コラム
原理原則
2015年5月9日
物事には 物の道理があります。
物事は 原因と結果で成り立ちます。
物の道理は、ある意味方程式です。
方程式は原理原則で成り立ちます。
原理原則は「心の持ちよう」では変わりません。
方程式は考え方や、心の持ちようでは揺るぎません。
あなたの問題が、心の持ちようや、夫に接する態度などで
変わるものかどうか、それを見定めないと、いつまでも
心の中で、堂々巡りをします。
では、何故 人は心の持ちようで問題を解決したいのでしょうか?
それは、原理原則を知ってしまうと、解決策を失うかの誤解をしているからです。
例えば、夫の浮気問題を前にして、夫婦関係がうまくいかなかったという解釈をすれば
そこは、改善すれば何とかなると希望を持てるからです。
しかし、ここを方程式のような断定方式に則ると、「そもそも夫婦の相性が悪かったから」と
解釈になります。
しかし、夫が浮気相手の女性を好み、妻とは相性が合わないという原理原則を持ってくると
それを自覚するのが怖いという感覚になります。
もっと言えば、女性として浮気相手が勝り、妻が劣るという風にも見えてしまいます。
そうなると、妻の敗北感は尋常じゃありません。
だから、浮気相手に対抗出来る、「正妻」としての立場、夫婦として向き合える特権として
向き合おうとします。
ある意味、浮気相手にはない武器なのです。
でも、よく考えて欲しいのですが、原理原則はそういう事で云うものではありません。
むしろ原理原則はそれとは違います。
つまり今、起きている問題が夫婦としてダメだったから起きたかどうか、です。
ご主人が日頃から女性が好きで、エッチなタイプであれば、妻がそれを理解してうまく操縦していたら、そもそも浮気問題にまでは発展しなかったかもしれません。
でも、ある意味妻が、堅いタイプで夫の女性好きを毛嫌いし、放っておいたとしたら、女性を渇望するご主人はよそ見をするしかなくなるのです。
そうした時に、妻がいくら反省をして、より良い関係性を築きたいと思っても、元々妻の中で
夫婦のスキンシップすら軽視しているならば、そこは夫への無理解につながります。
もう少し噛み砕いて言うと、例えば夫が外では、お酒を飲み、ワイ談をして、何なら女性にボディータッチもしたいタイプなら、妻がかたすぎると、夫も家での態度と、外の姿とを使い分けないといけません。
そこで起きてくることが、夫のそういう柔らかい部分を理解する浮気相手ができると、妻がいくら夫と、正規の関係性を再構築したいと言っても、夫にはもう、妻はただのカタブツにしかなく、魅力を感じません。
では その浮気相手に対抗しようと同じように、夫のエッチな部分も認め、それを自分もなるべく実行していこうと思っても、そもそも素地のない事は、出来ません。
もともと堅い妻なのですから、その関係性の再構築は、「家族としてパパが必要」とか「家族が大事じゃないの?」という道徳を唱えても、夫が大事にしている事が違うということなのです。
硬い妻が道徳を唱えるということは、ますます夫が引いてしまいます。
これが分かると、硬い妻の再構築も硬い事しか思いついてないでしょ、という原理原則が読めるようになるのです。
では、どうしたらいいかと質問したくなるでしょうけれど、その方法は、夫の性格や仕事柄などでも千差万別ですから、ここでは詳細は云えませんが、自分たち夫婦の組み合せというのを、再確認してみて、夫のタイプ、そして妻の自分特有のタイプ。
その組み合わせが原理原則の源になります。
ではまた、後日、続きを書きますね。
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