不倫論

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不倫論と書くと、まるで不倫を肯定するように聞こえますが、そうではありません。
でも、相談者の妻に聞かれる事がよくあるのですが、「夫は何故 浮気を止められないのに、浮気相手の所に行かないのですか?」と、問われます。
逆に私は聞きたい。
「夫が浮気相手の所に行ってもいいの?」と。
もちろん、これは「NO!」ですよね。
では 何故こんな事を聞くのか?と言うと 夫の冷たい態度に妻は愛されているという自信を失っていて、いつか自分が棄てられるのでは?と不安を持ちつつの質問だという事です。
相談者さんが可愛そうでなりません。
自信も愛されてる感も、夫の裏切りで失くしてしまい、「何故私と一緒に居るのだろう?」という気持ちですね。
浮気相手は、そういう夫の事をどう思っているのだろう?と相談者は考えています。
家庭を持つ男性と付き合う事を 浮気相手はどう考えているのだろう?と相談者は考えています。
そこで 私はでは一度、浮気相手になったつもりで、カウンセラーであるこの村越が妻だと想定して、
もし、私、妻が浮気相手のあなたに 「私の夫とどういうつもりで浮気をしているのですか?」と
詰め寄ってきたらどうしますか?と聞くと謝ります、と言われるのです。
では 更に「責任を取って慰謝料を払って下さい」と言ったらどうしますか?と聞くと、
「謝罪して慰謝料を払います」と言うのです。
世の中、そんな素直な人ばかりだと弁護士も必要もないと思えます。
確かに 不倫をしている女性で 浮気相手の妻に対して、申し訳ないと、心で手を合わせている人もいます。
でも 不倫をする女性は、人の夫にでもちょっかい出すくらいの、やんちゃな人ですから 不倫が行けないことだという反省のある人は 最初から、不倫の道は避けますよ。
不倫をする人には それぞれいい訳があります。
★好きになった人がたまたま 家庭のある人だった
★最初はそんなつもりじゃなかったけど 気が付いたら好きになっていた
★相手男性の家庭がさつばつとしていて同情をした
★相手男性は夫婦としてすでに終わっている、または独身と聞いた
★相手の男性が仕事で大変そうで 自分が支えてあげたいと思った
・・・・・などなど、etc
これらは不倫をする側からの理由です。
これが 口実の場合もあるし、男性にそういう風に言い寄られている場合もあります。
しかし、妻にすれば 浮気相手にすら詰め寄って、謝って貰いたいと考えています。
それは何故か?と言うと 相談者の妻が言うには「悪い事をしていたとしたら、私なら謝るから」というのが理由です。
この私ならというのがミソで 私と浮気相手とは別人だという事を知らないのです。
もし 私という相談者と 浮気相手が同じならご主人は 浮気する必要はないわけです。
世の中では 許されない不倫の相手もしてくれる、ある種常識はずれな女性だから 浮気をしても楽しいのです。
また、悪い事をしている浮気相手とは同志な訳ですから、共に校則違反をしているような仲間意識が生まれます。
そこに、世の中のルールを違反を唱える妻は、生活指導の先生のようなものですから、正論をぶつけても、反抗心が生まれるだけです。
では、その違いは何か?と考えると、不倫を実行している人と、不倫を非常識とする人との溝がそこに在ります。
何度も言いますが だから妻がダメと言っているのではないので、くれぐれも誤解のないように。
あくまでも 物事が織りなす構成を分析しているだけですから。
では話を原点に戻しましょう。
そもそも 夫は何故浮気をするのでしょう?
