浜ちゃんの浮気に見る別れの潮時
当方をどのようなキーワードで検索されているかを、私のところで分析できるアクセス解析というものがあります。
これは ホームページを作成する為に、相談者が今、何を求めているかを 知ることが出来る大事な情報です。
それを 私のコラムを読んで答えを見出して下さったのなら、ありがたい話。
でも、相談者が求めている答えは、かなりその方の個人的な事情を加味しないとお答えのしようがないので、実はコラムでは
個別の解決策は一切書いていません。
と、言うか、書けるはずがない。
だから 私のコラムで吸収していただきたいのは、浮気に関しての一般的な考え方です。
幅広く、多くの方に、誤解をしたまま、苦しむのではなく、自分の置かれている立場を、しっかり理解し、「これからどうなっていくのか?」を知らないといけないのです。
世の中の離婚理由で一番多いのが「性格の不一致」です。
しかし、その性格の不一致というのも表向きであったり。または夫の帰宅時間やお金使いの荒さで夫婦喧嘩が絶えず・・・・・となると、夫の言い分は「何故僕を理解しない?」ということになり、妻にすれば「何故家庭を顧みないの?」という議論がスレ違います。
この夫婦喧嘩を繰り返すと夫婦関係に疲弊します。
つまり「性格の不一致」とは 性格が一致しなかったから離婚を選んだのではなく、若い頃は合っていた考えが、長年掛かって合わせる事が出来ない事が生じたケースが多いと思います。
そんな中、今回寄せられたキーワードの中で、一番の相談者が抱く想いを代表された言葉があったので紹介します。
それは「不倫中の夫に嫌われている」・・・・・・です。
これは面談相談の中でも、相談者が一番こだわるところで、夫の浮気は終わらせたいが、そうすると今以上に夫に嫌われるのではないかという相談です。
夫婦関係が冷え切り、このままでは離婚になるかもしれないと不安を抱く方には、今以上に状態が厳しくなることに耐えきれません。まして一つ間違えば離婚になるかもしれないという場合は、怖くて一歩が出ません。
全てが恐怖心の塊になっている事はとてもよくわかります。
でも、このまま一歩が出ないままなら、夫婦がどうなっていくでしょう?
このまま、何も変わらないというなら、別にあえて怖い思いをしてまで、何かを起こす必要はありません。
現状維持なら、悪い方向に行くよりは、ずっとましです。
でも、私の所に相談にこられている段階で、今の夫婦の形ではいけないと思い、何か風穴を開けたくて相談にこられたのだと思います。
しかし、そういう段階を抱えて来られた方は意外と勇ましく、夫婦喧嘩も激しく、口達者な妻が多いのです。
そして夫の不倫を疑い、問い詰め、携帯チェックは怠らず・・・・・・・・
相談者の妻は、困り果て、心細そうに、どうしていいか分からないと対策を求めにこらえていますが、自分では、夫婦関係に悩む弱い妻と思われています。
しかし、夫にすれば、浮気を見つけられ、日々「このままじゃどうなるか、わかっているよねっ」と豪語する妻を、弱い妻とは思っていません。
つまり自分が思っている、自分像と、人が思う自分への人物像は、別なのです。
自分が人や夫からはどう見られているか?
