不倫(倫活)をしていることに罪悪感を持たない夫
夫の不倫(倫活)が発覚して離婚寸前までになり、なんとか許したものの、泣きながら謝った夫がまた不倫を繰り返した…というケースがしばしばあります。
世の中には何度も何度も不倫を繰り返す夫がいますが、なぜなのでしょうか。
肉体関係が目的の夫の欲求を妻が発散させなければ繰り返します
妻以外の女性に安らぎを求めているのではなく、ただ「セックスがしたい」だけの場合、浮気相手に必要以上に感情移入してのめり込むということもありませんが、簡単に不倫(倫活)をしてしまいます。
離婚する気はさらさらないというケースがほとんどですが、女性好きで遊び感覚の肉体関係を求めているタイプなので、悪気なく繰り返します。
ですが、妻との性生活に不満を持っている場合は、不倫(倫活)が発覚した時にその不満を解消するように妻が歩み寄らなければ、「性の不一致」という理由で離婚に至ってしまうケースも数多くあります。
妻への不満が原因の場合は、不満の原因を解消しないと変わらない
なぜ夫が不倫(倫活)したのかを考えると、根本的に妻に対しての不平不満が原因の場合が多いのです。お互いが不平不満を募らせていき、冷めた関係になっていたら夫婦喧嘩も増えていきます。そうなると別の誰かに心の隙間を埋めてもらいたくなり、不倫に走ってしまうのです。
不倫された妻にとって「私はちゃんとやっているのに、夫に不平不満を言われる心当たりがない」という人もいますが、夫が妻の何に不平不満を抱いているのがわかっていなければ、根本的な問題を解決できないので、結局は繰り返してしまうのです。
ですから、その時は不倫(倫活)に終止符を打つことができたとしても、夫の妻に対する不平不満が解消されなければ、いつか繰り返される可能性は高いのです。
繰り返させないためには、妻も修復に向けた努力が必要
夫が、自分の不倫によって家族を悲しませ、迷惑をかけたと本気で自覚して反省したとしても、完全に繰り返さないとは言い切れません。
その時に不倫(倫活)が終わっても、夫との関係が変わらずに冷え切ったままであれば、心の寂しさや隙間を埋める相手をまた求めてしまうかもしれませんし、別々の道を選ぶかもしれません。
不倫(倫活)は夫のせいだけにするのではなく、不倫された妻も修復に向けた努力が必要なのです(妻だけが悪いと言っているのでありませんので誤解のないように)。
時間はかかるかもしれませんが、離婚を選択しないのであれば、頑張って歩み寄るしかありません。特に妻が努力して変わらないと、夫は変わりたくてもなかなか変われないのです。夫婦関係の改善がみられ、少しずつ向き合って生きていくことができれば、不倫(倫活)を繰り返さない状況が生まれる可能性はあります。
歩み寄りとは
ただ、いくら歩み寄りたくても、そもそも夫の望みが、妻とは種類が異なる事もあります。
夫婦が知り合った場所がまったく職業と関係ない場合、夫の仕事の苦労を理解しようと思っても、妻には素地がありません。
特に夫の不倫(倫活)相手が職場の同僚などの場合は、チームを組んで仕事をすると、その達成感は二人の思い出になり、互いの理解者にもなります。
時間が経てば経つほど絆のようなものもできるのです。
そこで帰りが遅いとか、家庭を顧みないという妻からの訴えは、夫にすれば、自分勝手は棚上げして、妻は夫の事をわかってないという風に感じ、ますます不倫(倫活)相手に気持ちを寄せ始めます。時間が二人のつながりを強固にします。
ではどうしたらいいかと言うと、そういう時間を与えない事に越したことはありません。
「もうしばらく様子を見ては」というようなアドバイスをする人は、不倫(倫活)を“する側”の人のことを知らない人です。
“される側”にとったら、“する側”に時間を与えるということは、自分で自分の首を絞めるに等しい。しばらく様子を見てというのは、特に解決策を持たない事なかれ主義でいよということと同じと言うことです。
不倫(倫活)をする二人の連帯感は、妻にはとうてい理解できるものではありません。
でも、理解はできなくても歩み寄る事はできます。
つまり、夫を責めるのではなく、理解を示すと言うことです。
夫の仕事の内容はわからなくても、帰宅した夫には「こんな時間に帰って来て・・・」と嫌味を言うのではなく「大変な仕事だったんだね~」と労ってあげるだけでもいいのです。(腹に一物はあっても、です)
それが歩み寄りです。