妻に抱く不倫(倫活)をする夫の心
夫の不倫(倫活)に気づいたら怒りも覚えるかもしれませんが、「きっと夫は罪悪感にさいなまれているだろう」と思う妻もいるのではないでしょうか。
ですが、不倫(倫活)に対して罪悪感をもつ男性ともたない男性がいることを知っておいてほしいと思います。
不倫(倫活)がばれたときの態度
妻に対して何も良い感情をもっていなければ、不倫しても後悔しませんよね。日ごろから妻への不満を募らせていれば、「妻が悪いから」と罪悪感をあまりもたないのです。
それゆえ、罪悪感をもたない夫の場合、不倫(倫活)が妻にばれたとしても悪びれずに「おまえがいたらないから…」などと責任転嫁してくる可能性もあります。
罪悪感をもっている場合で、「妻に思いをぶちまけて、夫婦のあいだにあるいろんな問題を解決したい」と思うようなタイプであれば、自分の罪悪感に絶えきれず「不倫しました。ごめんなさい」と妻に告白して許しを請います。
妻にしても「バカねぇ」と許せば、その後はかかあ天下で一生過ごせるのではないでしょうか。しかし、こんなに単純で簡単なケースは多くありません。
罪悪感をもった夫の妻に対する気持ち
妻のことを少しでも労る気持ちがあり「好き」と思う瞬間があれば、「不倫して悪いな」と罪悪感をもつものです。
この罪悪感が続くか否かは、やはり妻との日ごろの関係性でしょう。
普段は不倫をすることに罪悪感があっても、妻と普段から折り合いが悪かった場合は、ちょっとした口論がきっかけで
罪悪感を持ちながらもバレていなければ「まあ、いいか」と割り切って、不倫を続けてしまう人が多いようです。
普段は妻以外の女性と関係をもつことで妻への罪悪感をもちながら、これから自分がどうしたいのか、ぼんやりと考えています。
この段階ではまだブレーキは効いていて、ハンドルの遊び程度で済んでいます。
ただ、夫が休みの日も仕事に出かける頻度が増えていると、妻や家族と過ごすよりも不倫(倫活)相手と過ごす方が楽しくなっているか、家に居たくないという気持ちが大きくなっている証拠です。
この段階で夫と小さくても諍いが絶えないと、夫にすれば「これだけ家庭に向けて我慢してやっているのに」という気持ちが報われないように感じ、一気に我慢のダムは崩壊します。
つまり、罪悪感の中で踏ん張ってきたものが、妻がわかってくれないと感じた瞬間に、我慢のしがいがないと考えるので、妻に合わせるということをしなくなります。
もし、年末年始やお盆に家族で帰省するのも嫌がるようになってきたら、夫の気持ちは離婚へと傾いている可能性が高いと思ってください。
我慢している夫と問い詰める妻
夫が、浮気相手と妻との間で、踏ん張って家庭に向こうとしている時に、妻がこれまでどおり夫に対して言いたい事を言っていると、夫の我慢の糸がぷつんと切れる瞬間があるのです。
もちろん、妻にすれば夫が何に対して我慢をしているか、知る由もないかもしれませんが、もし浮気の形跡があり、それに対してずーっと問い詰めてばかりいると、夫の気持ちは妻や家庭から逃げたくなります。
そういう意味では、夫の心の中は妻が思う以上にいつも揺れているという事が言えますし、不倫(倫活)が明るみになった場合は、妻が夫を責める事は逆効果です。
そういう責め立てる妻に嫌気が差し、益々夫婦仲が悪化します。その意味においては、話し合いという夫婦喧嘩は逆効果だという事を知りましょう。妻が責めることで、一気に夫の愛情が冷めることになります。
でも、我慢心のある夫だとしたら、子供たちのために家庭には居続けようとしますが、妻には段々冷たくなります。
これに不安を感じ、またもや話し合いという問い詰めを妻がした場合、夫の心は妻から完全に離れます。
そうなりながらも家庭生活を続けることを「仮面夫婦」と言います。
仮面夫婦になればなるほど、その問題解決のために、またもや話し合いをしようとしてしまいますが、噛みあわない話し合いこそ、夫婦の溝を大きくします。これを繰り返し、悪循環となるのです。
計画性のない話し合いは禁物だとお考えください。
ゴールを決めていない無計画な話し合いは、感情の高まりでどこに行ってしまうかわからなくなります。
これを感情的な喧嘩というなら、最後は、感情論にならないために第3者をいれて冷静に話し合おうという事になります。
これすなわち、離婚へ限りなく近づいていってしまうという事なのです。
家庭で見せている夫像とは、別の顔をもっていることを心得て
夫が家庭で見せる顔がすべてと思わないようにしましょう。妻には見せない顔があるのです。妻の前では優しい夫だとしても、裏では不倫(倫活)相手とも関係を続けている場合があるということです。
妻が夫の不倫に気づくと、「不倫(倫活)相手に誘惑されたから」「不倫相手が悪い」と考えがちですが、夫の方が不倫相手に「妻とはうまくいっていない」と言っているかもしれませんし、本当のところは確かめないとわからないのです。
家庭で見せている夫の顔は「ほんの一部」と心得ておきましょう。
男性の本当の顔とは、本物の愛とは。
男性の本当の気持ちと言うのは女性にはわかりません。
妻は夫婦仲がおかしくなれば「私の悪かった所は反省するから何でも言って」と言いますが、ある意味男性は本当に嫌いな部分は言いません。
もっと言えば、改善できる事とできない事がある中で、改善のしようがない部分には、夫が失望しても、どうしようもない問題もあるので、何でも言葉にできるものではないのです。
例えば、妻が猥談を嫌がる場合です。
男性はどういう訳か、お酒が入ったり、夜の9時を過ぎたら、エッチな話をしたがるようです(すいません、村越の主観です)。
でも妻がこういう夫を嫌悪したり、完全にスルーをすると、もっと反応してくれる女性に目が向きます。
もちろん、それは家庭生活を続ける事とは別問題かもしれませんが、夫は自分への理解者が家庭にいないと感じると外で羽を伸ばすようになるのです。
ある妻の相談で、たまたま夫婦で行った夫の男友達もいる居酒屋で、夫がトイレに立ったあと、その友達から「ご主人の猥談はひどい。奥様もさぞかしお困りでしょう(笑い)」と言われて、椅子から転げ落ちそうになったと言われました。
家で全くお酒を飲まないのはよしとしても、家で生真面目な夫が外で見せている姿はまったく別人だったようです。
これを使い分けていたと嘆くのは簡単です。
でも、なぜ家ではそういう面を見せられないのでしょうか?
それは後日談でわかったことですが、過去に夫と何気なく交わした会話がとてもエッチな内容で、妻である相談者が一蹴したそうです。
それがきっかけで、家庭では真面目な夫を演じていたようですが、どこかでストレスがたまるはずです。
そのせいで夫の浮気相手は、そういう意味では話のしやすい、むしろ下品な話を喜んでするタイプのようでした。
しかし夫にすれば、妻は逆立ちしてもそういうタイプになれないことはわかっているので、言えないのです。
妻が「何でも言って」といっても、話して解決する問題とそうではない事があるという事ですから、正直に話さないという事はある種、愛かもしれません。