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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

不倫、され側の行く末

2015年10月1日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 不倫 慰謝料

相談者には 大きく分けて2つのタイプがあります。
私の相談する前から 概ね何をしないといけないか、想像は付いている。
だから いよいよ逃げている場合じゃないと、背中を押して欲しいタイプと そうでないタイプ。
この背中を押して欲しいタイプは、ある意味、観念したというか、恐らくお尻に火が付いているのでしょう。
だから、その自分の気持ちを確認したくて相談をされる方。
この場合の相談は、私のアドバイスには素直に実行して下さいます。
実行とは 浮気を終わらせる為の第一歩と云える、「疑いを明確化」させることです。
何せ、何日も 猜疑心だけを抱えていても 問題は解決しないことを 誰よりも実感し、不毛な夫婦喧嘩だけを繰り返しても意味がないと、理解されるのです。
いえ、むしろ観念したという方が正しいかもしれません。

片や、もう一つのタイプというと 相談に来られた段階で、夫の浮気に苦しみ、お尻に火がついている事は同様ですが、まだそこからも 何か、目をつむる方向を探されている。
つまり、まだ現実的な手立てをするのが怖いと言うより、現実逃避の道を求めていると言えます。
だから 現実的な対策を述べても、心がついて行かないのでしょうね。
だから相談に来られたということは いよいよ何か手立てをしないといけない段階だが、その不安を打ち消して欲しいと思っておられるのです。
確かに、不安だからからこそ、相談に来られているのは分かりますが、不安は明確化させないと改善策も立てられませんが、それよりもっと、現実逃避を私は、勧めない主義ですし、むしろ 現実逃避はやめようよ、から始めるスタンスです。
だからこそ勇気の第一歩が出ない人を、掬い上げないといけないのかもしれませんが 人間は結局自分で決意しないと、いい結果につながりません。
人にひっぱりあげてもらわないと、行動に起こせない人の場合は、うまくいかなかった場合も その第一歩を出したことを後悔するでしょう。
つまり何をしても、他力本願だし、どんな結果が出ても、人のせいにするかもしれません。
今、何かのテレビCMで 「人生、目指す物が出来た時、やって失敗したことより、やらなかった後悔の方が大きい」というような事が流れています。
確かにやれることをやって、それでダメだったら 納得は行くと思うのです。
でも、やらないで終わった場合の結果は、いつまで経ってもやらなかったから?の結果かと、後悔するだけなから、まだいいのですが、まだいつか「やれる」と 先送りにして、希望が叶う事を ただ夢見るというゆゆしき状態になります。

物事には 「それをやる」時期というか、旬があるのです。
いつでもいいと言うわけではありません。
例えば夫の浮気発覚の時期に関しても、そうです。
何でも初期の頃は、物事が不安定です。
それは発見した側も、対策を練るということが出来ないくらい、慣れてはいないのです。
それに対し、浮気を見つかってしまった側お夫も 浮気発覚には慣れていません。
私は浮気問題では話し合ってはいけないと、説いていますが、辛さに耐え切れず、やっちゃった時、
こういう不意打ちを打つ時期の話し合いは、まだいいのです。
夫も心の準備が出来てないから、意外と本音が覗けます。
妻に大事な事は 準備。
夫を攻略するのには、不意打ち。
これに尽きます。
でも 「攻略」なんて書いてしまうから 相談者が怖気付くのかもしれません。
私もわかっているんですよ、相談者の妻が望んでいる事は 攻略なんて敵対心のあるワードではなく、「平和的交渉」を望んでられることは。

でもね、物事には 時期というものがあります。
夫が浮気にご執心の場合、果たして妻と平和に仲良くしたいかというと そうではありません。
だから 夫の浮気中に、平和的交渉を望むという心理に、「夫の心が離れるのを防ぎたい」という気持ちが生じているが、実はその気持ちこそが 浮気を終わらせる事を遅らせているのです。
分かります。
浮気をされて 夫の心が他の女性に移ったということは 耐え難い悲しみです。
そんな中、喧嘩腰で浮気を静止しても 益々夫が離れるんじゃないかと思い、もっと歩み寄ろうとする気持ち。
でも、この構図が 「俺をこれ以上疑うな」ということに屈する事になります。
あ、また「屈する」という言い方が、勇まし過ぎるか・・・・・
でもね、屈するとか、攻略とか 喧嘩とか、勇ましいとか、優しくとか、そんな事を言っている場合じゃないのです、
平和的交渉で、何とか出来るという時期ではないということを知って頂きたいから、こんな荒っぽい事を言っているのです。

話を元に戻しますが、同じ状況に陥っても、そこから覚悟を出来る人と、またもやそこから、もっと逃れる方法を捜す人。
その違いが結果に違いを生み出すのではないでしょうか。
残念だな~。
私のところに相談に来て、現実に蓋をすることを求めるなんて・・・・・
これこそが 本当に手助けをしてあげないといけない方なのかな~と思うのですが、冒頭にも書いたように、他力本願では何かあっても、人のせいにしてしまいます。
自分で選んで自分がやった努力なら、例え結果が芳しくなくても「やれることはすべてやった」と納得がいくはずです。

よく、夫婦修復を望まれる方が、「いくら努力しても、夫の心を取り戻せるか自信がないです」と言われます。
当たり前です。
世の中、絶対とか 100%とか、保証を出来るものなんてありません。
やってみないと分からない事だらけ。
しかしこれだけは言えるのは、何もやらなければ 何も生まれないということだけは言えます。
そして、多少の痛みを経験した人には それなりのご褒美はありますが、何もしなければ、何も変わりませんし、悪化もあるのです。
私のコラムを熱心に読んで下さっている方が、背中を押して欲しいと思われるのは ありがたい話。
でも、その反対で、私に、何もしない方法を求めに来るのは、何故かな?
これが最近の私のもっかの悩みです。
では、今日はここまで。

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