浮気をやめさせる為のセオリー
最近は夜になるとぐっと気温が下がって、こんな季節はよく眠れます。
たぶん、睡眠時間も一年で一番長い。
とはいえ、この年齢になると、もう8時間は連続では寝られないのです。
せいぜい、6時間です。
と、言うことは18時間は起きている訳ですが、実はその時間の中で、やく15時間くらいは仕事のことを考えています。
食事をしながらも、考えて、テレビを見ても考えて、ニュースを見ても、すべて仕事に関連付けて考えてしまいます。つまり寝ても覚めても、ということです。
とりわけ、芸能ニュースは、誰もが知る分かりやすい事なので、それもかなりの仕事のヒントになります。
今日は、若干、ミーハーな芸能ネタですがこじつけながら説明していきます。
お笑い芸人、ピースの綾部さんのことで感じたことを書きたいと思います。
この度、綾部さんは俳優になる為ニューヨークに渡米するそうですね。
このことを聞き、私は夫婦の問題によく似ているな~と感じます。
相方の又吉さんの芥川賞受賞は、とてもコンビとしても誇らしいことで受賞されてから、綾部さんは又吉さんのことを「先生」と呼び、サポートする側に回ったような芸風に変えて行きました。
実際、又吉さんは元来の大人しい性格を受賞を機会に知的な仕事を増やして行き、最近はお互いの個性を活かしピンでそれぞれが仕事をしているようでした。
そんな中、今回の海外留学?の話になったのは、かねてからの夢を叶えることとなったそうです。
でもこれは村越流の解釈をすると、コンビと言うのはとても夫婦関係に似ていると思うのです。
時を同じくして、吉本芸人の野沢直子さんも、若い頃、急に番組を降板し、渡米した理由を、「逃亡という逃げだった」と告白しました。
一緒に番組に出ていた、ダウンタウンとウッチャンナンチャンと清水ミチコさんの、圧倒的な才能に、コンプレックスで押しつぶされそうになった結果の逃亡だったと言うことです。
これは、あの明るい野沢さんのイメージとは真逆で、そうだったんだ~と驚きました。
自分の仲間や相方の才能は、コンビとしても誇らしいものです。
でも、それは同時に、自分の非力をまざまざと見せ付けられる、皮肉な事にもなります。
ここでは、自分の存在感を自分で否定したくなる感情も起きてきて、逃げたくなるのは分かります。
相方や仲間の活躍は本来は刺激や励みになるものなのですが、自分に自信がないと、周りの活躍がまぶしすぎるのです。
これが何故夫婦の関係に似ているのか、と言うと、やはり不倫をした側の心境に近いものがあると思うのです。
もちろん、不倫をした方を庇うつもりはありませんし、決して褒められたことではないことは重々承知の上です。
でも、ま、ここはやってしまった事は仕方がないと言うところから、話はスタートするとします。
妻に夫の不倫がばれて、日々その事で、もめていたとします。
妻が言うことには、何も文句はない。
良いか悪いかというと、夫のしたことは悪いに決まっている。
その決まっているという圧倒的な正しさで迫って来られると、夫は逃げたくなるのです。
もちろん、悪いことをしたのだから、それくらいの反省も必要だろうと思いますが、実はこういう状態が夫婦関係を悪化させてしまうのです。
つまり、夫婦関係は浮気をされたから、悪化するのではないのです。
実際に夫婦が破綻していくのは その浮気を妻にばれ、その妻とのやり取りで、悪化が始まるケースが殆ど。
中には最初から夫婦の相性が悪く、なるべくしてなるケースもあるのですが、それは稀です。
このケースは除き、殆どが夫の不倫によって悪化するのではないというのは、先日の男性のアンケート結果を見てもわかります。
ばれなければいいというわけではありませんが、少なくとも世の男性は妻にばれない限り離婚なんて考えていません。
ばれて大騒ぎになって、そこでの妻とのやりとりで、そこから悪化します。
だから見てみぬふりをしなさいというわけではないのですが、妻はどうしても夫に対して説教をしたがります。
もちろん妻も夫の不倫に傷つき、妻も自分の至らなかった部分を反省しますが、それが、夫を責めてしまう結果と同じになってしまうのです。
妻は責めてるつもりは毛頭ないのですが、妻の「正しさ」に夫は太刀打ちできなくなるのです。
少しでも夫の不倫を学びとし、これからも夫婦としてやっていきたいと妻が言っても、それは夫にすると、
もう、逃げたくなってしまうのです。
ピースの綾部さんも又吉さんを前にして、恐らく自分の自信を失ってしまい、自分を取り戻す為に又吉さんと少し距離を置くのだと思います。
でも綾部さんはまた、力を蓄えて、日本に戻ってくると言っています。
男同士のコンビはこれだからいいのです。
しかし 夫婦はどうでしょうか?
