違和感という直感
ちょっと前の吉報になりますが 高円宮家の次女、典子さま(25)と出雲大社の神職、千家国麿(せんげ・くにまろ)さん(40)の婚約が発表されました。
我々一般人の感覚からすれば、そして厳しい審査も合格し、認証された後、かなりの工程を経て、結婚発表に行きついたと考えていましたが 肝心の当人同士のプロポーズが無いというのは 驚きました。
もちろん、実際には 当人同士のプロポーズ以上の両家への宮内庁からの打診がある段階で それは結婚への運びとして認識されていった事ではあると思いますから 当人たちも結婚を意識していったと思います。だからプロ―ポーズが無かったと言うより暗黙の了承であっても、けじめの言葉を欲しがった 典子様からの乙女心なのでしょうね。
この事からふと、思う事があります。
結婚って、どの瞬間で決まるのかというと 必ずしもプロポーズではなく、本当はもっと前である事は 結婚をした人なら どなたもご存じのはずです。
カップルが付き合っている時には 女性はおませさんですから、多分男性よりは一歩先に結婚を意識しているはずです。
ここがちょっと男性とは違う感覚かもしれませんが特にセックスの関係が始まれば 女性は男性の事を一層愛してしまう物なのです。
セックスをすると、子供が出来るという事を意識するので セックスは家庭と言う物と連動してしまう女性脳があるのです。
もちろんキャリアガールであったり、中には子供を持つという事を望まない女性もいますので、あくまでも多数派の事を言ってるのですが、一般的には 女性の愛は男性とセックスしたら一層深まると言えます。 これは別に肉体に引っ張られるとか、思考力がなくなるとかの意味では無いですが どうしても女性は、セックス=愛 という方程式があるようです。
当然、男性がそうじゃないとは言いません。
でも男性って独身の時からセックスは自分だけで抱えている問題ですし、処理もしてきたものですから
セックスの相手は必ずしも愛ある相手では無く、時には愛よりも性欲の方が上回った経験があるはずです。
でも、そのセックスを気心の知れた女性に受け止めて貰えると素敵な事ですし何よりも「助かります!」
(すいません、男性目線で・・・By村越)
その線上に子供を授かるという事が想像できますし 男性も父性本能の強い人は 結婚当初から子供を授かることを口にすると、特にそれを聞いた女性は 結婚を意識します。
そうなると 彼とセックスをするという事になると、意外と早い段階で 結婚という文字が頭に浮かんでいるようです。
もちろん、色んな付き合いがありますから セックスのある関係でも そこまで好きなじゃない男性との惰性のセックスである場合もありますが、たいていの女性は 何故かセックスの関係が始まるとグンと相手を深く愛してしまうようです。
私はこの相談業の中で、とても酷い夫の事を聞きます。
妻は普通の文学少女がそのまま大きくなった感じの好感のもてる女性で、その反面ご主人はと言うと、ちょっとヤンキーがかった感じの人です。
どうして この人たちが結びついたのか 不思議な感じがする組み合わせですし、本来なら知り合った当人同士も違和感を感じる組み合わせだと思うのですが 結婚に至っている訳です。
私は 内心、「この男性のどこ好きになったのか」と考えているのですが 男性って付き合い始める時にはたいてい優しい事を言いますし実際優しくされているのですが、本当の所、こういう一見,合わなさそうなカップルが結婚に至っている時には セックスの関係が始まり、女性の気持ちが セックス=愛=家庭 という構造を感じてしまい結婚に至るという事になります。
当然男性だって、嫌じゃないから 結婚に至る訳ですが 本当に男性の方が積極的に結婚を推し進めたかどうかと言うと そうではない時があります。
でも付き合いが長くなっていたり、年齢がそこそこになっていたりすると 周りが二人を周知しだす事もあり、
何となく結婚へレールが引かれてしまいます。長すぎた春
女性は結婚したくなっている時に 男性のボルテージが それほどではなくても 親も反対がなく、それなりの答えを出さないと 収まりがつかないという事で結婚に至る場合も多いのです。
時には、女性の方が年上で、仕事もバリバリして、独身時代も長くなっている場合は、後、足りない物が結婚という事になります。
そうなると 女性の方が積極的に結婚へのレールを引くという事にもなりがちですから そういう場合は、男性が特に抗う理由がなければ 結婚に至ります。
付き合ってもいるし、特に別れる理由もないけれど、何が何でも結婚したいと思っている訳でもないと言う結婚があります。その時に、断る理由もないからと男性はそのレールに乗っかりますが 何となく希望に溢れて結婚をしていない訳です。
