愛情のケチ
今日は買い物に行って、今夜はさくっと料理(アテ)を作り、麦焼酎梅干入りのお湯割でぼっち飲み。
よく人に寂しくないですか?と聞かれるけれど、むしろ・・・・・・・
今が一番幸せ。
今は独り暮らしだけど何にも寂しくないんです。
母としては息子はお嫁ちゃんに任せられるところまで、頑張ったので、お役目は終りましたし、
孫ちゃんも健やかに育っているし・・・・・私は今、幸せです。
強がりではなく、何かに怯えることもない、本当に今が幸せなんです。
と、思えるのはもしかしたら、今までが辛すぎたからかもしれませんが、自分のペースだけで生きていける今は、本当に楽です。
贅沢は出来ないけれど、明日の暮らしを、心配しなくても、誰にも邪魔されない生活・・・・・これほどの幸せってあるかな?と思うくらい、これまでが辛く苦しかったから、自分でも振り返るのが嫌になるくらいです。
まずは、裕福ではなくても、雨風しのげる家があるということは、安心だという苦労をしたので、当たり前の生活がどれ程ありがたいことか、これを実感します。
私のところに寄せられる相談は、その人なりには大変だとは思いますが、ある意味、幸せだった反動で、倍ほど苦しみを背負われた感じがします。
でも私に言わせるといま現在の現状を憂いでいる人ほど、幸せな人生を送って来られた方が多いように感じます。
つまり 幸せだったからこそ、現状とのギャップを感じているなら、それは逆の見方をすれば、それだけふり幅が大きいのかもしれません。
そうなるとこれまでの、平穏な幸せを感謝するところをから始めましょう。
今の苦しさを与えた夫や夫の浮気相手を憎む前に、まずはこれまでの暮らしを感謝しましょう。
今が不幸だと思うなら、逆に言えばこれまでの幸せな日々は、ご主人が頑張ってくれたせいだったかと思うと、少しは救われませんか?
つまり逆の発想で、これまでの自分は幸せだったと気づいて下さい。
例え今、ご主人の暴走があったとしても、少なくとも貴女を守ってくれていた事実はあったのです。
今のご主人の浮気は、もしかしたら、貴女との離婚に繋がるかもしれないと感じ不安になっている事は良く分ります。
もしかしたら母子家庭になるかもしれないという不安や、今更仕事にも就けないと不安で、夫のしている事を責めるのは違います。
責めるより、まずは感謝が先です。
あなたが夫を失いたくないと思っている事を、「生活がしていけない」という表現をすると、夫側は「オレは金だけか?」と思います。
よく 私のところに電話を掛けてくださる方は、「子供も小さいから離婚はしたくないんです」と言われる妻がいます。
そんな事はどこの家庭も同じです。
自分が夫を失いたくない理由を、子供の為にということに摩り替えてはいけません。
子供を育てるには、経済的な保障がないと心配なのは、誰しも同じですが、それを離婚したくない理由にしてはいけません。
そんな風に経済の問題にしてしまうと、「じゃ、いくらあれば足りるのか?」とお金の話になってしまいます。
そうじゃないでしょ?貴女が夫と離婚をしたくないと、一番に思ってほしいのです。
ここはひとつ、今まで自分がどれだけ大切にされていたかを考えると、その尖がった怒りを納めることになります。
今の生活を失うことばかりが不安になると言う事は、ある意味、自分の事だけに神経が行っていると言う事になります。
不幸を嘆くだけでは、解決策は浮かびません。夫を責めるのではなく、夫の離婚攻撃を緩めるためには、まずは夫の尖がりを沈め、
妻も自分のこれまでの感謝することを、数えてみて下さい。
私の青春時代の歌で、バンバンというバンドのフォークソング「サチコ」があります。
♪「幸せを数えたら、片手にさえ余る~不幸せ数えたら、両手でも足りない~♪」
この歌は幸薄い女性を歌った歌です。
でもこの歌の反対で、今現在の不幸を嘆いている人は、ある意味裕福な方が多いのです。
お金の意味ばかりではなく、色々満たされてきた人だから、不幸の免疫がないということです。
裏返せば、それだけ幸せだったと言う事です。
だからこそ、幸せを失うのを恐れていると言う事ですから、まずはこれまでの幸せに気づいて下さり今を嘆くのを止めましょう。
「じゃ、どうしたらいいの?」という発想をすれば、ノウハウが生まれます。
その答えは過去はどうあれ、これからはこれからと考えるべきなのです。
「過去は過去」という考えで、辛い、悲しいという悲劇に埋没しないで下さい。
貴女にとって、離婚することが得策かはわかりません。
しかしただ嘆いたり愚痴を言っても何も変わりません。
奥様方、知ってしまったご主人の「おしおき」ばかりに、気が行くとあなた方夫婦の関係はジャッジメントでしかありません。
少しは、夫の功績にも目を向けましょう。
あなたは口では夫を咎めるつもりはないとしつつも、実際は夫に対し、無言の抗議をしています。
黙っている貴女の口からは何も言わなくても、目にも態度にもあなたの怒りは出ています。
無言実行は、昔は男性の専売特許ですが、実は妻が無言実行と言いながら怒りが出てしまっています。
これでは、ご主人は、いつ地雷を踏むことになるか、夫も恐れ恐れ生活しているのです。
夫に黙って耐えてきても、爆発した時には収拾つかないなんて、我慢をする意味がありません。
どうせキレるなら、修復の余地くらいは残しておくべきです。
耐えましたと言った所で、爆発した時点でどうしようもないなら意味ないです。
過ぎたことより、もう前を向くしかありません。
その意味で、大事な考え方は、これまでがどうであったか?
これまでのチェックをしながら駒を進める必要があったと言えます。
で、ここは裁判ではないので、どちらが正しいとか、誰が悪いとかの話ではないので、私なりのポリシーを述べますね。
あなたはジャッジメントに持ち込みたくないと考えつつ、実はレフェリーを探しています。
つまり喧嘩はしたくないと思うのに、頭の中は喧嘩モードです。
気づかないうちに喧嘩腰になっていると言う事に自覚を持てば、少しは攻撃的な態度は変化するのではないでしょうか?
ご主人はもとより、貴女のことを怖がっていて、恐る恐る生活していて、あなたは貴女で言葉には出さなくても喧嘩腰。
これを戦々恐々と言います。
これでは、貴女が望んでいる夫婦仲良くと言うのとは、ほど遠い暮らしと言えます。
では今日はこれまで。