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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

単身赴任 Vol,2

2016年3月1日

テーマ:不倫論

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今日から3月
世のサラリーマンにとれば、1年の内で企業などは社員の、移動が決まったりする時期です。
先日も単身赴任のことについて書きましたが、単身赴任や出向もこの時期に辞令が出されるようです。
そこで 単身赴任は何も会社からだけの命令ではないということがあります。
働くサラリーマンは、家族を抱えています。
同居はしないまでも、その家族には病気の親がいたり、受験期の子供がいたりで父親がその土地を留守に出来ない事情が人生には起きてくる時期というのがあります。
そんな時にいくら企業命令だとは言え、多少は各自の事情に対してお伺い位は立ててくれるものです。
そういう意味において、どうしてもこの時期だけは避けたいと言えば、「ならばクビ」とはならないものです。
もちろん、例外はあります。
でもその反対に、自主的に、転勤を願い出ることも出来ます。
会社側がお伺いを立ててくれる際、「各地に行ける事が出来るか?」とのお伺いの際に「YES」のところにチェックを入れておけばいいのです。
これがいわゆる「希望欄」というものです。
まして海外赴任などの場合は、その荷は重いので本人の希望はかなり重要です。
当然、それを受ける事は今後の出世にも影響しますし、野心のある人なら、キャリアを積む事は自分のためになりますので、あえて海外赴任や単身赴任をして、はくをつけるのもありです。

そういう意味で妻は夫の単身赴任を手放しで喜べなくても、夫本人は単身赴任や海外赴任を内心希望している部分はあるのです。
当然男性のタイプによっても、こういうこととは無縁なタイプはいます。
しかし、単身赴任を受け入れるタイプは何等かその人本人にはメリットがあるという場合は受け入れるし、
希望も出しておくのです。

これが、無理したら通勤できなくもない距離に単身赴任をする場合は、時々、浮気というメリットが隠されているいる場合があります。
例えば、企業側からは赴任の地域だけではなく、赴任期間というのも融通はききます。
1年ごとの赴任なら、「あと1年どうですか?」のお伺いにこれまた「YES」と言えば単身赴任の期間は延ばしてくれることもあるので、万一浮気が単身赴任と色濃く関わっている場合は、単身赴任が浮気の隠れ蓑になっているということが言えます。
でも、こんなふうに書くと、世の妻の方は「じゃ、どうしたらいいの?」とおっしゃると思います。
私も、この単身赴任の事を書いていて、だんだん奥様の立場が気の毒になってきました。
いじめるつもりもありませんが、ここで一度考えて欲しいという提言です。

あなたの夫の単身赴任、純粋に会社命令なのでしょうか?
時には本人が希望をしているとまでは言わなくても、もし、浮気をしているとしたら、家に帰る交通費も単身赴任の手当も出るということは浮気の後押しになっていないか?そういうことを考えて欲しいのです。

そんな中、週末に帰ってきていたご主人のローテーションが伸びてきていませんか?
なんだかんだと言って、帰宅する回数が減ってきていませんか?

本来、この質問はご主人にすべきことかもしれません。
奥様に問いかけても、問題提議にはなっても、解決はできません。
でもね、こういうことに気づかずに生活している妻がいるとしたら、
それは、いつか夫の離婚宣言という爆弾が待ち受けているかもしれないのです。
その「Xデー」は実際にあるか、ないか、分かりません。
でも、何等か、少しでも、おかしいと思うことがあれば、ここを予想位はしておく必要があります。
まして、現に女性の影を感じ、ご主人の帰宅回数が減ってきている人は、たまに帰ってきたご主人を暖かく・・・・心から本当に暖かく迎えてあげて下さい。
間違っても、夫がいない不便さを、「家庭や家族をほったらかして」という愚痴にはしないでください。
もし浮気相手がいるとしたら その相手だってあなたのご主人としょっちゅう会えてはいないはずです。
もしかしたら妻のあなたより、会う回数は少ないかもしれません。
そうなると、たまに逢えたら、顔から身体から、全身で逢えた喜びを表現します。
妻は足りない事への不満を持ちます。
浮気相手は、与えられた希少なものに感謝を表します。
別に浮気相手と勝負を張れ、とは言いませんが 男性としたら、どちらを愛おしく感じるでしょうか?

人間は足りない事を愚痴るか、今ある環境に感謝するかで、生き方が違ってきます。
もちろん、浮気をする夫が一番悪い。
でも そんな夫の変化にも気づかず不平不満ばかりを言っていたら、夫は益々家族から足が遠のきます。
私は相談者の中でも、高給取りで裕福な暮らしをしている妻ほど、ココロに鈍感だと感じることがあります。
自分が与えられることに慣れすぎている人は、どれほど人から与えられても「普通」と感じるようです。
でも、世の中にはもっと、どん底でもがき苦しんでいる人がいます。

夫の浮気を疑って相談に来られ、猜疑心の中で苦しんで、早、2年。
何とか この苦しい生活から脱出したいと言われます。
それで一歩、前進するために事実を確認しましょう、と進めるとその費用はないと、おっしゃる。
夫が一部上場の企業に勤めていても、そういう疑いを晴らすための「お金がない」とおっしゃいます。
来月、娘さんと一緒にイタリア旅行に行くためにお金を使いたくないと、言われるのです。
でも、夫の浮気を考えると不安だとおっしゃる。
別にイタリア旅行の費用を潰してまで、とは言いませんが、この妻にとっては楽しいことにしかお金は使いたくないというのが方針のようです。

こういう方の場合は、生活にも苦労はなく、思った事がそこそこ適えられているのです。
だから あと少し、満たされない部分は夫との心の交流だと言われているのです。
この気持ちはよくわかりますが、要するに ジクソーパズルはほぼ完成なのですが、
あとひとつだけ、1ピースだけ、どこかに行ってしまって見つからないので、パズルの絵が
最後の1ピースが埋められないために完成しないのです。

私など、ええ加減な性格ですから、パズルが完成するまでは、何ピースも無くしてしまいます。
それでも、失ったものは仕方がないので、無いなら無いで諦めがつきます。
完成とは言えなくても、欠けてる部分があっても、遠目にみたら、何となく、それらしく見えるものです。
何なら欠けている部分は、あるものとして想像して見れば、それらしく見えるものです。

でも、普段から、与えられている生活に慣れている人は足りないものに目が行き完成形を他力本願で求めます。
しかし、自分で物事を作り上げる人は、どう作れば完成するかを考えます。
足りないことを不服に思わず、自分の怠慢と考えます。

そんな風に考えると、イタリア旅行を気分良く行きたいのですが、夫の不審な行動を解明するためには
お金がない、という・・・・
もちろん、現実は見たくないという気持ちはわかりますが、お金を持ちすぎる人は、与えてもらう事が好きで、自主的に解明する事はできません。
でもそれが不満となっていつまでも消えません。

こういう方は、ある意味「心の貧乏」だと思います。
私のような貧乏人は、物のない中で、楽しむことを知っている「心の富み」を持ってます。
さあ、どちらの人生が幸せでしょうか?
あ、やっぱりお金持ちは羨ましいな~。
以上、貧乏人の強がりでした。
では今日はここまで。

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