それは、ずばりセックス好きだからです。
逆に言えばセックスを伴わない浮気があるとしたら それは不倫ではありません。
お手手つないで、公園でお話だけをする高校生のデートのような物です。
これは言うなれば、お話しだけで充分楽しいという事でしたら逆に、ヤバい。
余程、妻との生活がつまらないのでしょうから、これは別の意味で根深い問題です。
しかし 男性が不倫に走る時にセックスを最終目的としているという事はいえます。
でもそれを言うと「うちの夫は草食ですから」という人がいます。
家庭ではエッチなDVDなどは一切見ずに、エッチな会話もしません、という妻がいます。
でもよくよく聞くと、交際中は充分、エッチだったし、新婚時代はそれなりにスキンシップはあったと言うのです。これがパッタリ途絶えたという事で 夫を草食系と思っているのは、危険です。
何かしら、セックスやエッチな事を妻が忌み嫌う傾向があり、妻に受け止めて貰えず、段々妻から遠のいた結果を、妻が「草食系」と感じているだけです。
そうして夫は、外の女性でそういう遊びを始めると、よけいに家庭内ではご無沙汰になります。
これを「うちの夫は淡泊だから」とか、「加齢のせい」と思っていると大間違い。
何も、男性を犯罪者扱いするわけではありませんし、悪癖のせいとは言いませんが 定年まじかの男性でも、若い女性にストーカーしたり、スカートの中を覗いて仕事を首になるじゃないですか。
これは非常識な例ですが 男性の中身はそういう物へのこだわりがあるという事をしらないといけません。
普段セックスのない夫婦で夫のカバンの中にバイアグラを見つけ、夫は普段、妻には手も触れないのに
そっちの方面は弱っているのに何故そんな薬を使ってまで、余所の人としないといけないのか解らない、と言われます。
これは、もう逆から考えてみて欲しい。
心臓に負担を掛ける、昔は1錠5千円もしたそのような薬を使ってでもしたいのです。
妻とよりも、余所でそういう事をする時には男性らしくあれと薬を飲んででも、いたしたいのです。
何故、そんなにまで、そんな事をするの?と疑問を持つくらいなら 何故そこまでして、いたしたいのかと考えてみるべきかもしれません。
そこには妻が知らない夫の姿があります。
男性は浮気も不倫も犯罪も・・・・あ、ちょっとひとまとめにし過ぎました、すいません。
とにかく 浮気をする時は 最終目的にセックス抜きでは考えられません。
出会い系サイトも、メールやゲームやお話だけでは 物足りないのです。
だから 最終的には出会い系サイトも「地域限定」というコミュニティーになるのは、会えない地域では意味ないからです。
そこには 妻が受け止めにくい現実、夫の浮気心と言う物を無視できません。
男性が浮気をする時には、やんちゃな遊びやゲーム性という事もありますが、やはり一番大きく作用しているのが、性欲です。
そういう物の為に 男性という生き物は 善悪を見失うのです。
でも そういう善悪に蓋をしてでも、危険を冒してでも悪さをしたくなるのが性欲のいたずらです。
しかし、そういう浮気の事実を掴んだ場合、浮気相手に対しても「そんな事しちゃダメでよモード」で行くと、トンチンカンな話になります。
まして夫に対しても「家族がどれだけパパを必要としているか」などの論点で行くと、馬の耳に念仏。
野生のライオンに道徳の本を読んで聞かせているような物。
生理的な衝動に、道徳的な説教をしたって、意味がないです。
すれ違っている点を気付かないと、論点が噛み合いません。
そういえば 私も学生の頃 学校で先生が男子学生が読んでいるエッチな本を取り上げ、こんな本を見ている暇があれば、もっと勉強しろと、言っていました。
今から思えば、無茶苦茶な話ですね。
今日の課題は 不倫をする人は 妻が考えているような論点で考えていないという事です。
もっと言えば、何も考えてない、という人が多い事も事実です。
しかし それ以上に不倫をしたことがない人は それをする人の気持ちなんて解らなくて当然というか、
無理に分かろうとすれば、変な道徳観で考えるしかなくなるという事に陥ります。
こういう傾向を解っておけば 妻が不倫相手に直談判をしたいと等は思わない事です。
感覚で動く人と、道徳という概念では、解り合えるはずもないですし、逆に馬鹿にしてくる事もあります。
それでも、何か言ってやらねば気が済まないという事は 感情論でしかありません。
一言、言ってやりたいと乗り込んでも、感情で生きている浮気相手の方が強いに決まってますから、
そこはやり込められるか、行き当たりバッタリの抗議を舐められる事になります。
居ても立っても居られない、というのは玉砕する可能性があります。
それどころか 夫婦としてのチームワークの無さを相手に見せつける事にもなりかねませんから、
相手とご主人がタックルを組んでしまうきっかけを与えてしまいます。
浮気相手の所に証拠を掴んで 乗り込みたい・・・・・これほど失敗する事はないと知って下さい。
今日はこれまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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