今すべきことは何か
これをお読み頂いている方は 大多数女性です。
しかもご主人が浮気中という悩みをお持ちの妻の立場の方が多いので 今日は夫婦の辞典と書きましたが 夫の心理の解説をお考えください。
ただ、一つだけ申し上げておきたいのは 夫側の心理を解説しておりますが 別に浮気をする男性を擁護しようという事ではないのです。
夫の本音が分からないという妻が多いのと、妻が考える夫の本音と、妻の考えが、あまりにもかけ離れているのでそこのすれ違いについてご理解してもらおうと今日は書いております。
ではまたまた、今日も相談者から寄せられるキーワードをヒントに話していきます。
その1、「浮気をした夫は何故謝らないのか?」
その答えは簡単です。悪いと思っていないからです。
では何故 夫は謝らないかという質問が起きるかという事ですが それは妻が夫に謝って欲しいと思っているからです。
もっと言えば 浮気が発覚したら謝る物という決めつけがあり、尚且つ、白状したら 浮気は止める物という決めつけがあります。
これは 妻が何故そういう決めつけをするのかというより、白状したら浮気は続けられないだろうと、物理的に止めるしかないという思い込みがあります。
ここで「ある考え」が省かれている事を知らないのです。
では、「ある考え」とは?
それは 白状したくらいで 浮気は止められない、という事です。
浮気がばれたからと言って すぐに「悪い事をした」などと反省はしないのです。
人間は悪い事をしたと思うから反省をするのです。
しかし ここで 悪い事をしたと思わなければ 反省もないし、謝りもしないという事です。
ではいつ反省をするのか?
ここを 私が書く前に ちょっとお考え頂きたいのです、いえ思い出してほしいのです。
子供の頃 悪い事をしたとしましょう。
そうですね、幼児期の事では無く 思春期、中学、高校くらいの話だとします。
友人と遊び呆けて門限が守れず、家では親が角を出して待っているとします。
当然、帰るなりお目玉でお説教。
それを言われたからと言ってすぐに反省し、親に謝ったか、その気持ちを思い出して下さい。
本当にそんな時に 心から反省をした人がいるとしたら それは本当に素直な人です。
たいていの人間は 自分のしたことは決して褒められる事では無い事と知っています。
しかし その遊びは楽しかったから、時間も忘れて遊んだのです。
出来れば また親にばれなければ 遊びたいのです。逆を言えは、親にばれないように、上手くできないかな?とさえ考えていたと思いませんか。
でも本当に反省するのは 自分が大人になってから、何なら自分が親になってから。
あ~親に心配を掛けてたな、とか 親には苦労かけたな、と解るのはもっと時間が経ってからです。
人間の反省と言う物は そんなにすぐに生まれないのです。
むしろ 浮気がばれたからと言って すぐに謝るというような人は 私は信じられません。
では2番目のキーワードです。
2、浮気後の夫が信じられません。
これは 1の回答からようく読み取って下されば、理解出来ると思いますが 浮気がばれたからと言ってすぐに反省はしないという点から考えると 浮気後すぐに夫を信用しろと言う方が無茶なのです。
だから 信じられないという事は当然だという事です
では何故 信じられないと苦しむのでしょうか?
その答えはやはりシンプルです。
信じたいのです。妻は信じる事で前に進みたいのです。
要するに裏切られた事を 信じるという事で許したいのです。
でも ここが真髄なのですがご主人が本当に妻に信じて欲しいと心から願っているか、どうかなのです。
本当に反省をしていなければ 妻には信じて欲しいという心理ではなく どうすれば ここを繰り抜けられるかという気持ちになるはずです。
と、なると 浮気発覚、=反省 反省=浮気を終える
この方程式が まったく通用しなくなるという事なのです。
早く謝って欲しい。早く修復したい。早く・・・・早く・・・・
こう望んでいるのは誰ですか?という事です。
謝って欲しい、この戦争を終わらせたいから 早く許す・・・・・
お願い許すから、謝って・・・・・
これが妻の本音です。
つまり 夫の本音を知る前に 自分の本音に気づいていないのです。
信じる事を急ぐから 信じられないと焦るのです。
そんなに急ぐ事は間違っています。
人を信じる事なんて時間が掛るものです。
もっと言えば人を許すなんて そんな簡単に出来る物ではありません。
私なんて息子が悪さをして、何度も何度も騙されて、その繰り返しの挙句、息子も疲れたのでしょうね。
そしてお互い疲れ果てて、やっと許してやろうか、と思ったくらいですから 親に見つかったくらいで
反省をすることなんて簡単にしないし 私も観念したぐらいに仕方がなく 許してやるか、くらいになった結果、人を見守れる余裕が出来るのです。
人を許すなんて、自分に余裕が出来ないと中々難しいものですから。
以上、今日は 反省を求めるメカニズムと解説しました。
では、また。