メンタルとアクション

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦相性そもそも論

いつでも同じ策ではいけない
昨日のコラムは「妻との関係が変わらなければ、夫は不倫(倫活)を繰り返す」でした。
私のコラムはお読みくださると「問題提議や分析」は書いてありますが、その解決策は何も書いていません。
(意地悪でしょう~(^ω^))

でもね、ここは仕方がないのです。
夫が浮気をして、妻が苦しんでいるという現象は、日本全国、いえヨーロッパでも、中国でも世界中、全部同じなのです。
映画でいうと「全米が泣いた!」って、あれです。
世界中の妻がないているのです。
しかし、その解決策というか、それに至った原因はその夫婦の数だけあります。
似通ってはいても、それぞれの個人の資質が形成する結果というものは 無限です。

ただ、では、その解決策というのが、世界中の夫婦の数だけあるかというと、ある程度、問題の種類別で、グループ化できます。
大きくわけて、その問題はどのグループに入り、どの解決策を適用出来るかは、夫婦のそれぞれの資質をお聞きしてからでないと、
夫婦の危機がどの段階でも、誰にでも、同じ対策は取れないと思います。

特に夫婦の組み合せというのはとても大事な要素になります。

夫と妻の組み合わせによるハーモニー
夫と浮気相手との組み合わせによるハーモニー
そして妻と浮気相手との資質の違い

これらを大きいグループ分けにし、その中でまた、今度は妻が苦手としている意識の話。
妻が自覚がない部分での問題や原因(もちろん夫も同じことが言えます)。
夫が口にしてないが、本当の本音。

こうしたことを、ご相談の中で、私は細分化していきます。
こうしたことが分かった上で、今の問題が病気に例えると、どの段階か、ステージ4かステージ5か?を分析します。
問題や原因が同じでも、夫婦の危機が、どの段階かによって、やはり成すべき事は違ってきます。

これが、誰にでも、どの段階の人にも同じ事が、書かれてある本が出版出来たら、それはもうベストセラーもんでしょう。

私の所ではお電話相談、メール相談、と色々種類は設けてありますが、これだけの判別をするためにはお目に掛かってご相談させて頂く面談に勝るものはありません。
何故なら お電話相談だと、ご自身の自覚のないことはお話になれない訳ですから、見えない物を見るには面談が一番です。
ただ、御遠方や、体調の優れない方には、電話相談やメール相談も、お受けします、という順番です。

そんな中で、お電話を掛けて来られて「夫は38歳、某企業のサラリーマンです、社内不倫をしています、どうしたらいいでしょうか?」と聞かれますが 私の心の声が・・・
「わかるか~い」と、関西の漫才風につっこんでいます。
15分の無料相談では、お答えのしようがないのです。
私は相談を受けながら、右の頭で、分析し、左の頭では「では、どうしたらいいか?」と先を考えています。
出来るだけ、その問題の背景を感じ取り、その先を考えたいのです。
だから、相談者と同じで私も「どうしたらいいか?」と常に考えながら、話をお聞きしています。
会社員と言っても鉄を扱う堅い会社と、婦人服をデパートで販売するお洒落な会社も、みんな会社員です。
でも鉄工所は男性だらけで、アパレル関係は女性社員が大多数で、その上司となると女性社員を束ねないといけません。
そこでは、男性として魅力がゼロでは、社員は着いて来ません。
つまり、会社の商材すらも、不倫の分析に役立ちますし、そこで働く1日、8時間は その人のカラーを作り上げて行きます。
38歳、会社員では何も分からない。
せめて商材は何を扱う会社か・・・と、問うと中には「色々です」という答えも返ってきます。
ここでは 色々じゃ分からないと思うのですが、よく聞くと「商社」です、とおっしゃるので総合商社なら、確かにそうだ、とわかるのです。
こんなふうにご相談になられる方は プロフィール程度の自己紹介とお考えですから、個人情報は極力最小限に留められます。
でも、私にすれば それらすべてが、その不倫の背景になりますので、会社名は必要ありませんが、どんな仕事をしているのかはその男性の行動傾向や、行動範囲を表す重要な情報なのです。
そんな風に、相談者がアウトプットした情報を、私は自分のインプットという落とし込みをしますが、中には「ただ聞いて下さい」とのお電話を受けます。

つまり誰かに気持ちを聞いてもらいたいのです。
お話された後の相談者は、「ありがとうございます、話を聞いてもらただけで、随分気持ちが楽になりました」と言われますが、聞いてしまった私はモヤモヤが残ります。
「え?話しただけで、それでいいの?」
確かに15分の無料相談では、御話をお聞きするだけで終わってしまうのですが、本当に話しただけでいいのか?
私の仕事は解決する事ですから、人にただ話を聞いてもらいたいと言うことで終わるのは 非常にもったいない。
でも、確かに一人で不安になる時は人に話を聞いてもらう事で孤独が癒されると言うことはあると思いまが、やはり、それでいいの?という気持ちが残ってしまいます。

で、最初の「解決策は何も書いてない」というところに話を戻しますが、相談者は自分のプロフィールを最小限にして、
実は胸の内を述べられる事に終始します。
これでは、「じゃ、どうしたらいいの?」には、背景が見えてこないので、ゴールの提案が出来ないというのが、冒頭の意味です。
解決策を求められるには、個人的な情報をお聞きしないと何も分かりません。
ここを分析するには、あなたの気持ちのアウトプットは少し、横に置いておいて、まずはステージを知りましょう。
あなたの気持ちはたぶん、世界中の妻たちと一緒ですから・・・・
あなたはひとりじゃない。
でも、独り相撲はいけません。

気持ちとアクション。
気持ちは分かるが、今、何をしなければいけないのか?
それを分けて考える事が出来ると、ゴールに一歩近づくのだと思います。
では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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