産後離婚

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

厚生労働省の調査で、シングルマザーの34%が子供が生まれてから2年以内の離婚であると言う産後離婚と呼ばれています。
これは私の仕事上からの観点でいうと、妻の妊娠中の夫の浮気と言うことにも無縁ではないと考えられますが、それ以上に妻は子供を出産すると、子育て一色になるという動物の本能的な女性ホルモンの変化という事が考えられます。
よく子育て中の妻に対して、夫が「僕に優しくなかった」などと言いますがこれは浮気の口実と捉えてもいいでしょう。妻が髪の毛を振り乱して育てている子供は、貴男の子供ですよと言いたいのは山々
でもそれほど、男性って自分勝手な甘えん坊であることも事実ですから、妻にとっての育児は夫も子供の一人と捉えるくらいでちょうどいいのではないでしょうか。
ところで 最近テレビのコマーシャルで気になっているのがあります。
DNA検査で将来掛かる病気も解明出来るそうです。
でも、ふと考えたら、それを知ってどうするの?ということですが、その検査ではあくまでもそういう体質を調べるに留まります。(当たり前ですが・・・)
実は、私のところに相談に来られる方も「夫の気持ちが分かりません」と言われます。
それをカウンセリングの中で、分析して行くのですが、その結果を家に持って帰って、対処するのは妻なのです。
色んな事が解明しても、結局それをどのように、夫婦関係に落とし込んで行くかは、残念ながら夫婦単位の課題になります。
先のDNA検査の事にしても、将来掛かる病気の予見は出来ても、予防は本人にしか出来ない事です。
そういう意味で、相談者に原因と結果を証明したとしても、それを避ける手立ては相談者のアクションしかないのです。
ここで、アクションとあえて書いた意味は、「思い」や「願い」や「祈り」では何も変わらないということなのです。
生活習慣病が心配される方は、悪い生活習慣を改めないといけないのです。
ここで、将来病気にならないように、と100回祈っても、現状が変わらなければ病気になる可能性は減りません。
このCMを見たときに、「将来の病気が分かります」とアナウンスの後、私は「その後、何もないんか~い!!」と漫才並みに突っ込みました。
でも、考えたら当たり前ですよね。
保健所での幼児の予防接種は、病気にかからない様に予防してくれますが、大人になれば予防告知はあっても、インフルエンザの予防接種を打つか、打たないかは、大人の判断に任されます。
面倒くさいと行かないのも一つの選択。
寝込む風邪にはなりたくないと、注射をするのも、その人次第。
要は、このまま放置すると、冬にはこういうインフルエンザが流行しましよ、という告知は日本全国になされますが、それを予防するかどうか、少々痛い思いというアクションを起こして、最悪になることを、防ぐかどうかは、皆、自己責任といえば大げさですが、自己選択なのです。
夫が何かストライキというアクションを起こした場合、それには、アクションで応えるしかないのです。
いくら、夫の事をココロの中では思っているよ、と言っても、10の言葉より、1のアクションです。
特別構ってあげられなかったら、夕飯に買ってきたお刺身を一品多くつけてもいいじゃないですか。
忙しくて、構ってやれなくてゴメンネの言葉に添えて、何か少し特別扱いをしてあげて下さい。
実は私の友人で、数年前にご主人を亡くされたのですが、この夫はある大手企業の重役で、生前は色々と美味しい物を食べに行ってたそうで、ある有名店のグラタンをとても好みました。
でも私の友人は東北育ちで、あまりシャレた料理は得意ではなく、グラタンのレシピをその有名店から教えてもらい、自宅で試作をしたそうですが、中々上手くいきません。そこで、その店からテイクアウトして、あとは容器に移し替えて、家で焼くだけで出したら、ご主人が「まるで、あの店の味」と
死ぬまで気がつかないで、美味しそうに食べたという話です。
でもね、これは夫婦共々、両方素敵だと思うのです。
友人は、夫を一生騙せた?と悦にいっているけど、ご主人は、その店を会社の接待でもよく利用していて、奥様がしょっちゅうテイクアウトしていることを知らなかったとも思えません。
妻は夫を騙せたとは言え、夫の好物を用意してあげている心使い。
下手なら下手でいいのです。手作りじゃなくても夫をどうしたら喜ばせるか、を考える時間があったと言うことです。
夫は夫で、そういう妻に「偽物でごまかしやがって」とは言わず、自分の好みの物を、調達してくれた気持ちに感謝して食べてくれていたと言うことです。
これは文字通り棺桶に持っていくまでの内緒話でしょうけれど、ご主人の方が一枚うわてでしたね。
そういう事をめぐって諍いになるくらいなら「夫の好みがわからない」とか、料理が苦手と嘆くくらいなら、それなりに代用すればいいのです。
真っ正直に考えると、手作りが一番かもしれませんが、今や、いろいろ誤魔化せるものもあるので
真面目に考え、神経をすり減らすより、ちょっと、迂回してみませんか?
あれ~~?
今日は、DNA検査で病気予防の話をするつもりが、手抜きの話になっちゃった。
ま、今日は私も手抜きになりましたかね。
では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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