人を面倒くさいと感じるか、
その面倒くさい方から、遠ざかるので、妻だから守られるというものではないという事です。
今回の福岡県警の警察官は、妻を消し去ったのでしょう。
それに反し、以前の震災ボランティアの女性を殺害したのは、そちらを消し去らないと都合が悪かったのでしょう。
何度も言いますが、都合の悪いほうを消し去るという考え方をすると、一般人にとれば、それが離婚や別居であり、この警察官のように、腕っ節もあり、日ごろの正義感の裏返しが殺害という極端な結果になります。
ここまで酷い事は、そうそう無いでしょうけれど、根底に流れるものは同じだと思います。
福岡の警官のいう事には夫婦仲は悪かったという事ですし、ちょっとした男前ですから、不倫でもしてたんじゃないかな、と想像してます。
もっと言えば、私は最近「不倫顔」というのが 少し分かるようになって来ました。
もちろん、これは私の独りの考えで、何か根拠を示せと言われたらこまるのですが、男性の顔をみたら、不倫をするタイプかどうか分かるのですが、特に事件などが起きると、不倫が根底にあるかどうかは、すぐに予感がしてしまいます。
それにしても、今回の殺人はそれがないと、この結果は説明がつかないのです。
日ごろの私の所に寄せられる相談事も、夫から離婚を迫られる理由に、「妻の性格に夫が愛想を尽かした」というのが割りと多いのですが、実は、それはたいてい夫の浮気が隠されているケースばかり。
妻との性格が合わなくて、離婚という結果は、釣り合わないのです。
それなのに妻が夫から離婚宣言をされ、驚いて「性格を改める」と懇願しても、もう夫の決意はゆるぎなく
「もう無理」と、とにかく離婚在りきで、少しの猶予も貰えません。
その時の夫の理由は
「オレはずっと我慢してきた」
「何度も言ったのに妻の君は絶対に変わらなかったから、これからも無理」
「もう、疲れた、オレは独りになりたい」
これは、浮気をしている男の常套句で、翻訳すると
「オレは何らか我慢してきたら、優しくしてくれた女性が出現したんだよ」という事です。
また、妻はもう変わらないから、離婚しかないというのは「変わってくれたら離婚が出来ないから困る」というのが本音なのです。
特に「独りになりたい」という「独り」という字は文字通り「独身の独」です。
まずは独身にならないと、愛人と一緒になれないからです。
もっと言えば、愛人には、自分が晴れて独身になると思わせている場合の文言です。
だから その愛人の存在までを認めていて、妻のその愛人との今後について、「これからどうするの?」と妻が質問した場合はたいてい、答えは2つです。
1、「離婚をしても、その人とは結婚しない」というのは、その相手とは結婚の約束が出来ている場合です。
つまり、好きな人はいても、結婚は目指してないから、妻との離婚も、愛人の事は関係ないとする作戦です。
こんな風に妻に言うと、妻もこれまでの自分の言葉が過ぎたから、夫は本当に妻の事が嫌いになったんだろうな、と諦めるしかなくなります。
これで、妻が自分から、離婚を受け止めるだろうという作戦です。
では、次にあるパターンは
2、「離婚をしても、この先どうするか、分からない」と答える場合は、現在相手とは、まだ、固まってないという場合です。
でも、かなり希望には満ちていて、夫は、そこに向かって浮気をしているのであって、相手の合意が得られさえしたら、1に切り替わります。
だから、2だからいいのではなく、1も2も妻には本当の事を言わないという事ですが、まだ2なら手遅れではありません。
1はかなり不倫が進行していて、浮気相手と別れさせるにも、難易度は高く、中には絶望的な場合だってあります。
だから、2の内に、早く対処が必要なのですが、妻にとっては、1も2も絶望的にはなりますよね。
私はこういう男性の「言葉」の、翻訳をしているという事です。
浮気をする男性は、本音なんて言いません。
もし本音をいう時には、もうどうでもいい時か開き直った時です。
だから、逆に本音なんかは言わせてはいけないのです。
そう相談者は本音が知りたいと言われますが、それを夫が言ったときは最後の時なのです。
だから話し合いはしてはいけないというのです。
話し合いで本音を言われた時は、最後を意味します。
嘘もまんざら捨てたものでもない。
嘘をつくという事はまだ、妻を守ろうとしているからです。
だから私からすれば、まだ嘘を付いているくらいのほうがマシだと思うのです。
嘘も言わないとなると、そこはもう、どうにでもしてくれという事ですから、貝の口をこじ開けて
白状させたら、それはもう絶望的な言葉しかありません。
また、言葉と言う点では、どういうわけか不倫をする男性は、同じ事を言うのです。
ここでも、幾度と無く書いて来ましたが、まるで、不倫の教科書があり、男性が皆、それを
読んだかと思うくらい異口同音、同じ事を言います。
そんな中、この教科書でも最近、流行の言葉があるのです。
それは「1ミリも」と言う言葉です。
妻との関係を絶ちたい時の、言葉に、「妻との関係修復は1ミリもする気がない」と言います。
新婚さんの時に、あれほど、ひっついていた夫が、1ミリという表現をする事で、拒絶を表現したいのでしょうが、酷い言葉だと思います。
今日は何が言いたかったかと言うと、私は最近不倫をしやすい顔を見分ける能力がついたと感じる事があります。だから相談に来られる方にご主人の写真を持って来てください、と言います。(怪しい~!)
何となく雰囲気とこれまでの相談事例で、不倫をし易い顔と言うのがあるように思いますが、これは人相占いなどではなく、実直な人か、遊び人の顔か、くらいの違いはあるようです。
また、次は、言葉です。
いくら言葉を装っても、「本音」が見えるようになってしまいました。(超能力や霊視ではありません)
それは、男性の嘘も見破れるというより、現状を鑑みて、その言葉の信憑性が分析できるということですから、
ある意味、ご主人の言葉を持ってきてくだされば、その整合性が分かるのです。
つまり、カウンセラーと言うより私は「翻訳家」に近いかもしれません。
夫の言葉だけに惑われてはいけないし、額面どうりに受け取っては駄目という事です。
言葉は建前。行動は本音を語ります。
では、今日はここまで。