そうなると 結婚当初から浮気が始まったり または結婚前から迷いが生じて、現実逃避から 他の女性へ目を移しますが 行きがかり上、結婚は避けられないという事になり結婚はします。
そういう結婚生活をスタートさせた夫婦の場合、交際中は仲良かったのに 結婚した途端にセックスレスになるという事があります。
もちろん浮気は よくない事ですが この場合、どっちが悪いとかではなく、何か、結婚をお互いが 同じボルテージで望んでいたかという事になります。
でも 男性も煮え切らない?(失敬)日ともいますし 女性にリードしてもらう方が楽というカップルもいます。
中には そういうかかあ殿下の方が上手く行っている夫婦もいます。
しかし、こういう夫婦の場合は 付き合いの最初から、女性のリードを受け入れているような関係性で始まっています。
でも最初の交際のスタートが 男性からのグイグイアタックであったり、中にはとても素敵にアプローチしてくるような男性であれば それは不器用とは言えず 恋愛の強者です。
こういう男性との結婚を女性がリードし結婚に至ったら、男性は結婚したら、また才能を発揮しだします。
ちょっと浮気症の男性と結婚したりすると、こういう苦労が始まるのですが、女性がリードして結婚した場合、妻の
軌道修正が始まるのです。
軌道修正って何かと言うと、「結婚とは・・・・」という 旧式スタイルに戻ろうと言うか 妻は夫を信じて、逆らわずという事になり、夫に従順になろうとします。
多少の不安や疑問を感じても、それに蓋をして 夫を信じて生活するという事で 結婚を維持しようといます。
仕事も出来て 会社でもそれなりの地位も築いた妻は 思考力もあり、知的な女性でリーダーシップ力もあります。 そしてご主人と交際が始まり、付き合いが深くなると、結婚を女性側のリードで 結婚をしても 結婚した途端、
何故か立場が逆転します。また妻もそれを良しとします。
だから夫の浮気が始まっても、または結婚前からおかしいと思っていても もうそこは見ないようにしようとするようです。
そこで 夫を信じてついて行きます、という古き良き時代のマニュアルに沿いたくなりますが、結婚を平和に過ごしたいと言うより旧スタイルが無難であるという祈りをしたくなっただけではないかと思うのです。
これまで 仕事をされていたら 業績が上がらなかったら 分析をし、改善策を立てると思うのですが そこには
現代的な最善で 最新の対策を練ると思うのですが これは人間関係も同じです。
昔、言いつくされたような道徳感を押し当てて考えても 現代には通用しません。
いつも フレッシュに現代的な考え方をしなければなりませんが 何故か、こと夫婦の事になると 人は古典的な考え方に戻るようです。
確かに 人を信じるという事は 大事な事ですが それは性善説の上に立つものです。
何でもかんでも 性善説で考えていると 事故も防止できません。
いい人か、悪い人か そんな事は関係なく 交通事故は起きますし、出会いがしらに相手から車を宛てられる事もあるのですから 夫を信じているだけでは 事故は防止できません。
今日は、宮家のご結婚の話から 何か変な風に飛び火しましたが、何が言いたかったかと言うとプロポーズの無かった結婚は、成り行き結婚、年上の女房結婚、女性の方が望んだ結婚が多いので その場合問題が起きるケースがあるという事です。
これらの結婚に起きがちなセックスレスと言う問題は この結婚の形にリンクするので それは何故かなと
私なりに考えてみました。
その結果、あまりお似合いでもないのに 何故か女性がその男性をとても強く愛し始める瞬間がある事が共通点だと気づきました。
いつ 女性の愛情って深くなるのか。
それはやはり男女が深い仲になった時ですが それはカップルには当たり前の事と思うかもしれませんが、相手を想うボルテージの種類が違うのです。その足並みが揃わないと色んな事が起きてくるのです。
つまり 女性の愛情と言うのは 何故かしら肉体関係を結ぶと言う所から深くなりますが 男性の愛情って、身体の関係を結んでから始まる妻と違い、その逆の道をたどる傾向にあります。
(浮気の場合はちょっと 違うという事もあるのですが それはまた別の機会に説明します。)
そこを気付かないままに 結婚すると 無理クリに自分たちで 問題に蓋をしようとしたり、精神論だけで乗り切ろうとしたりします。
これは根本が解っている場合はともかく、もし解っていない場合は 余計に問題をこじれさせます。
こういう事を夫婦の価値観と言うのかもしれませんが 価値観、価値観と言いながら 本当はどこが違っているか分析出来ずに、どこが違っているかは検証出来ないという事なのです。
こういう事に着目する視点が重要です。
では、今日はここまで。