綾部さんが又吉さんとのコンビを解消せずにアメリカに渡るということは、自信をつけたら、また又吉さんというプラットホームに帰ってくるということですが、これが夫婦だったらどうでしょうか?
そもそも、妻から離れて、どこかに行くということは、もう妻がプラットホームに思ってないということです。まして不倫という原点があると、その向こうには不倫相手が居て、そちらに行くということですから
妻の元に帰ってくるという保障はどこにもないのです。
妻が言う、家族として間違っている夫。
妻を裏切ってしまったペナルティーは、どうして償うの?
今度したら、離婚するわよ、というお仕置き的な言葉しか言わないと夫はもう何も言えないのです。
妻は白黒はっきり付けたいと思っているなら、もう夫は真っ黒なのです。
そんな中、土俵に引っ張り上げて説教すると、最初は夫も勇ましくても、段々無口になります。
もう同じ土俵では戦わないと言って土俵を降りるのです。
妻は絶対正しいのです。
たった二人しかいない夫婦が、向きあって、私は正しいという姿勢で向き合うと、夫に対して正しくないと言っているのと同じ事。
そこでの存在感を持てなくなると、夫は別の居場所を求めて、そこから退散するようになります。
これが夫のよくいう不倫の常套句「俺には居場所がない」と言うことです。
話し合いって、そんなにいいことでしょうか?
妻は改善を求めて話し合っているつもりでも、結果は夫を論破するだけになっていませんか?
今回の綾部さんの渡米は、留学のような理由を言っていますが、男性としては逃亡とは間違ってもいえないじゃないですか?
もちろん、夫婦は勝ち負けじゃないから、妻だって夫を負かそうと思っているわけではありません。
でも、その立ち位置が無意識で相手を追い詰めるということもあります。
自分では良かれと思っての発言でも、その圧倒的な正しさが返って相手に駄目だししか出来ない結果になることもあります。
よく妻の言う「夫を許せない」とか、「今度同じ事をしたら離婚よ」と言えば、夫がもう許して貰おうとも思わなくなった場合はどうしますか?
なんなら、その夫を許すとか許さないとかの上から目線の関係性に夫が嫌気さしていたら、あなたの「許さない」と言うのが、「だったら許して貰う必要もない」と開き直られたら、それは破綻への一途を辿ります。
もちろん、誰が悪いかと言えば不倫をした夫が一番悪い。
でも、妻である貴女は、そんなに偉いですか?
「正しい私」と言えば「夫は正しくない」というのと同意語です。
正しくないと言われた夫は「はいはい分かりました、僕は間違っています」と非を認めます。
でも非を認めたからと言って、妻の貴女とやり直したいと反省する保障はどこにもありません。
むしろ、間違っているから、自分を認めてくれる浮気相手のところに癒しを求めに行かれたら夫婦は破綻します。
では、何故こういうことになるのでしょうか?
はっきり言います。
妻が一番平和的交渉と思っている話し合いが、実は戦いになってしまっているということです。
では、何故夫婦関係が悪化しても話し合いがしたいのでしょうか?
それは妻が自分の話し合いの仕方を下手とは思ってないからです。
私から言わせると、世の妻の殆どは話し合いは下手です。
話し合いとは交渉なのです
この交渉を妻は、全く得意ではないのです。
人間ですから、言葉は何でも言えますが、何故話し合いが下手なのでしょう?
それは話し合いではなく、本当は妻の感情をそのまま伝えているに過ぎないからです。
つまり、感情を抑えられない、言わずに居られないということであれば、それは感情論をぶつけているだけになります。
こういうことから見えてくるのは、やはり妻は話し合いしか、方法を知らず、それがベストだと感じているということですが 実はその話し合いがどんどん夫婦関係を悪化させることになる事を知りましょう。
でも、話を元に戻しますが、綾部さんはどこかで羽根を休め、また充電して戻ってこられる事を切に願っています。
私は男性のそういう自己治癒能力を頼もしいと思っていますから、応援しています。
では、今日はここまで。