夫の本音を知るには
テレビを見ていて感じた事です。
ある番組の街角レポートで、ジュエリーの取材をされていました。
そこでの店のオーナーが言われていたことと、日頃私が考えている事と合致したのでお伝えしたいと思います。
よく、女性はサプライズを喜ぶという事が言われますが、そじれは時期と段階によると思います。
例えば、突然のプロポーズなんてサプライズは、テレビでもよく見ますが、突然の誕生パーティーは
そう何回もは効果はありません。
でも、ジュエリーショップのオーナーが言う、結婚何年目などのアニバーサリーなジュエリーを奥様にプレゼントする場合、あまりサプライズはオススメしないと言うことだそうです。
なぜなら、交際中で若い頃なら、彼氏がなけなしのお小遣いをはたいて彼女の為に買ってくれた指輪などは、どんなものであっても気持ちがこもっていて嬉しいものです。
これには彼女も涙を浮かべ、喜んでくれると思います。
私などは19歳くらいの時に、元夫が本当にお金のない時にくれた指輪は、つけているしりから、サビついてくるのですが、一生懸命に歯磨き粉を着けて磨いたものです。(*緑青には歯磨き粉で磨くのがいいそうです)
要は気持ちがあれば何でも嬉しいのですが、結婚10年目などとなると、妻にとっても、夫がお小遣いを貯めて買ってくれたエタニティーリングは嬉しくっても、どうせなら好みのものがほしいと思います。
時々、妻がプレゼントを貰って嬉しそうじゃないという夫の話を聞きますが、これがまさしくそういうことです。
夫はプレゼントをしたという行為に喜んでくれるだろうと思いがちですが、妻も恥じらいよりも好みを言えるくらいの関係性になっているので、出来れば妻の好みを知ってもらいたいのです。
なぜなら、結婚10年目ともなると、それなりの貯金も出来ているので、それなりの費用も掛かります。また妻にもデザインとか、指輪のクオリティーにこだわるような年齢になっているので、どうせお金を使うなら、せっかくですから自分の好みのものにしてもらいたいのです。
それは男性には理解しがたい、細かい好みです。
3000円くらいまでのプレゼントなら、貰うという心使いに感謝はしますが、数万円を超えるものなら、「気持ちが嬉しい」というだけでは済みません。
それは男性がよく言う、妻があまり嬉しそうじゃなかったと言いますが、そうではありません。
プレゼントは嬉しいし、心使いを大切にしたいからこそ、身につけたいですし、気に入って使いたいのです。
しかし夫という男性はそんな細かい指輪のデザインなどには無頓着です。
カラットが高ければいいと言うことではありませんし、カラットと価格は比例します。
そういう意味でどうせなら高いお小遣いを費やしてくれるなら・・・・というこれも感謝の念なのです。
しかしジュエリーの好みって、本当に千差万別・・・人の好みって解らないです。
そうなると夫としても妻のジュエリーに対して、男性がわかるはずがない。
だけど、夫は何食わぬ顔をして突然、プレゼントしたということに、意味を感じるようですが、
女性はそんなサプライズ性より、どうせくれるなら、ということです。
これを男性はロマンチックじゃないと思うかもしれませんが、夫のなけなしのお小遣いも元はといえば、夫婦ふたりの生活費の一部です。
同じ費用を使うなら、活かしたいと言うことでロマンよりも「お気に入り」を欲しいという女心です。
結婚して10年も経つとロマンチックな事を全くいらないとは言っていません。
女性ですから、たまには胸キュンもしたいのですが、高額な費用を使うときには話は別です。
胸キュン、それはそれ。
そんなことを言えば男性って、女性のことを現金だな、と思うかもしれませんが、そうです。
家庭を持った妻なんて、みんな現金です。
でもここでちょっと、考えてみて欲しいのです。
男性がサプライズで妻を喜ばすには、内緒で妻の指の太さを調べないといけません。
結婚して10年も経つと、妻の指は成長?している可能性もありますからね。
それで、会社帰りにそういうお店に一人で言って、店員さんに奥様の好みも伝えて、探すのって
ちょっと気恥ずかしいはずです。一軒の店で見つからなかったら、何軒か見て周りもするでしょう。
そして、注文したリングを取りに行くと、まあまあな時間を割いてくれてのこと。
そこには感謝は覚えます。しかし、結局ちょっとのことで好みを外していたら、ましてそれがまあまあ高額ならば、残念な顔をしてしまうかもしれません。
そうなると夫も本当にがっかりします。
でも、奥様が別に顔や口に出して、言わなくても、あまり身につけないとしたら、それは大事にしている場合もありますが、若干お気に召さなかったという場合もあります。
それならば、もう一緒に買いに行ったほうが、いくらかましです。
そうなると、サプライズじゃないじゃないかと男性は思うでしょうけれど、サプライズよりも、好みのドンピシャのリングを買ってあげるほうが、いくらか喜ぶはずです。
特に女性って、サプライズ以上に話し合いが大好きです。
話し合って、妻の好みをしっかり聞いてあげるという過程が妻には嬉しいものです。
つまり夫は指輪をプレゼントしたという結果を重視しますが、むしろ妻は過程を大切にします。
夫が妻の好みをあれやこれや聞いて上げるという過程が楽しいし、一緒に腕を組んでデートがてら
指輪を買いに行くという過程を楽しめれば言うことなしです。
でも、ここで、ちょっと考えて見てください。
何故、夫が自分で買いに行くかというのはちょっとだけ、「妻を一緒に連れて行ったら、高いのをねだられたら困る」という内心はありませんか?
恐らくサプライズしたいということ以外に実はこういう心配をしていることがあるのです。
でも、大丈夫。
奥様だってそんな無茶は言いません。
夫の懐具合を知っているのは誰よりも妻ですから・・・
ま、中には「その指輪を買うお金、どこから出たの?」と夫の節約した苦労も気づかないタイプもあるでしょうけれど、そんな妻には「お酒やタバコを減らした」と言えば健康の為と喜んでくれるでしょう。
ね、妻をロマンチックなことを解らない現金という前に、夫自身も少し現金な部分がある。
どっちもどっちと気づきましょう。
だから サプライズの指輪を喜んでくれるのは結婚前のピュアな時代だけ?
結婚しても、同じ手が使えると思っているのは、ちょっと野暮です。
ちょっとパターンを変えて行かないと・・・
妻は指のサイズと共に、変わってしまっているのですか。
では今日はここまで。