まずはそこから 知らないといけません。
私の所に相談にこられる段階で、妻は夫に対して、やることを全部やり尽くしてこられています。
それでいい方向に進んでいたら、まず私のところの門は叩かないはずですが、壁に突き当たり、相談に来られます。
そういう意味では、妻は弱りきっているので自分で自分の事を、「弱い妻」と考えていますが、ある意味、強いのです。
強い力で壁にぶつかるから、返りも強いのです。
そこを理解しないといけませんし、少なくとも強い妻という風に夫の目には映っているはずです。
と、言うことは夫がどう見るかということを計算に入れて対策をとらないといけません。
私からしても、やるだけのことをやり尽くしたという妻が決して弱い妻とは思えません。
でも、強い方ですよ、というと大抵の妻は首を傾げられますが、そこが自分を分かっていないということになります。
夫は偉そうに逆ギレしても、内心は妻を恐れています。
妻からしたら信じられないかもしれませんが、妻が夫の浮気に全く勘付いていないケースを除き大抵の夫は妻を怖がっているのです。
浮気をする夫は、妻には見せませんが、内心はバレないか、ハラハラドキドキしています。
それがバレて、日夜妻に問い詰められるとは、もう妻の事を恐れるという感情しかありません。
そうして日夜夫婦喧嘩が絶えず、繰り広げられている場合、妻は驚異の存在であり、夫にすれば浮気の尻尾を捕まれないようにするのに必死で、いい関係を作ろうなんて、毛頭、考えていません。
むしろ、夫と妻とは対立する立ち位置にあり、おおよそ、妻が勇ましいと感じている夫は、妻には「敵わない感」を抱いています。
そこで、冒頭に書きましたキーワード「不倫中の夫に嫌われている」は、言い換えれば不倫中の夫に嫌われたくないというのが、妻の希望なのですが、夫にすれば自分に向かって来る妻が、まさか嫌われたくないと思っているなんて知らないのです。
当然、今は夫婦関係が荒れているので、実は嫌われたくないというのは、落ち着いて考えればお互いわかることですが、
とりあえず、落ち着いていないのだから、仕方がない。
妻が自分のことをどのようなタイプと捉えているか、それはそれとして夫からどのように見えているか、それを知らないといけません。
相談者である妻が、これまで強い口調で夫の行動を制限して来た妻が、まさか、夫に嫌われたくないなんて夫を問いつめる言動が一致しません。
性格の不一致とはよく言われますが、妻の人格の中でも、二つの顔を持つということになります。
ある面からみたら、こう見えて、逆の面から見たらこう見える・・・・夫からすれば、「どっちやねん」となります。
あ、すいません、これはネイティブな大阪弁です。
これは浮気をする夫を擁護しているのではありませんが、妻が夫に嘘をつかないで、と思うなら、この妻の2面性が見え隠れするのは、マイナスになります。
夫に嘘はやめて、と言いながら妻が嘘をついているように感じられるので、これでは夫は、訳が分からなくなるのです。
もう少しわかりやすい言葉で言えば夫に対して、妻が元ヤンキーばりの巻き舌で、まくし立て、「実は嫌われたくない」なんて
訳が分からないとなります。
かと、言って、浮気中の夫は、誠実に向き合って、と涙ながらに訴えても、それはウザがられる。
つまり、浮気中の夫には、話し合いはしても無駄というのが私の考えです。
では、どうしたらいいかと、矢継ぎ早に相談されますが、実は自分が知る自分と、夫から見える自分というのを、まず理解しないといけません。
その上で、自己矛盾も、人から見える矛盾も一度整理して、自分の望みを、「嘘だろう~?」と思われないようにはしておきましょう。
そうでないと「これ以上浮気したら離婚よ」と言いながら、実は離婚したくないなんて、そんな、気の強い、脅迫を込めた言葉を夫は「実は俺の事が好きで、実は離婚をつまはしたくないんだ」と湾曲しません。
相手が離婚を考えていると、夫は万一離婚になった時に、自分が損をしないように準備します。
つまり、妻にすれば「これ言おう裏切ったら離婚よ」という言葉は「お願い、これ以上私を苦しめないで、それくらい私は夫のあなたを愛しているから」・・・・なんて 戸田奈津子ばりの、翻訳です。
ここまでの通訳は、いくら私でも出来ません。
夫に真実で接して欲しいと思っている妻が一番、自分に嘘をついていませんか?
空威張りの勢いは、勇ましく見え、「俺が守ってやらなくては」とは思いません。
そんな事では、浮気相手の女性が、「お願い、愛しているから捨てないで」と涙目で、すがったらその女性に負けちゃいます。
妻ならば何を言ってもいいと思うのは甘えです。
本当の甘えは、もう少し浮気相手の女性のように、上手に活用しましょう。
では、今日はここまで。
実は、今、こうした浮気をする人たちの心を読む講座を準備しています。
Re婚塾と銘打ち、勉強会を開催します。
またその節には、告知しますね。