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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

どこからが不倫でどこまでが浮気?

2016年7月2日

テーマ:倫活

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 不倫 慰謝料

結婚しているのに、他の異性と関係をもつことを浮気や不倫といいますが、どこまでが浮気で、どこまでが不倫なのでしょうか。

不倫とは、法律用語で不貞関係のことを指すのですが、不貞とは婚姻関係以外の異性と肉体関係を結ぶことです。つまり肉体関係があれば不倫といえるのですが、それぞれのケースについて考えてみましょう。

女性と食事をしたり手をつないだりしたら…

夫が女性と食事やデートをしていたとしても、友達同士がするようなことであれば、不貞行為とは認められませんので浮気ですね。法律では、食事やデートくらいでは不貞行為としては扱われないのです。

でも、私は3回という回数がキーワードだと思っています。誰だって3回個人的に会えば
親近感もわくし親密度は増しますので、その回数というのがある種の目処になります。
1回目は出来心だったとしても、2回会って、3回目は不倫…につながると考えています。最初の1回目からよほどのエッチな両者でない限り肉体関係を結ぶとは思えませんが、数回会うたびに気が緩んでそういうことに拍車が掛かります。

特にお酒を飲む人同士なら、酔った勢いで肉体関係にならないとは限らないのではないでしょうか。
ですから私は、3回は不倫(乱暴な理論かもしれませんが)と思っています。

でも、環境によって(女性が一人暮らしか、実家暮らしなど)も、簡単にはいかない事もあるので、人が親近感を決定させる3回を浮気との線引きと考えています。

また3回のデートを不倫という目処にしているという事の意味に1回だけだと、魔が差したとか、たまたまという偶然性で言い逃れされるので、3回の偶然はないでしょうという意味でも、3回以上という複数回のデートを不倫(倫活)と考えています。

不倫の決めては「時間とお金」

また3回会おうと思うと、仕事や飲み会の理由も使えなくなります。
そこで深夜帰宅するにも仕事を口実にする方が、もっともらしく聞こえます。
それがエスカレートして来たら、休日出勤などと称して、妻に嘘を重ねないと会えないのです。

でもここで 妻が夫のお給料を管理していたら本当に出勤していたら休日出勤手当が増えますよ。
それなのにその月のお給料も増額がないとしたら、残業もしていないし休日出勤もしていないという事です。

こういう風にお金の面だけで見ても、妻に嘘をつくと辻褄が合わない部分が増えます。
そういうことで 本当に不倫と浮気のボーダーラインは、「妻に嘘をつく」という事だと思います。

不倫は嘘の塊です。
妻にも嘘をつかないといけないし、ある意味不倫相手にも嘘をつかないと不倫はなし得ません。

女性とキスをしたり抱き合ったりしたら…

もし、夫が自分以外の女性とキスをしたり、抱き合ったりしていたら…「不倫したとしか考えられない」という怒りがこみ上げてくるのも当然だと思います。
しかし、キスも抱き合うことも法的には不貞行為とは定められていませんので浮気レベルです。

少し固い事を言うと不貞とは法律用語で、浮気は法律用語ではありません。
つまり、浮ついた心の中までは、法で塀を立てる事は無理なのです。
でも中にはご相談される方で、「夫の心が離れているのが辛い」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
その一方で、妻はいまさら夫とスキンシップがしたいわけではない。でも心を通わせたいと思っているのです。この男性と女性の溝について理解してほしいと思っています。

最近の夫婦は昔の年の離れた結婚とは違い友達夫婦が多く、仲良くフランクに心を通わせる事はコミュニケーションとか会話だと考える妻がいるのに比べ、男性はスキンシップを親密度のバロメーターにします。

夫婦の年齢にもよりますが、普通に働き盛りの男性は女性とスキンシップがしたいものなのです。それが仕事の糧になり、また働けるのです。

昔から「英雄、色を好む」とも言いますし、荒ぶる戦士の癒しは女性です。
また、よく「男性って子供だよね」ということを女性は言いますが、子供の扱い方の秘訣は、「褒めて伸ばす」です。
幼い子供はおだてて、褒めて育てると言いますが、男性も同じ。
しかし大人ですから、優しくされると嬉しくなり、結果キスやスキンシップに発展します。

そうです、男性は優しくされたら、そのアンサーはスキンシップになるし、愛情表現としても、ボディーランゲージを求めます。

夫の良いところを見つけて褒める

平等とか同等という風になりすぎて、ポンポン言い合う夫婦が良いと考える節があります。
妻に限らず女性って話が好きです。より、話をしたがります。

でも男性は話よりスキンシップなのです。
やはり、見え透いたお世辞でも、たまには照れずに夫を褒め讃えましょう。
言われて嬉しくないはずがない。

そういう点では、クラブやバーのママさんたちは、来店されたお客様の良いところを何かひとつ見つけるそうです。何でもいいのです。
容姿を褒められないなら、ネクタイやハンカチのセンスだけでも絞り出して褒めると言います。悪い気はしません。

妻は夫を褒めるには、尊敬の念が必要だと考えていますが、そんな難しい話ではありません。

尊敬の念というとどうしても上下の関係のように考えますが、必ずしも上下の関係での事ではなく、夫婦には尊重という方が言葉としてぴったりきます。

妻はそこまでわざとらしく、見え透いたお世辞は言えなくても、尊重してあげてほしいのです。夫の汗を汚がるより、「あ~お父さんの仕事の汗だ」と労うくらいはしてあげて欲しいと思います。
それが夫の働く意欲となり、家庭にチャリ~ンと$が落ちてくるなら、安いものです。

夫へ出来る妻の本当のご褒美は、言葉のスキンシップなのかもしれません。

とりあえず夫は仕事して疲れて帰宅すれば、話をするのもしんどいのです。
それより妻がそばにいて優しくしてあげるほうが 100の言葉より効果てきめんだと思います。
詳しくは今後のコラムでも書いていきます。

女性と肉体関係をもったら…

前述したとおり、不倫とは婚姻関係以外の異性と肉体関係を結ぶ不貞があるかどうかです。

法的な意味では不貞は法律違反、不法行為なのですが、それを証明するには証拠が必要です。なぜなら、肉体関係をもつのはたいてい室内になるので、第三者からみて肉体関係があるとわかるわけではないからです。

ですから、例えば、ホテルからふたりが出てきた写真、メールやラインなどで肉体関係があったと伺える文章のやりとり、密室にふたりで数時間いたと思われる文章などがあれば、不倫と認められるのですが、メールだけだとか、日付の分からない写真だと、過去の終わったものと言い逃れされます。

つまり、肉体関係が事実としてあったとしても、それを第三者に証明できないと不倫とは認められないのです。

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